サハリンも望む3㎞の絶景ルート!稚内宗谷丘陵「白い道」の正体とは?

頭上に広がる青い空、視線の先には青い海。その海へ向かって真っ白な1本道が伸びています。日本最北の地である稚内に、この驚くような美しい光景が3kmにも渡って続く場所があります。白い道の正体は、なんとホタテの貝殻。もちろん自然にできたものではなく、人の手で作られたものです。なぜこのような道が作られたのか、実際に行ってみました。

白い道ができた理由とは

白い道は稚内フットパスの宗谷丘陵コースにあります。稚内フットパス宗谷丘陵コースは約11km。その全体をロングコースと呼び、後半の約5kmをショートコースと呼んでいます。

稚内フットパスについては、稚内商工会議所のサイトを参考にしてください。

▼稚内フットパス宗谷丘陵コースから見える宗谷牧場

さて、目的の白い道ですが、稚内フットパス宗谷丘陵コースの最後の3kmのことをそう呼んでいます。

▼宗谷丘陵から見られる絶景と白い道

この白い道ができたのは2011(平成23)年5月のこと。既存のフットパスコースの魅力創出と廃棄物の有効活用が目的でした。このあたりで採れるホタテは「宗谷のホタテ貝」と言われ稚内ブランドに認定されています。ところが貝殻自体は使い道がなく、これまで廃棄物として処理されてきました。そこで、天日干しなどで貝殻の湿気を除き、粉砕して道に撒くというアイデアが生まれたのです。

▼撒かれたホタテの貝殻

ホタテの貝殻を撒いたことで得たものは景観だけではありません。砂利道から貝殻になったことで歩く人の足への負担が軽減しました。また、貝殻に塩分が含まれていることで、雑草が抑制されたといいます。

実際に白い道に行ってみよう

白い道のある稚内フットパス宗谷丘陵コースは、稚内の三大景勝地である宗谷丘陵にある道です。宗谷丘陵は1万年前に終わった氷河期に形成されたといわれる周氷河地形で、なだらかな稜線を描きアイルランドの丘陵に似ているとも言われています。

▼白い道から見える大風車群

その丘陵の地形を楽しみながら、放牧されている宗谷黒牛を見たり、高山植物を観察したり。途中には、57基ある大風車群もあり、天気が良ければサハリン島や利尻富士も見ることができます。

▼遠くにうっすら見えるサハリン島

▼利尻富士も見ることができる

ちなみにスタート地点からゴール地点まではトイレがありません。訪れる際には注意して下さい。また、この白い道は車でも通ることができます。駐車場はありませんが、道中に広めの場所がいくつか設けられていますので、そこに停めることが可能です。

▼白い道に設置されたベンチで白い道について説明してくださった稚内観光協会の佐藤さん

最後になりましたが、重要なことをひとつ。白い道は、雪が降ると通行止めになります。稚内観光協会にお聞きしたところ、11月中旬ぐらいから雪が溶ける5月ぐらいまで通れなくなるそうです。今のうちに美しい風景を目に焼き付けておいてください。

【動画】稚内フットパス宗谷丘陵コースを走りぬけてみた

取材協力
稚内観光協会
所在地:北海道稚内市中央3丁目6-1 キタカラ1階
電話:0162-24-1216
公式サイト
稚内市役所
所在地:北海道稚内市中央3丁目13-15
電話:0162-23-6161
公式サイト

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