旭川駅前を約20万球の灯りで彩る「あさひかわ街あかりイルミネーション」。旭川の冬の風物詩として定着している。今年(2015年度)は点灯期間も100日間と約1か月延長され、新しくできたイオン旭川駅前のツリーイルミネーションも同時に灯るため、例年以上に楽しむことができそうだ。
ロングラン開催が特徴「あさひかわ街あかりイルミネーション」
「あさひかわ街あかりイルミネーション」は1995年に緑橋通で始まり、翌1996年に七条緑道と平和通買物公園でも開催。各通りが個別にやっていたイルミネーションだが、それらを統合し実行委員会としてスタートしたのは2000年のことだった。それ以来規模を拡大し現在に至っている。
道内の冬季はイルミネーションイベントが多いが、札幌市「ホワイトイルミネーション」や函館市「はこだてクリスマスファンタジー」は12月や1月で終わってしまう。しかし、旭川のイルミネーションはそれ以上に長く点灯しており、道内でも屈指のロングランイベントであるのが特徴だ。
縦に貫く3本の道路とその先の旭橋まで、それぞれに特徴が!
「あさひかわ街あかりイルミネーション」はクリスマスに先駆けて12月はじめに点灯式が行われ、例年2月まで開催されている(2015年は3月13日まで)。点灯時間は17:00(買物公園は16:30)~21:00まで。クリスマスまでの一週間と旭川冬まつり期間中は22:00まで延長される。
イルミネーションストリートは、旭川駅から石狩川方面に伸びる縦の3本の道路(平和通買物公園、緑橋通、昭和通)、常盤ロータリー、旭橋通の5か所が主な会場。それぞれ、ナナカマドをイメージした緑橋通、街路樹電飾のほか円すい形のモニュメントイルミネーションが置かれる平和通買物公園、ツインピラーが特徴の昭和通など、各通りに特徴がある。
緑橋通(ナナカマドイルミネーション)
昭和通(ウェルカムイルミネーション)
ロータリータワーイルミネーション
旭橋通ウェーブイルミネーション
七条緑道イルミネーション
見どころとして、2014年には、縦の3本の道路を繋ぐように七条緑道イルミネーションが復活し、イルミネーショントンネルが設置されるようになった。また、圧巻! 昭和通の中央分離帯に置かれる高さ11mのツインピラーは、サンロク街が旭川の盛り場であることから織姫と彦星をモチーフに男女をイメージして作られている。ロータリーには中央にロータリータワーが。会場の約20万球のLED電灯は1週間から10日かけて手作業で取り付けているという。
2015年には旭川駅前再開発も進み、同年3月27日に開業したばかりのイオンモール旭川駅前には巨大なクリスマスツリーが設置され、イルミネーションで彩られる。札幌や函館のイルミネーションもいいが、さらに魅力が増した「あさひかわ街あかりイルミネーション」も楽しんでいただきたい。