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札幌の老舗市場「まるやまいちば」閉鎖へ

札幌の老舗市場「まるやまいちば」閉鎖へ

札幌市円山地区の住民の台所として知られてきた老舗市場「まるやまいちば」が閉鎖することが2009年11月27日、決定しました。閉鎖時期は2010年3月末の予定です。

 どれだけ老舗かというと、1893年ごろの円山朝市がまるやまいちばの前身とされています。当時は西25丁目付近で、その後規模は拡大、1953年に円山市場事業協同組合を結成して中央区大通西24丁目に移転し、1970年に同地に2階建ての建物に改築、現在に至っています。

 ピーク時には50店舗を数えた同市場ですが、閉鎖直前の現在は37店舗が入居しています。内訳は組合員24店舗、テナント13店舗で、生鮮店、精肉店、衣料店、青果店、パン店、理容店・美容店、雑貨店などがひしめきあっています。

 閉鎖の理由は、近年の大型商業施設の台頭による売り上げ減少。ここ数年で大型店が出店、2010年3月に円山公園駅直結でダイエー札幌円山店が入居する「マルヤマクラス」がオープンし、決定的となりました。一方で、経営者が高齢化していることも要因の一つです。

 閉鎖後の跡地1930m2はマンション用地として売却される予定になっており、入居している37店舗はそれぞれ閉鎖するか別の場所に移転する化する予定です。札幌の歴史とともに歩んできた古き良き時代の象徴「まるやまいちば」が閉鎖されるのはなんだかさみしい気持ちです。

追記:2010年3月31日午後7時。まるやまいちばが閉店しました。

2012年1月3日追記:まるやまいちばが5店舗で復活へ

 札幌市中央区円山の老舗市場「まるやまいちば」が2012年2月に復活することが決定しました。前身「円山朝市」の1893年ごろから続く歴史ある同市場は、小規模になるとはいえ場所を変えて復活することになります。

 まるやまいちばの歴史は長い。前身は1893年ごろにできた西25丁目付近の「円山朝市」、1953年に大通西24丁目に移転、1970年に2階建てに改築しました。

 長く市民の台所として愛されてきた市場は、札幌の歴史とともに歩んできたと言っても過言ではありません。しかし時代の変化には対応できず、周辺に大型店が進出したことによる売り上げ減や経営者高齢者のため2010年3月31日に閉鎖、117年の歴史に幕を下ろしました。

 その跡地(1930m2)にあった建物は解体・更地にされ、分譲マンション「シティタワーズ円山」に。そのため、まるやまいちばの復活先は、札幌市中央区北一条西24丁目の駐車場跡に建設される5階建てビルの1階に開業することになりました。

 営業再開は2012年2月の予定で、約2年ぶり。閉店時にあった37店舗のうち、ほとんどは2010年3月末のまるやまいちば閉鎖の際に、閉店か移転してしまいましたが、かつて同市場で営業していた青果店など5店舗が新市場に入居予定です。

 縮小されて、かつてのにぎわいはなくなるとはいえ、2年ぶりに「まるやまいちば」が帰ってきます。

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