天井や壁はもちろん、椅子、ベッドにいたるまで、すべてが氷と雪で作られた空間。まるでおとぎ話の世界のようですが、実は北海道に実在するのです。それが、冬季のみオープンする「アイススターホテル」。リニューアルした今年は、なんと北洋銀行藻岩支店から車で20分ほどのゴルフ場に出現します!
「アイススターホテル」とはどのようなホテルなのでしょうか? どのように楽しめるのでしょうか? 会場の最寄にある北洋銀行藻岩支店がその魅力をたっぷりとご紹介します!
▼まるで絵本の中の世界に迷い込んだよう
スウェーデン発祥のホテルを、今年は札幌で
氷と雪のホテルの発祥は、スウェーデンです。建造物や内装のすべてが氷でできた幻想的な映像を、テレビの旅番組などで見たことがあるかもしれません。実はその氷のホテルが、スウェーデンのレクサンド市と姉妹都市だった当別町でも3年前から期間限定でオープンしていました。実際にホテルに滞在体験した人たちからも好評を得、毎年のように滞在客を増やしていきました。
そして2017年。舞台は当別町から札幌市へと移ります。札幌の冬季イベントといえば「さっぽろ雪まつり」がクローズアップされがちですが、新たな観光資源として、氷と雪のホテルが早くも注目を集めはじめています。
▼氷の上で揺らめくキャンドルまで幻想的
プロフェッショナル軍団が造り上げる!
氷と雪のホテル「アイススターホテル」が出現するのは、2017年1月14日から2月26日までの44日間。場所は札幌市南区真駒内にある「札幌南ゴルフクラブ駒丘コース特設会場」です。ゴルフ場にホテルができるなんてなんだか不思議な気もしますが、冬季は閉鎖しているゴルフ場の通年利用が可能になると聞くと、なるほどと膝を打ちたくなります。
開催期間中、メイン棟となるレセプション棟をはじめ、数棟の建築物でエリア内は構成されます。造るのは、スウェーデンで実際に氷のホテル建築に携わった経験を持つ日本人たち。プロフェッショナル軍団が、基礎工事から維持保管、運営、さらには終了後の解体まで一貫して担当するといいますから、頼もしい限りです。
▼氷のブロックを重ねてホテルが出来上がっていく(実行委員会提供)
ただ滞在できるだけじゃない! +αのお楽しみも
それにしても、本当に氷と雪でできた空間の中で、ひと晩滞在する体験なんて可能なのでしょうか? 北海道アイススターホテル実行委員会企画制作ディレクターの小林正典さんはこう話します。
「もちろん可能です。防寒対策はしてあるので、実際に一夜を過ごしていただけます。万が一、途中でリタイヤされても、スタッフが常駐しているので万全のケアをいたします」
リタイヤする場合のことまで考えられているとは、滞在体験する側としても安心です。
▼「貴重な滞在体験をぜひ味わってください」と北海道アイススターホテル実行委員会の小林正典さん
▼滞在体験できる部屋がこちら。思ったよりも寒くない
さらに、アイススターホテルでは、滞在体験以外にさまざまな楽しみ方ができるのもうれしいポイント。フードコートでは、札幌スープカレーの草分け的存在「札幌らっきょ」代表の井出剛さんと、「JIDAPA」、「THE MEAT SHOP」などを展開する株式会社BUNSの高原社長がタッグを組み、北海道ならではの食材を使った選りすぐりのおいしさを提供してくれます。またホットドリンクやお酒を楽しめるアイスバーもあり、胃袋と心をほっこり満たしてくれそうです。
【参考】北海道の厳選食材を使った、ここでしか食べられないメニュー
その他、スノーモービル、スノーチューブ、バナナボートなど、冬季ならではのウィンターアクティビティも用意しています。これらのアクティビティやレストランは、滞在体験者以外も利用できるので、小さな子どものいる家族でも十分に楽しめるはずです。
▼滞在体験しなくても遊べる多彩なアクティビティ
春の雪融けと共に、たったワンシーズンでその役目を終える「アイススターホテル」。しかし、雪国だからこそ実現できる世界は、冬の魅力を再発見でき、きっと忘れられない貴重な体験となるはずです。ホテルのコンセプトは「氷」と「アート」。「氷」の滞在体験そのものが、もしかすると「アート」なのかもしれません。
会場:北海道札幌市南区真駒内280 札幌南ゴルフクラブ駒丘コース特設会場
開催期間:2017年1月14日~2月26日(44日間)
TEL:011-206-9016(株式会社クールスター)
Facebookページ
北洋銀行藻岩支店(モイワシテン)
所在地:札幌市南区川沿2条2丁目1番1号
TEL:011-571-7111