秋色に染まる天馬街道!浦河「五色渓谷」で紅葉が見頃迎える

【浦河町】浦河町と広尾町を結ぶ天馬街道(国道236号線)沿いの紅葉スポット「五色渓谷」で紅葉が見ごろを迎えています。浦河町の浦河十景の一つで、日高管内では人気の紅葉スポットということですが、どんな紅葉スポットなのでしょうか。

天馬街道の野塚トンネル、浦河寄りにある翠明橋公園付近がポイント

五色渓谷は、国道236号線、いわゆる天馬街道と呼ばれる、広尾と浦河間を日高山脈を越えて結ぶ国道沿いにあります。

場所は浦河側。日高山脈を貫く野塚トンネルから浦河寄りに数百m進んだところに、青い橋「翠明橋」(全長158m)が架かっており、そのたもとに、超軟水の湧水(日高山脈伏流水)で有名な「翠明橋公園」[地図]とパーキングエリアがあります。この公園からも、間近にそびえる双子山はじめ、折り重なって見える峰々の色づきを楽しむことができます。

また、付近には、国道沿いから紅葉を楽しめるポイントが随所にあります。その代表格が、その名も「五色橋」(全長80m)から見る紅葉です。翠明橋公園からは浦河側に2㎞ほど下った場所に架かる橋ですが、駐車場はありません。

日高幌別川の支流が作る景観美

周辺の紅葉は、標高約500mと高い場所を通り、日高山脈を間近に見ることができることから、紅葉も地上より早い時期に見ることができます。川沿いの木々も、カツラ、シラカバ、カエデ、モミジなどが共演します。


ここの紅葉は、太平洋に流れ込む日高幌別川支流ニオベツ川の上流に位置しており、深い渓谷を作り出しているのが特長です。橋から下を見下ろせば、清流が流れています。また、川沿いの木々は、紅葉時期になれば、黄色や赤色やオレンジ色だけでなく、緑色も濃淡が見られ、そうした色合いの豊かさ・鮮やかさが「五色渓谷」と呼ばれる所以になっています。

見頃は9月末から10月上旬まで。日高幌別駅からは車で国道を広尾方向へ進み約30分かかります。わざわざ行くのは少し大変な場所なので、通りがかった際にちょっと立ち寄って楽しむのがよいでしょう。なお、国道沿いには歩道がなく、勾配やカーブも多いですので、車には十分注意しましょう。

▼映像で見る五色渓谷の紅葉

(※写真・映像は色づき始めの写真です)