石屋製菓が江別市の農場の生乳を使用し「北海道しあわせロール」発売

石屋製菓株式会社(本社:札幌市西区)は2020年11月20日、新商品「北海道しあわせロール」を二種類、応援購入サイト「マクアケ」で販売開始しました。若手社員の農業研修で訪れた江別市の農場で作られた生乳を使用したこだわりの一品です。

クリームと生地と巻き方にこだわった二種類

ふわふわの生地が特徴

「北海道しあわせロール」はミルクとチーズの二種類で、クリーム、生地、巻き方の三つに特にこだわっています。

クリームについては、優しい甘さが特徴の北海道生乳を使用した生クリームを美味しく味わってほしいとの願いが込められています。使用するのは江別市の農場「Kalm角山」の生乳。香料を使用せず、生乳の甘さを感じられる量のクリームがたっぷりと詰まっています。チーズ味については、北海道生乳とクリームチーズを合わせた美味しいクリームを開発。濃厚な味わいに仕上がっています。

生地は、卵白のみを使用。そのため見た目は真っ白です。石屋製菓の熟練の職人が、生地のたて具合と混ぜ具合を見極め、繊細で柔らかな生地に仕上げました。チーズ味については、卵黄と卵白を使用していますが、別々に立てて、気泡をつぶさないよう一枚一枚丁寧に焼き上げることで、ふんわりした生地に仕上げています。

巻き方はそれぞれ異なる

また、ぐるぐるとまく巻き方ではなく、ひと巻きで包み込むように巻き上げるという巻き方が採用されました。これにより、ミルク感のあるしっとりした生地とたっぷりのクリームを、くちどけよく楽しむことができるようになっています。チーズ味については、ふんわりとした生地が濃厚なクリームを邪魔することがないよう、ミルク味とは違う製法で渦巻き状に巻き上げています。

若手社員の農業研修がきっかけに誕生

江別市の農場「Kalm角山」の生乳を使用

今回の商品開発は、同社若手社員の農業研修がきっかけで生まれました。同社では若手社員が道内各地の農家で研修を実施していますが、魅力ある北海道素材を北海道企業の力で「しあわせをつくるお菓子」にして全国に紹介したいという思いからプロジェクトがスタートしたと言います。

生乳として使用している江別市の農場「Kalm角山」には、若手社員が二週間研修。コロナ禍で北海道産生乳が余っている現状を知り、「乳牛が生乳を私たちのために毎日出し、酪農家が毎日管理してくれている大切な北海道素材が無駄になっている現状は生産者にとってどんなに悲しいことなのか」と憂慮。「しあわせをつくるお菓子」という石屋製菓の企業理念に即して、今回のプロジェクトが実現しました。

石屋製菓の若手研修員と「Kalm角山」代表

石屋製菓の「北海道しあわせロール」ミルクおよびチーズは、2020年11月20日にマクアケで各3,564円(税込み・送料込み)で販売しています。