麺もスープも真っ黒なラーメンを食べてみないか?「石炭ラーメン」のススメ

【芦別市】 ラーメンの常識を覆すラーメンが芦別にある。麺は黒、スープも黒、どこを見ても黒、真っ黒なラーメン。その名も「石炭ラーメン」!

芦別市振興公社が販売する真っ黒なラーメンは、変わり種として話題に。もともと2006年3月以降、芦別市内のスターライトホテルの人気メニューだった石炭ラーメン。豚の角煮も真っ黒にまみれてまるで石炭が入っているかのようなラーメンとして好評だった。パッケージ版の石炭ラーメンは、それを家庭で手軽に調理し味わえるようにと、2007年4月28日に2食セットとして500セット限定販売、同年5月19日に現在のスタイルで発売したものだ。

入っているのは黒い麺と黒いスープの素。4食分が入って1400円ほどのお値段。その名の通り石炭をイメージし、徹底的に真っ黒にこだわったラーメンは、かつて石炭産業で栄えていた芦別ならではのラーメンだ。

▼スープも麺も真っ黒


黒い麺と黒いスープの正体は、イカスミと竹炭。麺は株式会社サッポロ麺匠が製造しているが、北海道産小麦粉に食用竹炭を混ぜて黒い色を表現。一方のスープは株式会社デリカが製造するが、これには粉末イカスミを使って黒い色を表現した。

▼茹であがった石炭ラーメン。これに具を載せる

真っ黒い色で一見不気味だが、イカスミは血液に良いとされるし、竹炭は有害物質を排除する働きを持つとされ、これぞ健康ラーメンたる由縁。では、石炭ラーメンは何味なのか?と気になるところだが、実際に食べてみると味噌味であることが分かる。スミの香りもしっかりする。


▼映像:実際に作って食べてみた

作り方は簡単。大きな鍋に湯を沸かし4~5分ほど麺を茹でて、お湯を切って黒いスープの素とともに器に入れる。ネギやタマネギ、ひきにくなどお好みで具を入れてもよし。服に黒いスープがはねないよう、十分注意して食べていただきたい。購入は、芦別市の「道の駅スタープラザ芦別」。
※協力:ガラナレコーズ