北海道開発局は2020年9月16日、スタンプラリー完走者が選んだ道の駅ランキング2019の6部門トップ10を発表。「景色がきれいだと感じた道の駅」に、道の駅ぐるっとパノラマ美幌峠が6年連続で1位に輝きました。
その他、情報提供充実度では道の駅うとろ・シリエトクが二冠、「ゆっくり休憩ができたと感じた道の駅」に道の駅摩周温泉が2年ぶり1位、「トイレがきれいだと感じた道の駅」に道の駅サーモンパーク千歳が3年連続1位、「道の駅いちおしのおいしいもの」には道の駅厚岸グルメパークが2年連続の1位になりました。
6部門のうち5部門の1位が道東から選ばれるという結果になりました。
美幌峠からの雲海が最大の魅力。「道の駅ぐるっとパノラマ美幌峠」が1位に
「景色がきれいだと感じた道の駅」(2014年度から開始)ランキングでは、道の駅ぐるっとパノラマ美幌峠(オホーツク管内美幌町)が6年連続で1位に輝きました。得票数は1,011で、前回の596から大幅に上昇し、159票の2位を大きく引き離しました。
最大の魅力は、「雲海と朝日が美しい」という声が寄せられている通り、眼下に広がる屈斜路湖(釧路管内弟子屈町)の雲海。9月下旬から11月の朝4時頃~8時頃、夕方に湿度が高く朝方に冷え込むなどの条件が揃う時に見えやすいといいます。「湖に映る空がきれい」「湖と山と夕日のコントラストが美しかった」など、雲海が発生しない時も四季折々の壮大な景観を楽しむことができる道の駅です。
景色がきれいだと感じた道の駅トップ5
1位 ぐるっとパノラマ美幌峠(オホーツク管内美幌町)前年1位
2位 石狩「あいろーど厚田」(石狩市)前年2位
3位 上ノ国もんじゅ(檜山管内上ノ国町)前年3位
4位 厚岸グルメパーク(釧路管内厚岸町)前年4位
5位 北前船 松前(渡島管内松前町)前年6位
情報提供の充実度で二冠。「道の駅うとろ・シリエトク」が首位キープ
「地域や観光の情報提供が充実していたと感じた道の駅」、「道路や天気の情報提供が充実していたと感じた道の駅」(いずれも2014年度から開始)では、両方とも2位を大きく引き離して、道の駅うとろ・シリエトク(オホーツク管内斜里町)が1位にランクインしました。前者は6年連続1位、後者は5年連続1位です。
世界自然遺産・知床巡りに欠かせない情報拠点となっており、周辺観光地の情報が充実しているほか、観光船の時刻まで確認できるようにしています。また、近隣の目的地までの時間、渋滞や道路の規制情報も随時更新して最新情報であるよう心がけているといいます。
地域や観光の情報提供が充実していたと感じた道の駅トップ5
1位 うとろ・シリエトク(オホーツク管内斜里町)前年1位
2位 流氷街道網走(網走市)前年8位
3位 そうべつ情報館i(胆振管内壮瞥町)前年6位
4位 みそぎの郷きこない(渡島管内木古内町)前年2位
5位 ニセコビュープラザ(後志管内ニセコ町)前年3位
道路や天気の情報提供が充実していたと感じた道の駅トップ5
1位 うとろ・シリエトク(オホーツク管内斜里町)前年1位
2位 樹海ロード日高(日高管内日高町)前年2位
3位 そうべつ情報館i(胆振管内壮瞥町)前年4位
4位 おんねゆ温泉(北見市)前年3位
5位 知床・らうす(根室管内羅臼町)前年6位
足湯と広い休憩スペースが秘訣。「道の駅摩周温泉」が2年ぶり1位に
「ゆっくり休憩ができたと感じた道の駅」(2014年度から開始)ランキングでは、摩周温泉(釧路管内弟子屈町)が2年ぶりに1位にランクインしました。「足湯と多くの四阿がありゆっくりできた」「腰掛ける場所がたくさんある」「展示物が充実している」「2Fまでゆっくり休憩できる」など、道の駅の屋内外の休憩スペースの充実度、足湯などゆっくりしたくなるアイテムがあることが1位になった秘訣です。
ゆっくり休憩ができたと感じた道の駅トップ5
1位 摩周温泉(釧路管内弟子屈町)前年2位
2位 なないろ・ななえ(渡島管内七飯町)前年9位
3位 厚岸グルメパーク(釧路管内厚岸町)前年1位
4位 しかべ間歇泉公園(渡島管内鹿部町)前年4位
5位 くろまつない(後志管内黒松内町)前年3位
トイレのきれいさも重要。「道の駅サーモンパーク千歳」が3年連続1位に
「トイレがきれいだと感じた道の駅」(2014年度から開始)ランキングでは、サーモンパーク千歳(千歳市)が3年連続1位となりました。「トイレと言うよりドレスルーム!すごくきれいで入った瞬間驚きました」「空きがわかりやすい円形状の配置」などの声が寄せられています。男性トイレは外が見渡せる円形状のトイレ、女性トイレも明るく開放的なデザインの女性用パウダーコーナーがうりです。
トイレがきれいだと感じた道の駅トップ5
1位 サーモンパーク千歳(千歳市)前年1位
2位 なないろ・ななえ(渡島管内七飯町)前年2位
3位 北欧の風 道の駅とうべつ(石狩管内当別町)前年3位
4位 みそぎの郷きこない(渡島管内木古内町)前年4位
5位 あびらD51ステーション(胆振管内安平町)※新規
やはり牡蠣は強し。「道の駅厚岸グルメパーク」が2年連続1位に
2018年度に創設した二度目の「道の駅いちおしのおいしいものランキング」では、厚岸グルメパーク(釧路管内厚岸町)が2年連続の1位に輝きました。2位を大きく引き離しての首位をキープしました。最大の魅力はなんと言っても特産品のひとつ牡蠣。運営する厚岸味覚ターミナルでは、蒸し牡蠣やかきぶた合戦などユニークな商品開発に取り組んできました。また、オイスターカフェをリニューアルして手軽に牡蠣を楽しめるようにしたといいます。
道の駅のいちおしのおいしいものトップ5
1位 厚岸グルメパーク「牡蠣」(釧路管内厚岸町)前年1位
2位 望羊中山「あげいも」(後志管内喜茂別町)前年2位
3位 あいおい「クマヤキ」(オホーツク管内津別町)前年3位
4位 くろまつない「ピザ」(後志管内黒松内町)前年4位
5位 もち米の里☆なよろ「ソフト大福」(名寄市)前年6位
なお、北海道道の駅スタンプラリー参加者数は例年4万人を超えています。その中でも完走者数は昨年(2019年)に12年ぶりの3000人越えを記録。その1割は道外在住者です。