三角山~大倉山山頂展望台の縦走に挑戦!ご褒美は大倉山特製ソフト!

スポーツの秋、到来ーー。この秋、里山で楽しく健康づくりをしませんか。低山登山に慣れてくると、もう一歩、前進してみたくなるもの。そんな人におすすめしたいのが縦走です。今回は日本で一番最初のジャンプ台が設置された「三角山」と、大倉山ジャンプ競技場のある「大倉山山頂展望台」を制覇する里山縦走を体験レポート。全国的にも有名な観光スポットを含むルートのため旅行客にも人気のルートを紹介します。

ルート:三角山山の手側入り口(西区山の手)→こぶし平→四の坂→三角山山頂→大倉山分岐→大倉山山頂展望台・大倉山ジャンプ競技場(中央区宮の森)→三角山宮の森側入り口

まずは三角山山頂を目指す

▼三角山山の手入口スタート

三角山は標高311.07メートルの低山です。世界最高年齢でエベレスト登頂を成し遂げた、冒険家・三浦雄一郎さんが札幌へ移住したとき、真っ先に登った山として知られています。同山でスキーの練習を重ねたあと、数々の入賞をしたことから「とても縁起の良い山」とは三浦雄一郎さん。また、一等三角点もあり、札幌の街並みづくりの重要なポイントでもある山なのです。

▼四の坂

こぶし平、そして四の坂へ。
四の坂を左へ曲がると三角山の山頂へ向かいます。

▼三角山山頂

低山とはいえ、三角山の山頂からは増毛や大雪山まで眺望します。また、これから向かう大倉山ジャンプ競技場や、宮の森シャンツェも見えます。休憩後は大倉山を目指します。

大倉山へ

▼三角山案内板8番ポイント

三角山散策路案内板8番ポイントへ。案内版には大倉山の記述はなく「至盤渓・小別沢方面」と書かれています。大倉山ジャンプ競技場のある大倉山展望台へは30分ほどです。

▼大倉山山頂展望台

札幌テレビ塔、百年記念塔、円山、藻岩山、札幌ドームなどの街並みから、遠くには石狩湾や芦別岳、夕張岳も眺望するロケーション。

▼大倉山山頂展望台から見たジャンプ台

日本を代表するジャンプ台のある大倉山ジャンプ競技場は、夏でもジャンプ可能な全天候型競技場です。選手が滑る時、時速90キロにもなるのだとか。遊園地のジェットコーススターも乗れない筆者。安全ベルトもなく、たった2枚のスキー板で滑り、さらに飛ぶのです。選手の気持ちを想像してみました。

全国的にも珍しい 山頂で食べるソフトクリーム

▼大倉山展望ラウンジ

大倉山展望ラウンジで人気のメニューは「大倉山特製ソフトクリーム」です。登山で汗をかいたあとの甘味が美味。

地元産の新鮮な牛乳と、夕張市農業共同組合より供給される夕張メロン果汁をたっぷり使用した大倉山特製ソフトクリーム。夕張メロンと夕張メロンミックスは山頂限定です。アイスクリームやジェラードではなく、ソフトクリームを食べられる山頂展望台は全国的にもめずらしいといいます。大倉山の新鮮な空気と、日本を代表する選手が活躍するジャンプ台を間近に見ながら食べると、旨さもさらにアップ。

山頂展望台を下りて、札幌ウィンターミュージアムやレストランのあるクリスタルハウスへ向かう方法は二つ。自然遊歩道(20分)を歩くか、リフト(5分、片道250円)に乗るかです。

▼大倉山展望台リフト

ここはジャンプ台に並行して運行しているリフトに乗ることに。一生ジャンプ台を滑ることはない筆者もムードをリアルに体験。五輪のマークや踏み切り台を近くに見られ迫力満点です。

▼大倉山クリスタルハウス、ラムダイニング大倉山

厳選した北海道産の生ラムを味わえる店。お得なランチメニューもあり、縦走の途中で立ち寄りたいところ。大きく開かれた窓からはジャンプ台が見えるという絶好のロケーションのなかで、味わうラムザンギやラムハンバーグが人気です。

▼表彰台でハイポーズ。観光気分も高まります

大倉山ジャンプ競技場で観光を楽しみ、縦走をここで終了してもよし。筆者は三角山宮の森側入り口へ向かい、縦走を終えました。

縦走した達成感と、大倉山ジャンプ競技場での観光を同時に味わえるユニークな縦走ルート。満足度も高いです。観光も楽しみながら体力づくりをしたい人はぜひ。

▼大倉山ジャンプ競技場の問い合わせは大倉山総合案内
所在地:札幌市中央区宮の森1274番
TEL:011-641-8585

▼三角山の問い合わせは山の手まちづくりセンター
所在地:札幌市西区山の手3条7丁目1-38
TEL:011-613-1929
開館時間:月曜日~金曜日 8:45~17:15
休館日:土日祝日