2020年8月29日(土)、札幌市中央区狸小路商店街にカレーパン専門店「カレーパンだ。」がグランドオープン。サッカーJ1北海道コンサドーレ札幌のカラーにちなみ、黒と赤の2種類のカレーパンを提供します。前日にはプレス向け内覧会が行われ、株式会社コンサドーレの野々村芳和代表取締役社長が駆けつけました。(トップ写真:オフィシャル提供)
ジャパンベーカリーマーケティング直営店としてOPEN
「カレーパンだ。」は、2013年に創業し、日本・海外で197件のベーカリーをプロデュースしてきたジャパンベーカリーマーケティング株式会社(本社:神奈川県横浜市)直営店で初のカレーパン専門店となります。
コンセプトは「もっとカレーパンに大衆性を持たせたい」いわゆる「カレーパン大衆化計画」。社会的認知がまだ少ないカレーパンの認知度を高めるべくブランド化しました。老若男女誰でもわかる店名をということで「カレーパンだ。」が採用されました。
今後はフランチャイズ展開も視野に、道内を中心に全国で3年間で50店舗の出店を予定。今回の新店舗は、その1号店となります。
ベーカリープロデューサー岸本拓也氏は「カレーパン事業は初の試み。カレーパンを食べることが思い出になってもらいたい。デートのときに買って食べて歩いて、お母さんが子どものために買っていく、そのように存在価値を高めて大衆化を目指したい」とカレーパンへの思いを語りました。
北海道コンサドーレ札幌とコラボレーションした理由
なぜカレーパン専門店1号店の地に北海道を選んだのでしょうか。岸本氏は3つの理由を挙げました。(1)カレーの激戦区札幌で確立したい(2)個人的に北海道に恩返ししたいと思っていた (3)北海道コンサドーレ札幌 野々村社長の存在。
コンサドーレをここまで大きくした野々村社長の経営手腕に憧れ、いつか一緒に仕事したいと思っていたことが、今回のコラボレーションにつながったといいます。「地域密着という点でサッカーと共通点がある。サッカーでパン屋を元気に、パン屋でサッカーを元気にする関係を築きたい」と意気込みを語りました。
一方、コンサドーレ札幌の野々村社長は、「岸本さんの言う『大衆化計画』は私も同じ思いで、クラブが道民の生活の中に入っていきたいと思っている。一緒になにかすることはクラブにとっても有益で、札幌、北海道の人たちにもいいものが提供できると感じた」とコメントしました。
▼「岸本さんは見た感じ面白そうな人と感じた」と北海道コンサドーレ札幌の野々村社長(右)
面積57.42㎡の店舗は、「音・旅・服・食」を肌で感じられる場所として、FPMのDJ田中知之氏がデザイン・音楽の監修を担当しました。田中氏が作詞作曲したオリジナルテーマ曲が店内のBGMとして流れています。今後はこうした様々なアーティストとのコラボレーション、オリジナルTシャツや福神漬の販売も予定しているそうです。
▼15時にテープカットが行われた
【映像】動画で見るプレス内覧会・テープカット
黒赤2種のカレーパンとは?
さて、気になる黒と赤の2種類のカレーパンは、いったいどんなパンなのでしょうか。いずれも贅沢にステーキ肉がごろんと入ったカレーパンです。
▼「カレーパンだ。」の2種類のカレーパン
メイン商品の「Sexyカレーパン」は、通称「黒カレー」。スパイスの選定から投入タイミングまで細部にこだわっています。キリッとした薫りを引き立たせたセクシーな本格カレールウを、牛肉ステーキと一緒に包んでいます。こうした従来にないスパイス使いとステーキの肉感、あとからくる甘辛さの刺激がポイント。オーダーを受けて揚げたてを提供します。
もうひとつは、「めんこいカレーパン」、通称「赤カレー」です。コクがありフルーティーさもあるまろやかなカレールウを牛肉ステーキとともに包んだカレーパン。老若男女問わず楽しめるカレーパンになります。
いずれも、8時間で5,947個を販売したギネス記録を持つパンパティ(東京都)の大泉裕一氏と共同開発したものです。ステーキ肉はルウとも馴染んで柔らかく、適度な歯ごたえを残した部位のステーキ肉をオリジナル開発。パン生地は表面はサクサク、中はもっちり食感をあわせもつよう、フランスパン専用粉を使用して独自開発しました。
いずれも1個税別340円(税込み367円)、5個で税別1,650円(税込み1,782円)です。
店舗詳細「カレーパンだ。」札幌狸小路4丁目店
所在地:札幌市中央区南3条西4丁目16-2 3・4キノシタビル1F
定休日:なし
営業時間:11時~20時
駐車場:なし