札幌市は大通公園の東端に位置する「さっぽろテレビ塔」。札幌市街を手軽に一望できるとあって、常に観光客で賑わっているイメージですが、北海道ファンマガジンは声を大にして言いたいのです。札幌市民のみなさん、テレビ塔を観光客だけのお楽しみにしてしまうのはもったいない! 実はテレビ塔って、いろんな楽しみ方ができるんです。
そこで今回は、そのいくつかを伝授。もちろん観光客のみなさんも、ぜひ参考にしてくださいね。
まずは基本の展望台から
▼夜になってライトアップされた姿
テレビ塔と言えば、観光客のお目当ては展望台からの絶景。3階からエレベーターに乗り込み、地上90.38メートルの展望台まで所要時間は約60秒です。美しいエレベーターガールのお姉さんに案内されて到着した展望台からは、札幌市全域が360度見渡せます。
▼東西に伸びる大通公園が眼下に
▼同じ景色でも夜景はまた趣が異なる
さて、ここでひとつ耳より情報を。この展望台で、度胸試しができるって知ってましたか?
▼その舞台が、こちらの窓!
写真中央の窓だけ、両端にバーが付いているのが確認できるでしょうか。実はこの窓、その名も「怖窓(こわそ~)」といって、窓が斜めに傾斜しているのです。両手でバーをつかんで身体をぐっと倒せば、より高さが実感できる、というわけです。高所恐怖症でなくとも、この度胸試しは結構なゾクゾク感が味わえますよ。
▼何とも言えない臨場感が伝わりますか?
さらにもうひとつ、耳より情報が。テレビ塔の外には非常階段があり、通常は一般公開されていないのですが、年に2回だけ開放される時期があるのです。
▼非常階段から見る景色は、なかなかレアもの
開放されるのは、YOSAKOIソーラン祭りの時期と、9月の連休時期。ぜひ情報をこまめにチェックされることをおすすめします。ちなみに、非常階段にはカメラ愛好家さん垂涎のスポットもあります。
▼金網に不自然に空いた、この穴の正体は
なんと、金網にカメラレンズを出せる穴が空いているのです。しかもきちんと4方向撮影できるように、4つの穴が。非常階段を上る機会があったら、しっかり探し出したいスポットです。
景色以外にも、こんな楽しみ方が
景色をじっくり堪能した後は、展望台にある「テレビ父さん神社」へ。
▼赤い鳥居が目印の神社
狛犬代わりに、左にテレビ父さん、右にテレビ母さんが鎮座して、おさいせん箱やおみくじまである本格的な作りです。
展望台からエレベーターに乗って3階に戻ると、ちょっと休憩。「テレビ父さんのほほんパーク」と名づけられた休憩スペースがあり、思わずにやついてしまうほどテレビ父さん一色です。
▼あちらにもこちらにもテレビ父さん
実はテレビ父さん、テレビ塔の非公式キャラクター。非公式でありながら、テレビ塔の人気者として不動の地位を築いています。グッズもたくさん販売されているので、このゆる~い雰囲気に魅せられたなら、ぜひお手に取ってみてはいかがでしょう。もちろん、テレビ塔でも購入することが可能です。
▼展望台のおみやげもの店「スカイショップ」
▼1階にも「テレビ塔オフィシャル売店」が
ではここで、おみやげものからグッズまで、すべての商品の売り上げベスト3をご紹介しておきましょう。まずは第3位から。
▼ポップアップクッキー(税込1080円)
おみやげの定番、老若男女誰もがおいしくいただくことのできる、ミルククッキーです。1枚1枚にテレビ塔のイラストがプリントされ、パッケージもどことなくおしゃれです。
▼キーホルダー各種
売り上げベスト3の第2位は、こちらも定番、キーホルダーです。複数購入して、おみやげに配る人も多いようです。種類も多いので、迷ってしまいそう。そして気になる第1位は?
▼テレビ父さんぬいぐるみ・小(税込580円)
第1位は、やはりテレビ父さん。お手頃サイズのぬいぐるみが、堂々の売り上げベスト1でした。確かにこれは、カバンに忍ばせてもふもふ触りたいかわいらしさです。
ここまで紹介してきたテレビ塔、改めて行ってみたくなった札幌市民もいるのではないでしょうか。そこで、またしても耳より情報。テレビ塔の展望台入場料金は大人一般で720円ですが、いろいろと割引サービスが用意されているので、まずはチェックしてみることをおすすめします。たとえば、テレビ塔の公式ホームページにてWeb割引チケットをゲットできたり、JAF会員証を提示するだけで割引されたり、札幌市円山動物園の年間パスポートを提示するだけで割引されたり。ぜひお得に入場して、テレビ塔を隅から隅まで満喫してみてください。