年々怖くなってる?! 5年目を迎えた夏の風物詩 ノルベサ「札幌お化け屋敷」

札幌市中央区の大型商業施設「ノルベサ」で夏の時期に開催されている「札幌お化け屋敷」。2019年の「ふたご霊」で5年目を迎えました。

お化け屋敷プロデューサー 五味弘文さんが関わっているとあって作りも演出も本格的で、来場者からは毎年、「年々パワーアップしている」、「今年は昨年以上に怖い」、「今までで一番怖い」との声が聞かれます。

「札幌お化け屋敷」はどのように作られているのでしょうか。節目を迎えたお化け屋敷の舞台裏に迫るべく、イベントを開催するHBC事業部の大澤風子さんに話を伺いました。(トップ写真提供:HBC)

MBSのお化け屋敷を札幌でも

きっかけとなったのは、TBS系列のMBS(毎日放送、本社:大阪府大阪市)が2012年以降、毎年夏に企画・主催していた「梅田お化け屋敷」。これをぜひ札幌でもやりたいと、HBCで主催するようになったのが始まりです。

こうして始まった「札幌お化け屋敷」の第1回開催は、2015年夏のこと。ノルベサ3階特設会場を舞台に、2012年にMBSが企画した「ゆびきりの家」を再演しました。それ以来、MBSで開催したお化け屋敷を再演もしくはアレンジして、3年後に実施しています。

札幌お化け屋敷2015「ゆびきりの家」
札幌お化け屋敷2016「黒いアサガオの家」
札幌お化け屋敷2017「恐怖のかくれんぼ屋敷」
札幌お化け屋敷2018「呪い指輪の家」
札幌お化け屋敷2019「ふたご霊」

初年度は話題性もあって大反響。その後も2万人以上の来場者を記録しており、札幌の夏の風物詩として認知されつつあります。

五味プロデューサーのもと、細かいところまでこだわりが

お化け屋敷にキャストを復活させ、ストーリーとミッションという要素を持ち込むことによって、大人が楽しめるエンターテインメントに生まれ変わらせた五味弘文さん。「札幌お化け屋敷」には初回から関わっています。

お化け屋敷の準備は前年末に始まり、年明け以降本格的な準備を進めるそう。MBSで実施したお化け屋敷をベースにしつつ、ノルベサ特設会場に合わせて図面を起こしていきます。

実際に大工とともに行う会場設営の期間はわずか1週間というから驚きです。よりストーリーに合うように、また怖く感じられるように、音の出し方や見え方には、本格的なドラマセットを作っているプロの知恵が反映されるといいます。

また、東京からプロを招いて、キャストに対して演技指導、演出方法の指示がなされます。五味プロデューサーが訪れた際には、チェックのために3時間ほどかけたそう。内部は非公開のためその様子を写真等で紹介することはできませんが、それほどの細かいこだわりをもって、お化け屋敷は作り上げられていくのです。

夏の風物詩になってほしい

▼年々、悲鳴が増えている「札幌お化け屋敷」

「札幌お化け屋敷」は毎年7月第1金曜日から59日間。「毎年この時期がやってきた」と楽しみにしている人も多いのだとか。

来場者は、札幌に住む10代~30代の若年層が圧倒的に多いそうですが、観光客や海外からの人も体験しに来るそう。夏休み、特にお盆時期に来場者が増えるといいます。

5年目を迎えた「札幌お化け屋敷」ですが、今後は札幌の夏の風物詩になってほしいといいます。「北海道の夏を楽しみに来る方に、より夏らしさを体験してほしいです。涼しい札幌の夏に、心も体もさらに涼しくなってもらえたら」と大澤さんは来場を呼びかけています。

「札幌お化け屋敷2019―ふたご霊」は二倍怖いらしい

5回目を迎えた「札幌お化け屋敷2019」は「ふたご霊」。今年のキャッチコピーは「二倍怖い」となっていて、毎年怖いのに二倍怖いなんていったいどういうこと?と話題になっています。

開幕前日にはプレオープンが行われますが、その際に神主によるお祓いが行われています。今年は札幌在住のYouTuber「mizunaTV」をお招きして、タレントの長谷来実さんと川村莉央さんに「ふたご霊」を体験していただきました。

▼お祓いが行われる

【動画】映像で見る「札幌お化け屋敷2019―ふたご霊」(mizunaTV)

▼「行きたくない……帰りたい……」と駄々をこねるふたり

▼倒れ込むように出てきた川村さん

体験後、ふたりは「とにかく前に進むのに必死でした」、「ここ最近で一番叫びました。膝が震えて……。入る前はどうやってリアクションしようかとか思ってたけど……無理!(笑)」と感想を話してくれました。

▼最後に顔はめパネルの前で記念撮影

5年目の今回は新たな試みとして、平日13時半~16時に「ふたご霊」を体験した場合、もれなくノルベサ屋上の観覧車ノリアの乗車券をプレゼントされます。通常1人600円かかりますが、なんと無料で乗車できてしまいます。

▼ノルベサ全面協力のもと、観覧車ノリアに無料乗車可能!

さらに、平日・休日問わず会期中はチケット半券提示で、ノルベサの各店舗で様々なサービスを受けることができます。こうしたお得なサービスを活用できるのも嬉しいポイントですね。

「ふたご霊」開催日時は、2019年7月5日(金)から9月1日(日)までの13時半~21時半、無休。公式サイトはこちら。

協力:ノルベサ/HBC/mizunaTV
撮影:克(laufen)
※この記事は、ノルベサブログ、mizunaTVのコラボ記事です。