温かさ感じる手作り庭園―帯広「紫竹ガーデン」

「紫竹おばあちゃん」と呼ばれ親しまれる、紫竹昭葉(しちくあきよ)さんという一人のおばあちゃんがいる。紫竹ガーデン遊華代表で、紫竹ガーデンを作り上げたいわば創始者だ。1989年に1万8000坪(約6ヘクタール)の牧草地を購入し、フラワーガーデンを始めた。(※2021年5月4日に死去)

なぜ始めたのかというと、子供の頃、野原で野の花たちが咲いていたのを再現したいという願いから。1992年に開園して以降、年々成長させていき、現在では22ゾーン、13コレクション、2500種類の花々が育てられているというのだ。

これは見に行きたいではないか、ということで十勝を代表する紫竹ガーデンを訪れた。







季節ごとに花々の美しさを見せてくれる紫竹ガーデン。黄・赤・紫・オレンジ・青・白、もはやここにない色はないのではないかというほど、多彩な色で彩られる。春のチューリップ畑が有名だが、夏にはバラ、アイリス、ダリヤ、コスモス、クレマチス、ダリヤ、デルフィニウムなど、秋には紅葉も楽しめる。









花々の密度も高く、一歩歩くごとに違う種類を見つけることができると感じるほどである。アクセントとして随所に白いチェアとテーブルが置かれているのも、紫竹ガーデンならではの風景と言える。どこか温かなぬくもりを感じるガーデンである。



1時間ほど一周して散策したら、入口でもらった割引券を活用しよう(なお入口では様々な種類の花の種を詰め込んだワイルドフラワーの袋ももらえるのが嬉しい)。割引券は、バラソフトクリームの割引券(300円→250円)。レストランでオーダーする。バラソフトの驚きと言えば、緑のコーンを使用し、ソフトクリームがバラ色という点。見た目もバラなのだ。


さらには、ここで手作り生産しているスコーンも購入できる。珍しいクリームチーズを始め、子供に人気のココア・チョコチップ、シナモンなど種類が豊富で迷うほど。ちょっとした軽食にいかが。

紫竹ガーデン
所在地:帯広市美栄町西4線107番地
TEL:0155-60-2377
営業:無休、4/21-10/31、8:00-18:00
入場料:※北海道ガーデンショー期間中1500円(中高大学生500円・小学生以下無料)
URL:http://www4.ocn.ne.jp/~shichiku/