150周年迎えた定山渓温泉にハート形の桜の木が!? 観光協会もビックリ

今年で開湯150周年を迎えた札幌の奥座敷、定山渓温泉。桜が見頃を迎えた5月中旬、その温泉街にハート形の桜の木があったことが判明し、地元を驚かせています。

ハート形の桜の木があるのは、定山源泉公園から定山渓物産館に向かう月見橋付近。この橋の上からちょうど南側方向を見ると、豊平川沿いに一本ポツンと立っている、高さ推定4~5メートルほどのエゾヤマザクラがあります。それこそが、噂のハート形の桜の木。ちょうど温泉まんじゅうで有名な定山渓大黒屋商店の裏手駐車場付近になります。

定山渓温泉街のメイン通りの一つで、地元の方も観光客も多く通る橋ですが、これまであまり話題に上ったことはありません。定山渓観光協会に問い合わせたところ、「そのような桜があること自体、初めて知った。詳しいことはわからない」との回答。とはいえ、定山渓に詳しい女性は気づいており、本人曰く、少なくとも4年前くらいにはハート形になっていた模様です。地元でもそれほど知られていなかったのか、ハート形であることに気付かれなかったのか……。

いずれにしても、ふわっとしたハート形の木のフォルムは、とにかく美しいの一言。ハート形の桜と言えば、美瑛町の四季彩の丘にある桜が数年前から話題でしたが、この木を偶然見つけたという斉藤あかねさんは、「これだけキレイなのはあまりない」、「ロケーションの美瑛、美しさの定山渓」と、定山渓のハート形の桜の木を大絶賛。月見橋上にある銅像と一緒に、こんな遊び方もできるんです。

なお、定山渓温泉では、月見橋から二見吊り橋を望む方向も山桜が少し咲いており、春紅葉と時期が合うと、とても綺麗な風景を楽しめそうです。

定山渓温泉街のハート形の桜の木は、見ているだけにハッピーになれるかも? 見てみたい方は、見頃が過ぎる前に是非定山渓へお急ぎください。

※情報・写真提供:斉藤あかね/河原智恵
※記事中に登場した美瑛町のハート形の桜は年々弱っており、今年も片側半分しか花を咲かせなくなっているなど、きれいなハート形にはなりません。ご了承ください。
※桜の木の所在地は私有地です。敷地内への立ち入りはご遠慮ください。