海に向かって1㎞続く白樺並木に感動!八雲町「噴火湾パノラマパーク」

北海道の南にある渡島半島の東側に内浦湾があります。湾の周囲に活火山が多いため、噴火湾とも呼ばれています。噴火湾の西側にあるなだらかな丘陵に、噴火湾とその先にある山々まで見渡すことができる絶景スポットがあります。それが噴火湾パノラマパークです。

噴火湾パノラマパークと白樺並木

噴火湾パノラマパークは、2006(平成18)年6月24日に北海道立の公園としてオープンしました。管理は八雲町が行っています。広さは62.7haあり、敷地の中には、ユニークな遊具のある「まきばの冒険広場」や「パークゴルフ場」や「オートキャンプ場」なども併設されています。

▼オートキャンプ場から眺めるまきばの冒険広場、その先に見えるのは噴火湾

▼広大な敷地を迷わないよう建てられている看板。奥に見える建物がパノラマ館

噴火湾パノラマパークからは、噴火湾が見られるだけでなく、天気がよければ湾の向こう側に羊蹄山、有珠山、さらには室蘭の地球岬までも見ることができます。その名の通りパノラマ状に景色を堪能できるというわけです。

なだらかな丘陵には芝生が敷き詰められていて、寝転がったり、シートを広げてお弁当を食べたり、思い思いの過ごし方をする人が見られます。

▼国道5号線から噴火湾パノラマパークまでの緩やかな登り道には白樺並木が

ここで見逃せないのは、大沼国道と呼ばれている国道5号線から噴火湾パノラマパークまで、約1kmに渡って続く白樺並木です。白樺の本数は300本以上。思わずアクセルを緩めじっくりと見たくなってしまう景色です。道路脇に車を停めて撮影している人も少なくありません。

▼噴火湾パノラマパークから国道5号線までの下り坂から白樺並木の向こうに噴火湾が見える

この噴火湾パノラマパークは、道央自動車道のインターチェンジ「八雲パーキングエリア」に併設されています。通常のこぢんまりしたパーキングエリアとは異なり、パノラマパークすべてを楽しむことができるので運転の疲れが癒やせるだけでなく、観光地としても楽しめます。

ただし、パーキングエリアなので、ここからは高速道路に入ることも出ることもできないことに注意して下さい。

休憩ついでに遊んでランチも

▼パノラマ館

噴火湾パノラマパークのいちばん高い所、駐車場の前にはパノラマ館があります。ここには、トイレなどの休憩スペース、天候に左右されずに子どもたちが楽しめる「キッズアリーナ」、噴火湾を一望しながら軽食が取れる「パノラマカフェハーベスター」があります。

この場所は、パノラマパークができる前は養鶏場で、ハーブ鶏発祥の地としても有名です。ハーブを食べて育った鶏は、無駄な脂肪が少なく、鶏独特の臭みが圧倒的に少なくおいしいと評判です。「パノラマカフェハーベスター」には、そんなハーブ鶏を使ったメニューもあるのだとか。

ここで、「パノラマカフェハーベスター」おすすめのメニューを紹介しましょう。

▼パノラマカフェハーベスター

噴火湾ほたてかき揚げ

八雲産のホタテの稚貝を使ったかき揚げが人気のメニューです。サクサクのかき揚げは絶品。うどんとそばが選べます。税込710円

ポークカレー

脂があっさりしていることで有名な八雲産の豚肉を使ったポークカレーです。ピリ辛ながらちょっと甘味が感じられるカレーは、カレー好きの人からも好評です。税込690円

ランチセット

ハーブ鶏を使ったフライドチキンが2ピースとフライドポテト、カントリービスケット、ソフトドリンクがセットになったメニューです。税込870円。写真は撮影用にお皿に入れてもらいましたが、通常は袋での提供となります。

▼パノラマ館の横にあるハーブ鶏発祥の地を表す看板

噴火湾パノラマパークは、函館から約70km、札幌から約200kmの場所にあります。車で出かけるのなら、函館から約1時間半、札幌から約3時間半ほどの距離です。休憩してもOK、景観を楽しんでもOK、家族で行っても楽しめるスポットとして、ぜひ覚えておきたい場所です。

【動画】白樺並木を通って噴火湾パノラマパークへ

噴火湾パノラマパーク
所在地:北海道二海郡八雲町浜松368-8
電話:0137-65-6030(噴火湾パノラマパーク管理事務所)
開園時間:10時~18時
公式サイト
パノラマカフェハーベスター(パノラマ館内カフェテリア)
営業時間:11時~16時
定休日:毎週月曜日、年末年始
電話:0137-65-3003