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空港・ウポポイ・二風谷を直通で結ぶ!周遊バス「セタプクサ号」運行開始

  

札幌観光バス株式会社(本社:札幌市清田区)は2020年10月1日、平取・白老エリアと新千歳空港を周遊するアイヌ文化拠点交流促進バス「セタプクサ号」の運行を開始。運行初日となる1日午前、新千歳空港で出発式が行われました。

空港・ウポポイ・二風谷を直通で結ぶ!周遊バス「セタプクサ号」運行開始
出発式で乗客へ記念品の贈呈を行う平取町公式キャラクター ビラッキー(新千歳空港、提供:札幌観光バス)
空港・ウポポイ・二風谷を直通で結ぶ!周遊バス「セタプクサ号」運行開始
出発式でテープカットする平取町長、札幌観光バス社長ら(新千歳空港、提供:札幌観光バス)

アイヌ文化を学べる2拠点を繋ぐ周遊バス

「セタプクサ号」は、同社が日高管内平取町からの委託を受け、アイヌ政策推進交付金事業「アイヌ文化拠点交流促進バス運行事業」として運行を開始するもの。

近年、北海道ではアイヌ文化への関心が高まっており、理解・交流を深める環境が整いつつあります。今年7月には、胆振管内白老町に民族共生象徴空間「ウポポイ」がオープン。アイヌ文化を見て学ぶことができるのが白老町の特長であれば、平取町二風谷コタンでは生活に根付き生業となっているアイヌ文化を体験して学ぶことができます。

アイヌを学べる両エリアを結ぶ直通の交通手段がまだなかったことから、同社は北海道の空の玄関口である新千歳空港と平取町・白老町を結ぶ周遊バスの運行を検討。期間限定での運行を開始しました。

アイヌ文様を取り入れた車輌デザイン

ブルーを基調としたラッピングバスのデザインは、平取町二風谷で工芸品を手掛ける2人の職人、貝澤徹氏と関根真紀氏のアイヌ文様を取り入れたコラボデザインとなっています。

空港・ウポポイ・二風谷を直通で結ぶ!周遊バス「セタプクサ号」運行開始
貝澤徹氏がデザインしたバス左側(提供:札幌観光バス)
空港・ウポポイ・二風谷を直通で結ぶ!周遊バス「セタプクサ号」運行開始
関根真紀氏がデザインしたバス右側(提供:札幌観光バス)

木彫りの盆「二風谷イタ」などを手掛ける貝澤徹氏はバスの左側半分のデザインを担当、樹皮の機織り「二風谷アットゥシ」や刺繍の職人である関根真紀氏はバスの右側半分のデザインを担当しました。特に貝澤徹氏は、自身の作品以外にデザインを提供するのは初です。

「セタプクサ号」という名称は、平取町に日本一のすずらん群生地があることにちなんで、アイヌ語で「すずらん」を意味しています。

周遊バス「セタプクサ号」は、2020年10月1日~11月5日までの月曜日を除く週6日、毎日1便を運行します。先着15名限定。発着は新千歳空港を基本としていますが、予約すれば札幌駅での乗降が可能になります。

また、添乗員の資格を持つバスガイドが同乗し、各地の見どころやポイントを案内します。白老町、平取町はそれぞれ2時間滞在。平取町二風谷コタンでは、工芸作家の話を聴き手仕事を見学できるほか、伝統的工芸品「二風谷イタ」「二風谷アットゥシ」を見て触れて購入できます。平取町立二風谷アイヌ文化博物館では重要文化財900点以上を見学します。

8:40札幌駅出発(乗車のみ)【要予約】
9:40新千歳空港JAL側団体待合所到着(乗車のみ)、10:00出発
11:00民族共生象徴空間ウポポイ(白老町)到着、13:00出発
14:30二風谷コタン(平取町)到着、16:30出発
17:30新千歳空港貸切バス降車場到着(降車のみ)
18:30札幌駅到着(降車のみ)【要予約】

一人あたりの旅行代金は、全行程乗り通した場合3,000円(税込み)。バス代、バスガイド代、利用クーポン券(金券)を含み、各施設の入園料等は含みません。いずれも2歳以下 席なし無料。問い合わせや申込みは、札幌観光バス株式会社 ツーリズム営業部(TEL 011-206-0225)。

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