場面転換見学、ドームツアー、展望台も!札幌ドームの意外な楽しみ方

野球観戦やサッカー観戦、はたまたコンサートなどのイベント・催事などなど。札幌ドームを訪れる目的は、人それぞれです。しかし、札幌ドームの魅力はそれだけじゃない! 実はいろいろ遊べる、家族で楽しめる魅力が満載の札幌ドーム。今度の休日は、みんなでお出かけしませんか?

▼札幌ドームをたっぷり遊び尽くそう!

目的によって変化する札幌ドームを目撃せよ!

そもそも不思議だとは思いませんか? あの大きなハコが、野球の時は野球場になり、サッカーの時はサッカーフィールドに、さらにはコンサート会場にだって変貌する、という事実。札幌ドームは、開催される試合やイベント毎に、特殊モードやコンクリートモードなどに場面転換を行います。そしてこの場面転換は、なんと一般の方でも見学することが可能なのです。

▼コンサートが行われた後の、コンクリートモード状態

取材日は、ちょうど場面転換の作業日。前日行われたコンサートで使用したコンクリートモードから、サッカーモードへと転換する様子を見学することができました。

▼この大きなサッカーステージがドーム内へ入っていく

ドームの外には、縦120メートル、横85メートル、重さ8,300トンもの巨大な天然芝のサッカーステージが。これが空気圧によって7.5センチ浮上し、34個の車輪を使って、分速4メートルで移動していきます。

▼扉が開いて、サッカーステージがゆっくりと入ってきた!

ゆっくりと、しかし着実に、ドーム内へと入ってくるサッカーステージ。巨大なものがじわじわと動き変化していく様は、なんだか感動すら覚えます。

▼客席に合わせて、正しい方向に回転

サッカーステージがすっかり内部に入ってしまえば、次は方向転換です。やはりゆっくりじわじわと、美しいグリーンの芝が回転していきます。

▼お馴染みのサッカーフィールドが完成!

方向もピタッと決まり、サッカーフィールドが出来上がりました。これで屋内でのサッカー試合ができる環境が整いました。ちなみに野球モードで使用されているのは人工芝で、こちらは専用の機械を使ってパーツ毎に敷いていきます。

こうした場面転換を見てみたいという方は、札幌ドームの公式サイトでスケジュールが確認できるので、そちらをチェックしてみてください。

【動画】転換作業をダイジェストでどうぞ

雪の日でも思いっきり遊べる大型複合遊具

さて、何か目的がなければなかなか訪れることのない札幌ドームですが、敷地内は誰でも自由に入れるので、気軽に散策することも可能です。また、無料で遊べる施設も充実しています。そのひとつが、キッズパークです。

▼キッズパークは無料

札幌ドーム屋内3階スペースにあるキッズパークは「スポーツ」と「ファンタジー」がテーマの大型複合遊具。対象年齢は3歳から小学4年生までですが、2歳以下のお子さま向けにベビーコーナーも併設されています。

▼2歳以下でもベビーコーナーで遊べる

平日は近所の保育園から園児たちが遊びに来たり、休日には遠方から家族連れで遊びに来たり。体を目一杯動かして遊べる施設は、大人気です。雪の日でも子どもたちが走り回れる場所があるというのは、札幌では貴重かもしれません。

なお、ドームで開催されているイベント状況によっては利用方法が変わる場合があるので、こちらもドームスケジュールを確認してから出かけるようにしてください。

ファンにはたまらない! メモリアルコーナー

札幌ドーム1階西ゲート付近には、メモリアルコーナーがあります。ドーム開業2001年6月からの歴史を振り返りつつ、北海道コンサドーレ札幌や北海道日本ハムファイターズのチーム紹介、コンサートで訪れたアーティストたちの手形なども見ることができます。

▼寄贈されたサインボールやユニフォームがズラリ

▼「札幌ドームMVP賞」の記念プレートで歴史を振り返る

▼B’zの稲葉浩志さんの手形、ある意味レアかも!?

また、札幌ドーム内には国内外のアーティストによる作品24点が展示されていることも、あまり知られていないポイントかもしれません。こうしたアートをひとつひとつ探しながら散策するのも、札幌ドームの意外な楽しみ方と言えるでしょう。

▼「LOCATED WORLD(SAPPORO),2001 位置づけられた世界(札幌)」は、世界の都市の方角と距離を文字で表現したアート作品

夕景も夜景も……札幌ドームでロマンチックな時間を

いろいろな楽しみ方を紹介してきた札幌ドーム、実はデートコースとしてももってこいなのです。国内唯一のドーム展望台があり、53メートルの高さから壮大な景色を見下ろすことができます。

展望台は有料で、大人500円、子ども300円。イベント開催によって変動しますが、基本的な営業時間は10時から18時までです。晴れた日なら札幌市街はもちろん、手稲山や夕張岳まで見渡すことができ、日の入りの早い冬ならロマンチックな夜景も堪能できます。

▼取材日はイマイチだったが、運が良ければ美しい夕景も

▼どこか近未来的な展望台と夜景のコラボレーション

ドームツアーで、魅力をギュギュッとまとめて体験

このように多種多様な楽しみ方ができる札幌ドームですが、こうした魅力をまとめて体験できるのが、ドームツアーです。グラウンドはもちろん、ブルペンや選手ロッカールームまで見ることができ、スポーツファンならずとも興味が沸くこと間違いなしです。大人1,000円、子ども500円で、所要時間は約50分。詳しいスケジュールなどはドームスケジュールで確認してください。

【動画】古川愛依さん、楓くん親子が参加してみました

一度だけではなく、二度も三度も訪れたくなる札幌ドーム。ぜひ自分なりの楽しみ方を発見してみてください。

株式会社札幌ドーム
札幌市豊平区羊ケ丘1番地
TEL:011-850-1000(電話受付時間 9:00~17:30)

※2016年12月21日付:一部表現を修正いたしました。