ブルーの灯りで駅前が幻想的に!「いらっしゃいしんとくイルミネーション」

【新得町】 11月・12月になると、道内各地がイルミネーションイベントで盛り上がる。その中で、十勝のイルミネーションと言えば、ここを挙げる人もいるかもしれない。新得町の中心部、JR新得駅前で行われる毎年恒例のイルミネーションイベント「いらっしゃいしんとくイルミネーション」だ。

開催期間は長期にわたる。例年、11月末から翌年2月末まで約3ヶ月間のロングランだ。「いらっしゃいしんとく」という言葉からも分かるように、新得駅に降り立った旅行客、スキーヤー・ボーダーたちを幻想的なイルミネーションで歓迎するという意味もある。駅舎を出て駅前通を歩いていると、なんだかそう感じられる。さらさらの雪が降るともっと感動的であるに違いない。





駅前には通年で「北海道の重心地」としてやじろべえのようなモニュメントが設置されている。それを取り囲むように、植えられている木々にイルミネーションを点灯させている。色は様々だ。基本的にはブルーが多いのだが、オレンジ、エメラルドグリーン、そして白色の4種類が確認できる。全部で24000球。

そしてもう一つ、駅前のイルミネーションをさらに美しくしている、そして重要なアクセントとなっているのが、新得駅舎入口上部の三角屋根に見られる半円状のステンドグラスである。駅舎内から照らされた黄・緑・赤といった様々な色がイルミネーションに彩りを添える。

駅前のロータリーを活用しているだけなので規模はそれほど大きくはないが、狩勝峠経由で十勝を訪れる際は、ちょっと立ち寄ってみるのもよいだろう。帯広・音更・鹿追各地で開催される冬のイベントに合わせていって見るのもよいかもしれない。とにかく一度行ってみる価値ありのイルミネーションスポットだ。