日本郵便株式会社(東京都千代田区)は2020年9月14日、特殊切手「おいしいにっぽんシリーズ 第2集」を11月11日に発行すると発表しました。「札幌の食」がテーマで、銘菓、グルメ、スイーツなどが描かれた切手が登場する予定です。
「おいしいにっぽんシリーズ 第2集」は札幌の食
日本郵便が発行する特殊切手「おいしいにっぽんシリーズ」は、毎回一つの地域を取り上げ、その地域の食の定番に着目。郷土料理、食材、調理道具のバラエティーといった、その土地に根ざした独自の食文化を取り上げており、主に料理、菓子、土産などをデザインしています。
今年1月には第1集として福岡を取り上げていましたが、第2集は札幌編。63円シートでは、札幌で出会える名産品、スイーツ、ソウルフード、84円シートでは、北海道でおなじみの名物料理に焦点を当てています。各シートの裏面には、北海道らしい窓外の雪景色をモチーフにイラストが描かれています。
デザインは切手デザイナーの吉川亜有美さんが担当。梅花女子大学食文化学部教授の東四柳祥子さん、BRUTUS編集部が協力しました。
道民ならニヤニヤしてしまう食がずらり
63円シートと84円シートには、それぞれ10の切手デザインで構成されています。昔から家庭で親しまれてきた郷土料理、鮮度抜群の海産物、明治時代以降の近代酪農で生産されてきた牛乳・チーズ・バターなどの乳製品、それらを生かした土産菓子、軽食、昨今の札幌のカフェブームまで、バラエティ豊かな食が描かれています。
63円シート
63円シートでは、夕張メロンやハスカップといったフルーツ、白い恋人などの銘菓、大通公園で有名な焼きとうもろこし(焼きトウキビ)やじゃがバターといったおなじみの北海道らしい食がずらり。マルセイバターサンドが十勝の六花亭なのに63円シートに含まれているのと、食ではない木彫りの熊が含まれているのはご愛嬌。
札幌ローカルフードとして注目したいのは、ぎょうざカレー。カレーにぎょうざが乗ったメニューは、札幌市民にはおなじみのチェーン「みよしの」の定番メニューです。また、ちくわパン、ようかんパン、ホンコンやきそばといった市民の食卓にありそうな食がチョイスされているのもポイントです。
- コーヒーの道具
- 夕張メロン、ハスカップ
- 木彫りの熊、ソフトクリーム
- ぎょうざカレー
- チーズケーキ、コーヒー
- マルセイバターサンド、ポテトチップスチョコレート、白い恋人
- 牛乳、ちくわパン、ようかんツイスト
- チーズ、バター
- 焼きとうもろこし、じゃがバター
- ホンコンやきそば
84円シート
84円シートには、北海道全域の郷土料理を中心に描かれました。定番の札幌ラーメンやジンギスカンに加え、うに丼、いくら丼といった北海道の海鮮丼の代表格をミックス。
さらには、石狩鍋や三平汁といった古くからの郷土料理から、スープカレー、ラーメンサラダといった比較的近年誕生した料理まで描かれています。道民に愛され続けるザンギや山わさびが含まれているのも注目ポイントです。
- うにいくら丼
- 札幌ラーメン
- ジンギスカン
- ホッケの開き
- ホタテの七輪焼き
- スープカレー
- 石狩鍋
- 三平汁
- ザンギ
- イカ刺しの山わさび添え、ラーメンサラダ
63円シートは630円、84円シートは840円で、2020年11月11日に全国の郵便局や郵便局のネットショップなどで発売予定。それぞれ80万シート、250万シートを発行する予定とのことです。