蝦夷富士「羊蹄山」を見るならどこへ行けばいい?ビューポイントまとめ

北海道を代表する秀峰、蝦夷富士こと「羊蹄山」。後志管内の倶知安町、ニセコ町、京極町、喜茂別町、真狩村の5町村が山頂をわけあう羊蹄山は、その美しい姿をたまに見に行きたくなる存在です。

そんな羊蹄山を見るには、どこへ行けば良いのでしょうか。ベストビューポイントはあるのでしょうか。実は、周辺町村にビューポイントパーキングが整備されているほか、周囲のどこからでもその雄姿を見ることができます。また、何十キロ先からもその姿を見ることができます。

本稿では、羊蹄山山麓の周辺ビューポイント、さらに遠いエリアのビューポイントをご紹介します。こんなところからも見えるの?と驚くことでしょう。

羊蹄山周辺のビューポイント

京極町から見える桜開花時期の羊蹄山

まずは、羊蹄山山麓町村のビューポイントを町村ごとにご紹介します。羊蹄山を裾野まで見ることができるのは主に、倶知安町、ニセコ町、京極町、喜茂別町、真狩村、留寿都村。それぞれの方角から、羊蹄山をご覧ください。

羊蹄山周辺のビューポイントマップ

喜茂別町

喜茂別町は札幌とのアクセス路の国道230号、中山峠があり、札幌から気軽に行ける場所です。特に似た山である尻別岳とのコラボレーションが楽しめるのがここ喜茂別町側です。中山峠、国道230号沿い、中里ビューポイントパーキング、相川ビューポイントパーキングなどがあります。

中山峠(道の駅「望羊中山」)と国道230号

中山峠から見る春の羊蹄山

札幌市南区と喜茂別町の境界線、石狩と後志の境界線をなす中山峠(国道230号)。頂上にある道の駅「望羊中山」はあげいもで有名ですが、もう一つの見どころはアスパラガスのモニュメントの向こうに見える羊蹄山です。札幌市から気軽に行けて、ぎりぎり羊蹄山を見られる場所の一つでもあります。ここから羊蹄山山頂まで喜茂別町の区域です。

左が尻別岳、右が羊蹄山

なお、ここから国道230号を下っていく道中からも羊蹄山をチラ見できます。左手に似たような山が見えてくることがありますが、そちらは尻別岳なので注意が必要。喜茂別川沿いからは左に尻別岳、右に羊蹄山を並んで見えます。明らかに羊蹄山の方が標高が高いのですが、尻別岳が近いので同じ標高のように見えます。

喜茂別川沿いから見る春の尻別岳
喜茂別川沿いから見るはrはる春春の羊蹄山

中里ビューポイントパーキング

国道276号沿いにあるビューポイントパーキング。山の一部しか見えないだけでなく、手前にある尻別岳のほうが若干大きく見えるので、ばっちり羊蹄山の山容を見たい方にはおすすめできません。しかし、前項のように尻別岳と羊蹄山を並んで望むことができるポイントです。

相川ビューポイントパーキング

相川ビューポイントパーキングからの夏の眺望

喜茂別町の国道230号から国道276号に逸れて西に進む途中にあるパーキング。直線道路の下り坂の真正面に羊蹄山が聳えており、羊蹄山に向かっていくような走りができるのが特徴的です。走る際はスピード出しすぎにご注意を。

京極町

京極町は、ふきだし名水公園があることで知られます。更進ビューポイントパーキングが設けられているほか、町営牧場の丘陵地帯からの眺望も隠れたビューポイントです。

更進ビューポイントパーキング

更進ビューポイントパーキングからの雪解け時期の眺望

南北に走る国道276号沿い、京極町南部のビューポイントパーキング。川西ビューポイントパーキングとも。北進の左手に路側駐車帯が設けられています。2か所の駐車帯のうち北側は木々が視界を遮りますので、南側がおすすめ。東側から西に聳える羊蹄山を望む形になります。最大の特徴は、国道沿いを流れる尻別川と一緒に撮影できることです。

望羊の丘(一本の桜)

京極町市街地から東側の丘陵地(町営牧場「大富牧場」)へ進み、高台から西側に聳える羊蹄山を望むビューポイント。牧場には一本の桜の木があり、春には桜の名所の一つともなっています。

ふきだし公園(道の駅「名水の郷きょうごく」)付近

京極町の市街地近くから見る桜と羊蹄山

羊蹄山の伏流水が湧き出す、ふきだし名水公園、及びその近くにある道の駅「名水の郷きょうごく」からの眺望はよくはありませんが、近くの京極町市街地付近から間近に見える羊蹄山は圧倒的存在感です。

倶知安町

倶知安町は羊蹄山の北西に位置しており、季節や時間帯によっては逆光になりがちです。とはいえ、倶知安町側には平坦な畑作地帯が広がっており、遮るものの少ない直線道路が多いのが特徴です。また、西側には比羅夫や花園のスキーリゾートもあるため、標高の高い場所からの眺望も楽しめる地域と言えます。

寒別エリア

寒別エリアからの雪解け時期の眺望

倶知安町東部、東西を貫く国道276号沿いから南側を見ると羊蹄山を見ることができます。京極町との境界付近は国道が高台を通るので、どの場所も見晴らしがよく、羊蹄山の姿を沿線から堪能することができます。

八幡ビューポイントパーキング

国道276号沿い、国道393号との交点の東側に、八幡ビューポイントパーキングがあります。駐車場ですが、冬季は除雪された雪山が視界を遮ることがありますので注意が必要です。電柱を移設して美しい景観を実現したことで注目された場所です。

国道393号

国道393号付近からの春の眺望

赤井川村・小樽市とを結ぶ国道393号沿いからの眺望も侮れません。小樽方向から進むと、国道276号に合流するまで少しずつ標高を下げていきます。まずは左手に、続いて目の前に羊蹄山を望みます。羊蹄山がどんどん近づいて行くことに興奮を覚えます。

三島さんちの芝桜

三島さんちの芝桜と羊蹄山

倶知安町市街地から近い場所にある、芝桜スポット。季節限定になってしまいますが、5月下旬に芝桜のピンクの絨毯、たんぽぽの黄色の絨毯の向こうに羊蹄山を見ることができます。

花園エリア

花園スキーリゾート付近の坂道から見る羊蹄山
ニセコ花園リゾートからの羊蹄山
夏の花園エリア

倶知安町市街地から道道343号線で線路を越え、右折してニセコ花園リゾートに向かう途中、坂道から羊蹄山を見渡せます。ニセコ花園リゾートからも羊蹄山の頂上付近を見ることができます。交通量も少ないので静かな環境で楽しめます。送電線があるので、標高が低すぎると眺望はよくありません。

ひらふエリア

比羅夫エリアの頂上、ニセコマウンテンリゾートグラン・ヒラフ付近から
ひらふウェルカムセンター駐車場からの羊蹄山
ニセコマウンテンリゾートグラン・ヒラフのスキー場から

スキーリゾート地として国内外から人気を集めるニセコマウンテンリゾートグラン・ヒラフ。行くたびに景観が変わるヒラフの街は高台の斜面に広がっており、メインストリートを登れば登るほど羊蹄山を遮るものがなくなって、山容をしっかりと見ることができます。

特にスキー場の麓の駐車場(ウェルカムセンターがある場所)からは前にさえぎるものがないので、裾野から裾野まで山全体を見ることができます。スキー場からだと、さらに羊蹄山をはっきりと見ることができます。羊蹄山を見下ろしながらスキーを楽しめるなんて、なんて幸せなのでしょう。

ニセコ町

ニセコ町は羊蹄山の南西に位置しています。ニセコアンヌプリ国際スキー場、高橋牧場ミルク工房の写真スポット、ニセコ大橋からの眺望、ダチョウと羊蹄山など、さまざまな地形のさまざまなスタイルで羊蹄山を楽しめます。

高橋牧場ミルク工房

高橋牧場ミルク工房

ニセコでも大人気スポット、高橋牧場のレストラン・ジェラートが楽しめる施設の奥には、牧草ロールと赤いトラクターが置かれており、草原の向こうにある羊蹄山と一緒に記念撮影ができます。羊蹄山を撮影するスポットとして、親子連れにも一押しのインスタ映えスポットです。

双子の木(夫婦の木)

双子の木

高橋牧場ミルク工房の近くにあるスポットです。双子のサクランボの木と羊蹄山を一緒に撮影できる場所として地元で知られています。桜は老木なので、春の時期にきれいに咲くわけではありませんが、立ち寄りスポットとしてはおすすめです。

有島記念館

有島記念館と羊蹄山

国道5号からほど近い場所にある有島記念館と有島記念公園から見る羊蹄山もおすすめ。おしゃれな建物・塔と一緒に撮影できる場所です。

曽我森林公園・ニセコ大橋

曽我森林公園
ニセコ大橋からの眺望

JR函館本線ニセコ駅付近の高台から見渡せるビューポイントです。ニセコ駅から尻別川を挟んで北側にあるのが、曽我森林公園(東啓園)です。公園からは羊蹄山の頂上付近を見ることができます。

近くの道道66号線に架かるニセコ大橋(黄色の橋)もおすすめ。下を尻別川、JR函館本線が通り、赤い屋根のニセコ中央倉庫群やニセコ駅、ニセコ市街などと一緒に羊蹄山を見ることができます。

ニセコアンヌプリ国際スキー場

ニセコアンヌプリ国際スキー場
夏季のニセコアンヌプリ頂上から
ニセコアンヌプリ国際スキー場に通じる道道66号線沿いから

ニセコ町にあるニセコアンヌプリ国際スキー場、そしてそこに通じる道道66号線沿いからも羊蹄山を見ることができます。ニセコアンヌプリ頂上は、スキーシーズンではなくても登山して羊蹄山を望むことができます。

道の駅ニセコビュープラザ

道の駅ニセコビュープラザ

国道5号と道道66号線の交点にある道の駅ニセコビュープラザは、地元の野菜が手に入るとして人気です。実は、この道の駅からも羊蹄山を見ることができます。駐車場もあるので、安心して羊蹄山の山容を楽しむことができます。

黒川ビューポイントパーキング

黒川ビューポイントパーキング付近から

国道5号を蘭越町方面に進むと、国道沿いに2つのビューポイントパーキングがあります。その一つが黒川ビューポイントパーキング。ルベシベ川に架かる橋と、国道の先に羊蹄山を見ることができます。

宮田ビューポイントパーキング

国道5号を蘭越町方面に進んだところにあるビューポイントパーキングの一つです。こちらも国道沿いに駐車場があり、駐車場から羊蹄山を見ることができます。

第2有島ダチョウ牧場

ダチョウ牧場

ニセコ町豊里地区にあるダチョウ牧場も開放感抜群で、ダチョウと一緒に羊蹄山を撮影することができます。エサやり体験もできるので、観光スポットの一つとしてもお楽しみいただけます。

K2ステーブルからの眺望

その他、近くの乗馬体験施設では羊蹄山を見ながら大草原の中を乗馬体験することができます。日本離れした景観と体験をお楽しみください。

真狩村

真狩村は羊蹄山の南側に位置しています。方角的には羊蹄山を北に見ますので、基本的には太陽の光が順光で当たります。真狩村の伏流水が汲める「湧水の里」からは羊蹄山をきれいに見ることができませんが、近くの真狩神社、真狩村中心部の河川公園、フラワーパーキング展望台からがおすすめです。

フラワーパーキング

フラワーパーキングからの冬の眺望

真狩村と留寿都村を結ぶ道道66号線(フラワーロード)沿いにある駐車場付き展望施設です。真狩村東部に位置します。低い木造展望台(冬季閉鎖)に上れば、周囲は畑作地帯で遮るものがないので、羊蹄山の山容を思う存分楽しむことができます。

真狩神社

真狩神社

真狩村中心部にほど近い場所に位置する真狩神社は、春に桜の名所の一つとなります。桜並木をくぐると、その先に羊蹄山を見ることができます。

真狩村河川公園

真狩村市街地の河川公園付近から

真狩村中心部からも、迫力ある羊蹄山を見ることができます。周辺町村の中で、中心市街が最も山頂に近いこともあり、目の前の羊蹄山が迫ってくるかのようです。メインストリートからはもちろん、中心部を流れる真狩川河畔にある真狩河川公園からも羊蹄山を見ることができます。

まっかり温泉・世界のユリ園

まっかり温泉の世界のユリ園では、色とりどりのユリと一緒に羊蹄山を見ることができます。見頃は8月です。

真狩村の農村部からは、四季折々の様々な姿を楽しむことができます。下記はその例です。

真狩村からの冬の眺望
真狩村からの夏の眺望

留寿都村

留寿都村は羊蹄山を有していませんが、羊蹄山に近いこともあり、羊蹄山の姿をくっきりとみることができます。ルスツリゾートのスキー場Isoraからは、手前右手に尻別岳(山頂で真狩村と喜茂別町との境界線を共有する)、左手奥に羊蹄山を見ることができます。

ルスツリゾート

蘭越町

蘭越町も羊蹄山を有していませんが、羊蹄山を望遠します。蘭越町は米どころですので、稲作の様子と一緒に撮影をすることができます。

蘭越町の田園地帯

遠方のビューポイント

ここまで羊蹄山周辺のビューポイントをご紹介しましたが、ここからは遠方のビューポイントを紹介します。羊蹄山は実はこんなところからも見ることができるんです。例えば、樽前山や有珠山、洞爺湖畔や室蘭の展望台、日高管内新冠町の判官館森林公園展望台からよく晴れていれば見えるほか、噴火湾を挟んで対岸の駒ヶ岳周辺、八雲町の噴火湾パノラマパークからも見ることができます。

羊蹄山の遠方ビューポイントマップ

洞爺湖

洞爺湖から見る羊蹄山

羊蹄山山麓の街でないところで羊蹄山を最も見やすいのは、洞爺湖畔です。洞爺湖の南東岸方向から対岸に目を向けると、羊蹄山を見ることができます。距離も比較的近いので、羊蹄山だとはっきり視認することができます。湖畔に点在する彫刻と一緒にお楽しみください。

壮瞥公園

壮瞥公園梅林

同じく洞爺湖に近い場所でもう一つおすすめなのが、壮瞥町の高台に位置する壮瞥公園。春には斜面の梅林が花を咲かせ、洞爺湖の向こうで雪を頂く羊蹄山とのコラボレーションを楽しむことができます。おすすめは5月です。

有珠山

同じく洞爺湖周辺で羊蹄山を見られるのが、有珠山。洞爺湖周辺で標高の高い山の山頂からなら、羊蹄山を見ることができます。特に南外輪山展望台からは、中央火口丘の向こう側に三角形の羊蹄山の姿をとらえることができます。

室蘭祝津公園展望台

祝津公園展望台からの眺望

今度は室蘭市です。室蘭市の絵鞆半島にある2つの展望台からは、晴れていれば羊蹄山の山頂部を見ることができます。その一つが祝津公園展望台。崎守埠頭の方向に目を向けると、その先に三角形の羊蹄山を確認することができます。

室蘭測量山

測量山展望台からの眺望

室蘭市絵鞆半島のもう一つの展望台は、測量山展望台。晴れた日に標高約200メートルの山頂展望台から白鳥大橋方向を見ると、ちょうど白鳥大橋の向こう側に三角形の羊蹄山を見ることができます。

札幌岳

札幌岳から見る羊蹄山

札幌市から羊蹄山を手軽に見るには、前述の通り、国道230号の中山峠頂上まで行く必要があります。しかし、そこまでいかなくても札幌市内から羊蹄山を見ることができます。その一つが、豊平川の水源である札幌岳(標高1,293m)。本格的な登山装備が必要ですが、札幌で最も標高の高い縦走が可能で、山頂に上れば羊蹄山を確認することができます。

樽前山・風不死岳

風不死岳から支笏湖と羊蹄山

苫小牧市の樽前山、風不死岳山頂から、支笏湖とその向こうに羊蹄山を見ることができます。距離があるので、天気が良くないと確認できません。樽前山は比較的登山の難易度が低いので、可能ならチャレンジしてみてください。

八雲町

八雲町から見る噴火湾と羊蹄山

ここからは、噴火湾を挟んで向かい側からの眺望です。実は、道南からも羊蹄山を見ることができるんです。例えば八雲町の高台にある噴火湾パノラマパークからは、噴火湾の向こうにひときわのっぽな羊蹄山を確認できます。晴れた日には、八雲町~森町~鹿部町の海岸線から羊蹄山を見ることができます。

函館七飯ゴンドラ

函館七飯ゴンドラ

七飯町にある函館七飯ゴンドラからは大沼と駒ヶ岳の眺望が有名ですが、天気が良く晴れていればその向こうに羊蹄山を見ることができます。羊蹄山目当てで行く人はいないかもしれませんが。

飛行機から

飛行機から見る羊蹄山
飛行機から見る支笏湖と羊蹄山

最後は空からです。新千歳空港を離着陸する飛行機の窓からは、晴れていれば遠くに羊蹄山を見ることもできます。ルートにもよりますが、ぜひ窓の外も見てみてください。

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