名物タラコを使った親子丼はいかが? 虎杖浜のご当地グルメ「ゆたら丼」


【白老町】タラコで有名な白老・虎杖浜地区で、今年(2013年)3月1日に誕生した新ご当地メニュー「ゆたら丼」をご存じだろうか。このメニューの登場で、白老町の食材をご当地で手軽に、気軽に、安く味わうことができるようになったので、一押しである。

まずは、そもそも「ゆたら丼」って何なの?というところから。名前だけではイメージしにくいが、地元・白老町の食材をふんだんに使った丼である。ルールとしては、ご飯に白老町産の食材を1点以上乗せる、ということが定められている。それ以外は結構アバウトであり、虎杖浜竹浦観光連合会加盟の7店舗がそれぞれ開発しているので、お店によって、タラコを使った丼、にじますを使った丼、かにちらし丼、いくら丼、たまごかけご飯など、かなりバラバラである。これら7店舗9品をもって「ゆたら丼」と総称する。値段は400円から1050年まで様々。

やはり虎杖浜に行ったからには、特産品のタラコを使った丼を食べてみたいもの。ということで今回ご紹介するのは、たらこ家虎杖浜が提供する「たらこ家のゆたら丼」。同店が提供するのは、ご飯の上に「タラ」+「タラコ」を乗せた、まさに親子丼のタラ版である。タラコはもちろん虎杖浜産のものを使う。半分は焼きほぐしたスケソウダラの白身、もう半分にはタラコのしぐれ煮が乗る。中央にはタラコがシソの葉の上に乗っかる。


実際に食べてみると、タラコのしぐれ煮がしょっぱく強い味で、焼きほぐしたスケソウダラの身が薄い味であるので、一緒にバランス良く食べるとちょうどよい。付け合わせにタラの身が入った汁物や漬物もつく。虎杖浜に来たことを実感できる、虎杖浜ならではの丼であった。虎杖浜産タラコを使った丼は、同店のほか、はしもと珈琲館でも提供する。


店舗によって使用食材も特徴も全く異なるため、何食べようか……と悩んだり、食べ比べが楽しい。これまで温泉や土産物としてのタラコくらいしかなかった虎杖浜に、ご当地に行って手軽に地元の食材を食べることができるご当地メニューが誕生したことで、虎杖浜滞在の可能性が広がったことは確かなようだ。

ゆたら丼提供店舗(7店舗9品)
たらこ家虎杖浜:「たらこ家のゆたら丼」(840円)
大水食事や:「かにちらし丼」(1050円)
北京飯店:「天津丼」(880円)
山本養鱒場:「にじますフライ丼」(750円)「にじます漬け丼」(750円)
はしもと珈琲館:「ゆたらたらこ丼」(900円)
ホテルいずみ:「ホテルいずみのゆたら丼」(700円)
アヨロ温泉:「いくら丼」(700円)「たまごかけごはん」(400円)

2013年3月1日に「ゆたら丼」は誕生したが、2013年12月7日には冬季メニューとして第二弾「海鮮ゆたら鍋」誕生が発表された。

海鮮ゆたら鍋提供店舗(6店舗6品)
たらこ家虎杖浜:「たち鍋」
海の別邸ふる川:「海鮮しゃぶしゃぶ鍋」
山本養鱒場:「虹鱒のあら汁」
ホテルいずみ:「いずみ鍋」
ホテルオーシャン:「たら鍋」
湯元ほくよう:「みそ味チャンコ鍋」
※ホテルや旅館では宿泊客向けでの提供