【札幌市】雪が降っていない時の筆者の移動は自転車。単なる移動だけじゃなく、あちこち散策に出かけたりしている。
昨年の話。西区の北5条手稲通を自転車で走っている時、いい感じの建物を通り過ぎた。普段ならそのまま通り過ぎるんだけど、なんとなく気になって戻ったのがコチラ「GAGNON(ギャニオン)」である。
カナダ色満載の店内
店舗の外観に楓の葉っぱがあしらってあり、いかにもカナダですって感じのこのお店。通り過ぎたときはいったい何の店なのかわからなかったが、近づいてみるとメニューの看板が出ているので飲食店だということがわかった。GAGNONって書いてあるので「ギャグノン」とか「ギャノン」かなって思っていたが、「ギャニオン」と読むのだそう。
▼中に入るとカナダ色満載の店内(※GAGNON提供)
このお店は、カナダ・ケベック産のメープルシロップのお店。
お店で出されているメニューはいっさい砂糖を使わず、すべてメープルシロップが使われているとのこと。もちろんメープルシロップ関連の商品を買うこともできるのだ。
パンケーキやワッフルだけでなく、ドリンクや食事メニューにもメープルシロップが使われている
今回ご紹介するのは、GAGNONのオススメ「プティーングレイビーソース」。揚げた道産のポテトにグレイビーソースがかかっているというもの。もちろんグレイビーソースもメープルシロップが使われている。
▼お店のオススメ「プティーングレイビーソース」
ほくほくのジャガイモにほんのり甘さのあるグレイビーソースとチーズ。めちゃくちゃおいしい。お店の人にお聞きすると「プティーングレイビーソース」はカナダ、ケベックの家庭料理なんだそう。
同店のオーナーは、カナダのケベック出身で10年前に札幌に移住。ケベックの環境がなんとなく北海道と似ている(冬はもっと寒くなるとのこと)ということで、ケベックの食べ物などを北海道に広めたいと思って2007年にこのお店をオープンしたのだそう。
ケベックでは、メープルシロップが必ずテーブルに置かれていて、日本人がちょっと醤油をかけるのと同じように何にでもメープルシロップをかけるんだって。甘くするだけでなく味を引き出すためにも使われていると聞いてちょっと驚いた。だって、メープルシロップってパンケーキやワッフルにかけるものって筆者は思っていたからね。
▼ワッフルにメープルシロップは定番中の定番(※GAGNON提供)
▼ドリンクにもメープルシロップが使われているのだ(※GAGNON提供)
メープルシロップには4種類がある
メープルシロップ通ならアタリマエのことかもしれないが、筆者は先にも書いた通りパンケーキやワッフルにかけるイメージしかなかった。でも話を伺ううちにメープルシロップはいろいろな料理に使えることがわかった。
メープルシロップにはエキストラライト、ライト、ミディアム、アンバーの4種類があって、それぞれ採取時期が違うのだそう。いちばん市場に出回っているタイプがミディアムだという。
地下鉄東西線の琴似駅から歩いて10分前後、車がなくても充分に行くことができる。お店ではメープルシロップのテイスティングもOKなので、興味がある人には行ってみてはいかがだろうか。
▼GAGNON(ギャニオン)
札幌市西区二十四軒4条7丁目5-14 [地図]
TEL:011-622-8660
営業時間:11:00~18:00
定休日:月曜日、火曜日
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