苫小牧市 樽前山神社のおみくじは、水揚げ日本一を誇るアレがモチーフに!

北海道のご当地みくじシリーズ「えぞみくじ」。北海道ファンマガジンでは、今まで函館は湯倉神社の「イカすおみくじ」と、根室は金刀比羅神社の「福ざんまいみくじ」を紹介してきました。というわけで今回は第三弾、苫小牧にある樽前山神社です。ここでは、どんなユニークなおみくじに出会えるのでしょうか。

さまざまな祠が出迎えてくれる神社

▼樽前山神社御本宮

樽前山神社の歴史を紐解けば、霊峰樽前山の山麓に神祠(ほこら)を設けて祀ったのがはじまりと言われています。1875(明治8)年に明治天皇の勅令により、山を司る「大山津見神(おおやまつみのかみ)」、木々を司る「久々能智神(くくのちのかみ)」、原野を司る「鹿屋野比売神(かやのひめのかみ)」の三神が定められ、山麓より町の中心地に奉還されました。1936(昭和11)年には県社(旧社格)に昇格し、道内屈指の名社として知られるようになったのです。

▼入口には立派な鳥居が

ちなみに御奉還の際に小さな祠として一緒に移されたものが、今も境内に「稲荷社 宇迦之御魂神」として残っています。衣食住を司り、商売繁盛などの御利益があると言われています。

▼祠の両側で見守る狐の像

境内には他に、1986(昭和61)年に太宰府天満宮より分霊された「天満社 菅原道真公」や、1996(平成8)年に移転された「聖徳神社 聖徳太子」、「布袋さん」、「かえるさん」といった小さな祠が鎮座していて、訪れる人はそれぞれの御利益を求めて、参拝しています。

▼菅原道真公は、言わずと知れた学問の神様

▼建築・土木の祖神として祀られる聖徳神社

▼七福神のひとり布袋さんの姿(左)と、水を掛けて祈る石造りのかえるさん(右)

樽前山神社のえぞみくじは何がモチーフ?

さて、ここでえぞみくじについて少しおさらいをしておきましょう。えぞみくじは、2016年4月より道内にて順次発売が開始されたご当地みくじシリーズ。地元の名産などをモチーフにした、ユニークなおみくじが評判になっています。ここ樽前山神社でもえぞみくじを購入することができるのですが、果たして何をモチーフにしたおみくじなのでしょう?

▼もうお分かりですね?

ホッキ貝水揚げ量日本一を誇る苫小牧。そう、樽前山神社のえぞみくじは、ホッキ貝をモチーフにしたものでした。ちなみにおみくじの名前は「貝運一念発起」と、えぞみくじではお馴染みのダジャレも、しっかり利いています。

▼お土産としても喜ばれそう

「貝運」で「一念ホッキ」ですから、何やら勢いもあって縁起が良さそうです。樽前山神社に参拝した際には、ぜひこちらのえぞみくじもチェックしてみてください。見ると、きっと貝(買い)たくなりますよ。

樽前山神社
所在地:北海道苫小牧市高丘6-49
問い合わせ先:0144-36-6661
公式サイト