今やスイーツはインスタ映えが当たり前の時代。注文して運ばれてきたスイーツをお客さんたちはまず食べるのではなく、写真を撮ることからはじめます。
そんな中、インスタグラマーの若い女子たちに圧倒的な支持を得ているのが「カラメル雑菓店」です。2018年5月1日にオープンしたばかりの店ですが、すでにテレビや雑誌で取り上げられているので、知っている人も多いはず。一体どんなスイーツが人気なのか、見ていきましょう。
今や定番人気メニューの「おいりソフト」
▼地下鉄南北線北24条駅すぐ近く
開店すると同時にお客さんが次々に訪れて、客足が絶えることはありません。そんなカラメル雑菓店を一躍有名にしたのが、おいりソフトです。
▼おいりソフトクリーム(税込380円、写真はワッフルコーンで税込430円)
北海道産のマスカルポーネチーズ入りの濃厚ソフトクリームに、香川県に昔からある縁起物のお菓子「おいり」を散りばめました。そのカラフルでポップな可愛らしさが、若い女子たちを惹きつけています。
▼西讃岐地方の伝統的なお菓子
おいりは、お嫁さんが嫁入り道具のひとつとして嫁ぎ先に持っていくお菓子。その縁起の良さから、おいりソフトは「幸せを呼ぶ」スイーツとしても話題になっています。
▼可愛い上に、縁起がいいなんて!
もうひとつ、2018年7月現在、おいりソフトを凌ぐ人気になっているメニューをご紹介しておきましょう。7月の期間限定ソフト「苺のモンブランソフトクリーム」です。
▼苺のモンブランソフトクリーム(写真は生イチゴ付き税込550円)
注文して出てきたものを見ると、思わず「可愛い!」と声が漏れること必至です。ワッフルコーンの上に乗っているのは、ピンク色のモンブラン。もちろんケーキのモンブランではなく、これもソフトクリームなのです。頂上に鎮座するイチゴもキュートで、食べるのがもったいないとはまさにこのスイーツのためにあるような言葉。それでも食べ進めていくと、途中でサプライズが待っているのでお楽しみに。
見て楽しい、もちろん食べておいしい
▼開店前、黙々と仕込みをする佐藤店長
それにしても、苺のモンブランソフトクリームの繊細な作りには驚かされます。素人目にも、手間がかかっているのがよく分かります。
「手間をかけるのが、うちのソフトクリームですから」と胸を張るのは、カラメル雑菓店の店長、佐藤幸博さんです。聞けば、ただおいりをトッピングするだけかと思っていたおいりソフトも、通常のバニラソフトとは巻き方の形状が異るため、いちいち機械の抽出口を取り替えなければいけないのだそう。
どうしてそんな面倒なことをあえてやっているのか、佐藤店長に聞いてみました。
▼「作る方も楽しくなきゃ!」と佐藤店長
「お客さんが驚く顔が好きなんですね。やっぱり食べる方も作る方も楽しくなきゃって思うじゃないですか。そのためならちょっとくらい手間がかかっても、面倒だとは思わないですよ。もちろん、食べておしいいことは絶対条件です」(佐藤店長)
もともとイベント業界にいて、各地の食のイベントを見てきたという佐藤店長。そんな経歴もあり、お客さんに印象づけるものを探して、常にカラメル雑菓店の新メニューに取り入れていきたいと考えているのだとか。それでは最後にもうひとつ、お店の定番メニューを。
▼北海道ソフトドッグ(バニラ税込380円)
揚げたてのコッペパンに冷たいソフトクリームをはさんだ、ヒヤアツで食べ応えたっぷりの「北海道ソフトドッグ」です。老舗パン店「京田のパン」のパンを使用。そのおいしさに、ペロリと完食してしまいます。ちなみに、8月の期間限定ソフトについても教えてもらいました。
「札幌の夏はお盆をはさんで気温が変わりますから、期間限定ソフトも前半と後半で変えようかと思っています。前半は夏っぽいもの、後半は和をイメージしたものになるかな。情報はTwitterで発信していくので、ぜひチェックしてください」(佐藤店長)
これはもう、スイーツ女子たちは8月中も何度か来店すること決定でしょう。見て楽しんで、写真を撮ってみんなと共有して、食べて大満足。カラメル雑菓店の手間暇かけたスイーツたち、いろんな角度から味わってみてくださいね。