2021年7月20日、日本第1号店がオープンして50周年を迎えた日本マクドナルド株式会社（本社：東京都新宿区）。全国47都道府県に店舗網が広がり、現在は約2,900店舗を展開しています。
実は北海道には、日本最北端と日本最東端のマクドナルド店舗があります。それがどこだかわかりますか？ 北海道で最も歴史の長い店舗、そして最も売り上げている店舗は？ 50周年記念特設ウェブサイトのコーナー「日本全国のいちばん店を訪ねて」より、北海道の店舗に関する「いちばん」をご紹介します。
日本最北端のマクドナルド店舗は「４０号稚内店」
日本最北のマクドナルド店舗は、稚内市の「４０号稚内店」（稚内市潮見3-5-17）。2009年11月28日にオープンし、それまで最北だった「イオン名寄店」（名寄市）から北に166㎞（車で約2時間半）最北端を更新しました。
マクドナルド「４０号稚内店」は、広々とした駐車場で入りやすい店舗です。その駐車場の片隅には、日本最北端を示す縦長のモニュメントがあります。「日本最北端店舗 ４０号稚内店」と表記され、北海道地図上で「N45°20’」「E141°45’」の稚内の位置を示しています。
モニュメントの横には、お馴染みのドナルドが両手をベンチの背に乗せて座っているドナルドベンチが。大きさ的に両脇に一人ずつ座ることができる程度です。どの店舗にもあるわけではないため、ドナルドと一緒に記念撮影ができる日本最北のマックとして、オープン時から注目を集めていました。
同店の成田店長は、「日本最北の岬である宗谷岬などを巡る方たちの観光ルートの一部となっており、読点を訪れて写真撮影を楽しまれるお客さまも多くいらっしゃいます」と、観光スポットとしても人気であると話します。
前述の通り、近隣店舗でも166㎞離れているので、近郊の人にとっては唯一のマクドナルドです。そのため「期間限定商品がスタートすると初日に売り切れてしまうこともあるくらい、私たちの提供する商品やキャンペーンを地域の方がとても楽しみにしてくださっていることを日々実感しています」とコメントしています。
日本最東端のマクドナルド店舗は「中標津東武店」
では、日本最東端のマクドナルド店舗はどこになるのでしょうか。答えは、根室管内中標津町の商業施設「東武サウスヒルズ」内にある「中標津東武店」（標津郡中標津町南町3-10）。2005年7月1日、根室管内唯一のマクドナルドとしてオープンしました。全国でも珍しいオープンキッチンを備えています。
近隣店舗は、最も近くて釧路市内の店舗まで88㎞（車で約1時間半）、網走市内の店舗まで約100㎞（車で約1時間45分）ありますので、根室・中標津周辺では貴重な戦力です。
同店の木村店長は「近隣に店舗がなく最寄りのマクドナルドは88km離れているため、中にはハッピーセットをお買い求めになるために70㎞以上先から来られるお客様も」とコメントします。世界自然遺産知床への通り道として、観光客の利用も多いようです。
北海道で売り上げNo.1店舗は「３９号旭川永山店」
北海道で最も売り上げている店舗は、旭川市の「３９号旭川永山店」（旭川市永山2条8丁目1-27）です。ドライブスルーエリアのオペレーションの見直しを行った結果、2020年に北海道・東北地方で一番の売り上げを達成しました。
同店はもう一つの「いちばん」を持っています。それは日本最北となる「McCafé by Barista」を併設している店舗であるということ。同社によると、こうした併設サービスで日本最北となるのは北海道でここだけです。
現存する 北海道で最も歴史が長い店舗は「西町店」
北海道にはマクドナルド店舗が89店舗あります（2021年6月末時点）。では、北海道で最も歴史の長い店舗はどこでしょうか。北海道初の店舗はどこでしょうか。
同社によると、マクドナルドの北海道初上陸は1979年5月1日のこと。札幌市中央区の中心部、札幌地下街「ポールタウン」（1971年11月営業開始）の一角に「札幌ポールタウン店」がオープンしたのが始まりでした。残念ながら、現在この店舗は閉店しています。
現存する最も歴史の長い店舗でいえば、札幌市西区の道道124号線沿いにある「西町店」（札幌市西区西町北2-1-6）になります。「札幌ポールタウン」オープンの約半年後、1979年11月2日にグランドオープンしました。
以上、北海道のマクドナルド店舗の「いちばん」でした。ぜひドライブがてら北海道の「いちばん」を訪ねてみてはいかがでしょうか。
マクドナルド50周年記念特設ウェブサイト「日本全国のいちばん店を訪ねて」（各店舗の情報や店長のコメント全文、エピソードや魅力はこちらから）
