北海道を旅する

キャンプの達人が環境とロケーション重視で選ぶ 北海道のキャンプ場5選

GWの一時的な賑わいも一段落し、野山は新緑に包まれ、これからの季節が北海道のベストキャンプシーズンと言っても良いでしょう。子供たちが楽しく遊べる遊具、立派なトイレや炊事場、売店やキャンプ道具の貸し出しもやっている管理棟、施設の充実したキャンプ場ならば確実に快適な時間を過ごせます。

でも、キャンプでの楽しみは自然とのふれあい、そして素晴らしい景観を楽しむことに尽きると思います。そんな観点から、施設の充実度よりも環境やロケーションに重点を置いて、自然の中に身を置いて贅沢な時間を過ごすことができる道内のキャンプ場五つを選んでみました。

1.朱鞠内湖畔キャンプ場(幌加内町)

▼朱鞠内湖の晩秋の風景
キャンプの達人が環境とロケーション重視で選ぶ 北海道のキャンプ場5選

北海道で最も雪深い土地である朱鞠内。そこに静かに佇む朱鞠内湖の風景は、まるでカナダか北欧に来たかのような錯覚に陥りそうです。

この湖では幻の魚イトウが釣れることでも知られていて、多くのアングラーが集まります。湖に向かって傾斜している地形を上手に生かし、土のテント床が作られていて車の乗り入れも可能。どのサイトからも湖を眺められますが、やっぱり人気があるのは湖に直接面しているサイトです。

▼朝日に照らされるキャンプ場
キャンプの達人が環境とロケーション重視で選ぶ 北海道のキャンプ場5選

ここのキャンプ場のベストな時間帯は早朝。湖の湖面は鏡のように静まり、時々魚のライズした波紋が湖面に広がります。やがて、湖面を赤く染めながら昇ってくる朝日。ここでキャンプする時は、是非早起きして、そんな風景を楽しみたいですね。同じように月が昇ってくる風景も、とても神秘的で一見の価値があります。満月の日に合わせてキャンプするのも良いかもしれません。

朱鞠内湖畔キャンプ場
所在地:幌加内町字朱鞠内湖畔
開設期間:5月上旬~11月上旬
問い合わせ先:現地管理棟 0165-38-2101
公式サイト

2.ニニウキャンプ場(占冠村)

▼落ち着いた雰囲気の場内
キャンプの達人が環境とロケーション重視で選ぶ 北海道のキャンプ場5選

ここのキャンプ場の一番の魅力は、山奥に位置して周辺には山以外に何もないこと。こんなキャンプ場って、道内でも意外に少ないです。

札幌方面からこのキャンプ場に向かう場合は、国道274号線の福山からの道道が通行止めのため、大きく遠回りして占冠村の赤岩青厳峡方向から1車線のダート道を走っていかなければならず、余計に秘境感が増幅されます。山奥に位置する割に周辺は平坦地なので雰囲気は明るく、オートキャンプ場として整備されたこともあり、快適なキャンプを楽しめます。

▼緑に癒される
キャンプの達人が環境とロケーション重視で選ぶ 北海道のキャンプ場5選

近くを通る高速道路の車の通行音が若干気になりますが、この高速道路ができたおかげで以前ほど羆の気配は感じなくなりました。そんな、羆が生息するような自然環境の中に身を置けるキャンプって、最高の贅沢だと思いませんか?

ニニウキャンプ場
所在地:占冠村字ニニウ
開設期間:6月2日~10月8日
問い合わせ先:現地管理棟 0167-56-2352
公式サイト

3.仲洞爺キャンプ場(壮瞥町)

▼木々が芽吹き始めた春のキャンプ場
キャンプの達人が環境とロケーション重視で選ぶ 北海道のキャンプ場5選

洞爺湖の周囲には現在4か所のキャンプ場がありますが、その中で自然環境、ロケーション、利用料金等から総合的に判断して、ここが一番お勧めできるキャンプ場だと思います。

▼テントサイトから美しい夕日を楽しめる
キャンプの達人が環境とロケーション重視で選ぶ 北海道のキャンプ場5選

勿論、個々の面では他に優れている所もあって、個人の好みに左右されることは大きいです。それでも、夏休み時期にはここが一番混み合っているようです。小砂利の湖岸なので子供たちが砂まみれになることもなく、湖でのエビ採りも楽しめるなど、他のキャンプ場と比べて親水性の高さが魅力なのだと思います。

それに、温泉施設の来夢人の家が隣接していることも大きな魅力です。キャンプと温泉の組み合わせ、やっぱりこれが一番かも。

仲洞爺キャンプ場
所在地:壮瞥町字仲洞爺
開設期間:4月28日~10月15日
問い合わせ先:現地管理棟 0142-66-3131
公式サイト

4.美笛キャンプ場(千歳市)

▼こんな朝日が見られたら最高
キャンプの達人が環境とロケーション重視で選ぶ 北海道のキャンプ場5選

札幌からも近く、正直言って完全にオーバーユースな状態のキャンプ場だと思います。それでもやっぱり魅力的なキャンプ場です。

昔よりも場内の巨木は減ってしまいましたが、原始林を思わせる場内の立派な樹木、湖を取り囲む山々の姿、特に恵庭岳の勇壮な姿は存在感抜群。キャンプ場の横を流れる美笛川の澄んだ水、透明度抜群の支笏湖、そして湖から登ってくる朝日と、このキャンプ場の魅力を一つ一つ取り上げていたら切りがありません。

▼一番人気がある湖畔のサイト
キャンプの達人が環境とロケーション重視で選ぶ 北海道のキャンプ場5選

週末の混雑ぶりにはうんざりしますが、もしも平日に出かけられるのならば、美笛キャンプ場の素晴らしさを十分に感じることができると思います。

美笛キャンプ場
所在地:千歳市美笛
開設期間:5月1日~10月中旬
問い合わせ先:現地管理棟 090-5987-1284
公式サイト

5.白滝高原キャンプ場(遠軽町)

▼紅葉に包まれる秋のキャンプ場
キャンプの達人が環境とロケーション重視で選ぶ 北海道のキャンプ場5選

私の好みで選んでいるとどうしても湖畔のキャンプ場が多くなってしまいがちですが、バランスを保つために山の中のキャンプ場をもう一つ入れておこうと思って選んだのがこのキャンプ場です。

昔から存在するバンガローが中心のフリーサイトと、後から作られたオートサイトの二つに分かれています。フリーサイトの方も車を停めるスペースがあるのでオートキャンプ的に利用できますが、こちらは低料金で利用できるログハウスのバンガローの方が快適かもしれません。

▼個室に分かれた立派な五右衛門風呂
キャンプの達人が環境とロケーション重視で選ぶ 北海道のキャンプ場5選

ここには自分で沸かして入る無料の五右衛門風呂があります。温水シャワーが付いていて個室になっているので女性でも安心して入れるますし、ここに泊まったならば五右衛門風呂体験をお勧めします。

オートサイトの方も広さは十分で低料金。過剰に整備されていない、その素朴さが私は好きです。北大雪平山の登山や湧別川、支湧別川の川下りなど、アウトドア活動のベースキャンプに最適ですし、隠れた魅力が沢山ある白滝観光にここから足を延ばすのもお勧めです。

白滝高原キャンプ場
所在地:遠軽町白滝天狗平
開設期間:5月下旬~10月上旬
問い合わせ先:遠軽町役場白滝総合支所 0158-48-2212
公式サイト

ここで紹介した5か所のキャンプ場を選ぶのにも苦労するくらい、道内には他にも素敵なキャンプ場が沢山あります。そんなキャンプ場で非日常の世界を体験すれば、身も心もリフレッシュされることは間違いなし。さあ、キャンプ道具を車に積み込んで、週末はアウトドアに出かけましょう!

筆者について

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高橋英範

1955年生まれ。札幌市在住。2016年3月で札幌市役所を定年退職し、現在は遊びが仕事のようなもの。20年前より個人のホームページで趣味であるキャンプの情報を発信。現在はカナディアンカヌーでの川下り、バックカントリースキー、山歩きにマラソンと、現役時代よりも忙しい日々を送っています。おかげで北海道のアウトドア情報には、それなりに詳しくなりました。