その数なんと8000本!道央随一の桜名所「戸田記念墓地公園」の迷い方

札幌近郊でも人気の高い桜の名所の一つがこちら、石狩市の戸田記念墓地公園です。開花は遅めで、5月中旬に見頃を迎えるため、ゴールデンウィークに札幌市内で花見ができなかったという方も行ける、というのがウリ。また、桜並木は一か所ではないので、車で走りながら、歩いて見ながら、様々な楽しみ方ができ飽きない、というのも魅力の一つです。

桜の種類は8種類、本数は8000本

戸田記念墓地公園の開園は、1977年10月2日。敷地面積は48万坪で、東京ドーム34個分に相当します。植栽は約7万本で、うち桜は約8000本あります。桜の種類は8種類。エゾヤマザクラ、ベニヤマザクラ、ギョイコウ(御衣黄)、カンザン(関山)、チシマザクラ、ヤエザクラ、ウスズミザクラ(淡墨桜)がありますが、大部分を占めるのがソメイヨシノ。葉っぱの混ざらない美しい薄ピンク色の花々を楽しむことができます。

桜の木が植樹されたのは1977年の開園と同時に植えられたものがほとんど。樹齢は30~40年ほどになります。最近ではウスズミザクラが加わるなど、少しずつ増えている側面もあります。園内の桜は、有限会社北桜造園が管理を行っています。

北限のソメイヨシノに挑んだ歴史

開園当時は札幌以北ではソメイヨシノは育たないとされていました。しかしここでソメイヨシノを咲かせたいとの強い思いから、厚田の気候を調査研究し、7ヶ月で十分な肥料を与え育てる必要があること、幹の間隔を1メートルにして枝を広げ、栄養を木全体に行き巡らせる、冬は幹に藁などを巻いて保温させる、などの工夫がなされました。

開園後も台風で全ての木が倒れるなど、苦難に対処しなければなりませんでしたが、苦労のかいあって、今や石狩の観光名所の一つとして、また、札幌圏有数の桜名所の一つとして、知られるようになりました。

ここだけは見ておこう!「桜冠の道」「桜花の道」

戸田記念墓地公園は前述のとおり広大。道路もカーブが多く、初めて訪れると迷ってしまいそうです。基本的に道路沿いにずっと桜が植えられているので、まずは車でゆっくり走りながら花見をするのが基本形。道路が広いので、駐車禁止の場所を除けば、路肩にちょっと停車してゆっくり花を楽しめます。

そこで、今回は、同園の中でもおすすめの絶景桜スポットを2か所ご紹介しましょう。「桜冠の道」「桜花の道」という、いずれも桜のトンネルのある道です。

▼桜冠の道

まずは「桜冠の道」。レストランや立像のある戸田記念広場からほど近い「A区」にある桜並木です。約250m区間が車両通行止めですので、車の往来を気にせず、ゆっくりと安心して花見を楽しめます。ここの特徴は、ソメイヨシノの木が道を覆いかぶさり、桜のトンネルを作り上げているという点。桜の花の密度が高く、青い空が見えないほど頭上を埋め尽くします。

▼桜花の道

もう一つは「桜花の道」。上述の「桜冠の道」からさらに東方向「C区」にある桜並木です。全長約450m区間の両側を桜の木が囲み、桜のトンネルを作ります。「桜冠の道」に比べると青空が見える割合が高そうですが、車で通ることができるのが特徴。その分、写真を撮るため路上に出る際は注意。また、高さ2.3mの制限がありますのでご注意を。

そのほかの見どころとしては、戸田先生立像のある戸田記念広場。芝生広場であるため、敷物を敷いて花見を楽しんでる来訪者も見かけます。

▼戸田記念広場






北東端のD区は、道路に覆いかぶさろうかというほど大きな桜の木が両側に林立しているため、見ごたえがあります。

▼D区の道

A区とB区の間の道路は、中央分離帯にも桜の木が立っているのが特徴。

▼中央分離帯の桜

南端のG・H・I区は比較的低い桜の木が並びます。G区に近い場所には池があり、唯一桜外池のコラボレーションを楽しむことができます。

▼南端も隠れた見どころ






他にも、各エリアで様々な姿の桜並木を楽しむことができる戸田記念墓地公園。桜の時期には絶対に行っておきたい桜名所の一つです。

▼動画で見る戸田記念墓地公園

戸田記念墓地公園
所在地:石狩市厚田区望来327
桜の見頃:5月中旬