中島みゆき『糸』映画化8/21公開―富良野美瑛など北海道各地で撮影

2020年8月21日、北海道各地で撮影(ロケ)が行われた映画『糸』が、全国東宝系にて全国ロードショーとなりました。映画には、美瑛町や上富良野町、函館空港(函館市)や津軽海峡フェリー函館ターミナルなどが登場します。(画像は全て(C)2020映画『糸』製作委員会)

中島みゆき『糸』を映画化

映画『糸』は、歌手 中島みゆきさんの名曲『糸』をモチーフにした恋愛映画です。この曲は、中島みゆきさんが知人の結婚を祝うために作った一曲で、1998年にリリースしました。糸を人に見立てて、男女の出逢いの奇跡と絆の大切さを歌っています。同曲のリリースから20年以上経過した2020年8月21日、愛と絆の感動映画として全国で公開されることになります。


(C)2020映画『糸』製作委員会


(C)2020映画『糸』製作委員会

ストーリーは、2001年、北海道からスタートします。平成元年生まれの高橋漣(上富良野町育ち)(=菅田将暉)と園田葵(美瑛町育ち)(=小松菜奈)は13歳で出会い初恋をします。葵は母親に連れられて北海道を去ることになり、二人は遠く引き離されることになります。

それから8年後(21歳)。地元のチーズ工房で働く漣と、世界中を飛び回って自分を試したい葵は、別の人生を歩み始めていました。さらに10年後、平成最後の2019年(31歳)。運命はもう一度だけ、二人をめぐり逢わせようとしていました。出会い、別れ、再会まで18年間を描く壮大な愛の物語です。


(C)2020映画『糸』製作委員会


(C)2020映画『糸』製作委員会


(C)2020映画『糸』製作委員会


(C)2020映画『糸』製作委員会


(C)2020映画『糸』製作委員会

予告編

富良野地区、函館、札幌などでロケ

主人公の二人が出会った場所が上川管内美瑛町ということもあり、富良野・美瑛地区で撮影が行われました。パッチワークの丘など北海道らしい丘の織りなす風景が映し出されます。南隣の上富良野町は漣の育った場所。

▼ラベンダー畑や丘の風景など、美瑛や富良野の絶景が映し出される

日の出公園や深山峠ラベンダー園、上富良野町役場も登場します。町役場は大人になってから二人が再会するシーンで登場し、役場1階ロビーには記念撮影スポットが設置されます。印象的な空撮のラベンダー畑は、深山峠ラベンダーオーナー園の風景、花火大会のシーンは日の出公園のラベンダー園です。

富良野でラベンダーを見るには、いつ、どこに行けばいいの?

南富良野町かなやま湖畔では、13歳当時の二人が会話するシーン、引き離される冬のシーンなどが撮影されました。

▼旭川市のSanki東光店がロケ地になった (C)2020映画『糸』製作委員会

旭川市のSanki東光店は、漣と妻の桐野香(榮倉奈々)が3人で抱き合うシーンが登場します。その香が出産するシーンは、深川市の深川市立病院で撮影が行われました。空知管内では他に、美唄市郊外の住宅地でも撮影が行われています。

21歳になった漣が働くチーズ工房は、十勝管内幕別町のチーズ工房NEEDSが選ばれました。十勝では他に、帯広市のBAR909でカラオケのシーンが撮影されています。少年時代の冬のシーンは札幌市の大通公園やすすきので撮影されました。

▼函館空港もしもしコーナー5番 (C)2020映画『糸』製作委員会

函館市もメインロケ地の一つです。函館空港では、ガラス越しに搭乗客と見送り客が電話を使って会話するシーンが描かれています。この「もしもしコーナー」は5番が実際に撮影で使用されており、「ロケはこの柱で行われました」と、ロケ地の案内が掲げられています。

▼津軽海峡フェリー函館ターミナルは感動シーンのロケ地に

函館を代表する観光地である八幡坂、十字街、元町公園は、車での移動風景で登場。津軽海峡フェリー函館ターミナルは、葵を追いかける漣のシーンが撮影され、予告編でも登場しています。この時撮影に使われた船舶は、高速フェリー「ナッチャンWorld」で、船を貸し切った上で大勢のエキストラが参加して撮影が行われました。

映画『糸』で、北海道各地の風景をスクリーンでお楽しみください。

函館山山麓の19坂を全制覇!上からと下からの景観をご紹介します

北海道内の主なロケ地

(上川管内)旭川市、美瑛町、上富良野町、中富良野町、南富良野町
(十勝管内)帯広市、幕別町
(空知管内)深川市、美唄市
(石狩管内)札幌市
(渡島管内)函館市

キャスト・スタッフ

菅田将暉 小松菜奈
山本美月 高杉真宙 馬場ふみか / 倍賞美津子 /
永島敏行 竹原ピストル・二階堂ふみ(友情出演)
松重 豊・田中美佐子 山口紗弥加 / 成田 凌
斎藤 工 榮倉奈々

Inspired by 中島みゆき「糸」

原案・企画プロデュース:平野 隆
脚本:林民夫
監督:瀬々敬久
音楽:亀田誠治

公式サイト:https://ito-movie.jp/