【網走市】 網走の観光スポットといえば網走監獄博物館。その博物館の近くに実は雰囲気も良くておいしいカフェがあるのは地元人ならば知らない人はいないのではないだろうかと思う「Café GrassRoots(グラスルーツ)」さんは、ウッディーなログハウス的なナチュラルおしゃれなお店です。
奥まった場所にあるのであまり目にはつきにくいのが難点だけれど、ある程度の場所さへ把握して行けばけっこうな存在感はあり、夜になるときれいにライトアップされているのでこのお店を知らない人でも立ち寄りたくなってしまうかも。
店内は外装イメージと同じく木の温もりを感じられるうえ、ぴったりの暖炉まであるというカフェってなかなかないタイプ。ガッチリした色が塗られているわけでもないし夜の照明も暖色寄りの灯りなので目にも優しく、靴を脱いでスリッパで入るタイプのお店なのでなおさらくつろげて和やかムード満載なので、デートでも家族でも女子会だってオールOK!車通りの多い大きな道路から少し外れているので周りも静かで、ランチタイムの休息にももってこい。
わたしがおすすめするのはなんと言っても「ホワイトソースのオムライス」。世間一般でいうところのオムライスって、ケチャップで味付けられたチキンライスを卵でくるんだものだけれど、ここのオムライスは見た瞬間から赤みゼロ!ケチャップを使わないオムライスである。
中央に海老やイカ、ホタテがトッピングされていてオホーツクらしさと高級感も見え隠れするその卵の山には白いクリームソースがたっぷりと、そして卵の中身には卵と同色のサフランライスというスタイル。このオムライスらしくないオムライスが、一口食べたとたんに口いっぱいに幸せを広げてくれるかのようなやわらかくふんわりした味が最高。クリームソースって正直、クリーム独特のくどさが後々出てきちゃって今まで手出ししないことが多かったんだけれど、このクリームソースだと、クリームというよりはスープのような、何か出汁のような味付けがクリームよりも感じられるので、あまり派手な味付けではないのにきちんとしたおいしさでお店の雰囲気ともぴったりだから心休まる感じでついソフトな笑顔になってしまう。何度とこのお店には来ているけれど、毎回わたしはオムライスというほど大の大ファン。わたしだけでなく女性客には大人気で、いつも誰か必ず注文しているのを目にするくらい。何度食べても何度でも食べたい。
そんなわたしが今回ふと気になったチキンカレーを食べてみることに。写真つきで紹介されたメニューブックで、各味数種類あるパスタもあるなか、特別異色を放っているわけでもなくオーソドックスど真ん中の見た目なのにひときわ惹かれてしまい初オーダー。これがびっくり!スパイスがしっかり効いていて大人向けの辛さのルーを五穀米でいただくタイプ。辛いカレーって「辛さで味を誤魔化している感」がいなめないものとかあるけれど、このカレーはスパイスの旨み、各材料からの旨み、ごはんといっしょに食べたときの旨み、それぞれの旨さも引き出しながらの辛さなのでとてもおいしい。そしてチキンも程よく柔らかく、もちろん臭みなんてまったくないので、カレーのお肉が苦手なわたしでもぺろりとたいらげることが出来ました。
実はこのお店、2011年までは網走駅前通りで別名で小さく営業していたんだよね。その頃はジャス音楽でも流れてきそうなお店だったけれど、当時もついつい長居してしまうような居心地の良さがあって、今でもそれは維持継続中みたい。オムライスはもちろんこのときから不動の人気で、移転してなくなっちゃうんじゃないかって冷や冷やしていたけれど残してくれてほんとよかった。これからも通い続けるお店のひとつです。
◆Café GrassRoots(グラスルーツ)
所在地:網走市大曲46-18
時間:11:00~21:00
定休日:水曜日