ライダー垂涎!牧草地を貫く直線道路「エサヌカ線」で爽快感を体験

北海道を訪れる理由は、人それぞれ。スキーをはじめ、冬のアクティビティを楽しみに訪れる人もいるでしょう。海産物などのおいしいものをたくさん食べたくて訪れる人もいるでしょう。

そんな中、バイクに乗って旅する人たちも大勢います。彼らの目的は、北海道の自然の中をバイクで駆け抜ける、その爽快感なのかもしれません。そこで、まさにそうした目的にピッタリの、北海道ならではの風景をご紹介します。

ライダー必見、エサヌカ線とは?

▼ライダー垂涎の一本道

北海道の北部、オホーツク海沿いに、真っ直ぐに伸びる一本道があります。牧草地に囲まれた一本道が、地平線の彼方まで続いていきます。「通称エサヌカ線」(以下エサヌカ線)と呼ばれる、舗装道路です。

▼ぜひ天気のいい日に走りたい

エサヌカ線は、浜猿払から南へ約4.2km、そこから少し内陸に入ったところでさらに約8.4km続いています。北海道らしい雄大な景色は、特にライダーに人気です。信号も何もない直線で、これだけの距離を一気に駆け抜けるなんて、日本ではなかなかできない経験かもしれません。

▼もちろん車でも爽快感は味わえるはず

実際にエサヌカ線を走ってみるとどんな感じなのか、動画を見てもらう方が分かりやすいでしょう。まずは、下の動画で疑似体験してみてください。特別に許可を得て、ドローンで撮影しているシーンもあります。

【動画】通称エサヌカ線を走ってみた

エサヌカ線が作られた経緯

これほど真っ直ぐな道路がなぜ作られたのか、その理由は1970年代半ばにまで遡ります。猿払中央区では農業経営の安定を図るため、農地開発事業に着手します。耕地面積を拡大する際、内陸部から海岸に向かって垂直に伸びる農道が同時に何本か作られました。その農道を海岸線沿いに繋げたのが、エサヌカ線だというわけです。

▼農道を繋げるために誕生した

それでは、エサヌカ線への行き方を簡単にご説明しましょう。北から南に下るルートでたどっていきます。稚内から網走まで続く国道238号線を南に下っていくと、浜猿払の辺りで「通称エサヌカ線500m先左折」と書かれた看板を見つけることができます。

▼左手に看板が

さらに走っていくと、エサヌカ線の入口を示す看板が現れます。

▼小さな看板なので見落とさないで

看板のすぐ先を左折して進むと、すぐにT字路に行き当たるので、右折すればエサヌカ線です。海岸沿いの心地良い一本道を満喫してください。4.2kmほど進むと、再びT字路が現れるので、内陸に向かって右折。

▼4.2km先のT字路

またすぐに道路が左折するので、そのまま道なりに行けば今度は8.4kmほどエサヌカ線が続いていきます。詳しくは、下記の地図を参照にしてみてください。

せっかく北海道を訪れたのなら、思いっきり北海道らしい風景に身を投じてみるのも旅のいい思い出です。バイクじゃなくても、たとえばレンタカーで走っても、その爽快感は体感できるはず。北海道旅行のプランのひとつとして、検討してみてはいかがでしょうか。

取材協力
猿払村役場 企画政策課観光係
所在地:北海道宗谷郡猿払村鬼志別西町172番地
電話:01635-2-3132
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