札幌と言えばソフトクリーム。いやいやそれは大げさなんだけど、2年前に札幌に移住してきた筆者は、ソフトクリームを売っている店がなんて多いんだと移住当初は思ったものだ。そしてそのソフトクリームが冬にも普通に売られていることに驚かされたし、けっこうな人が雪の降る中食べていることにも驚かされた。ソフトクリーム大好きな筆者としては、天国に引っ越してきたぞーと思ったものである。
旅のガイドブックを見ると、道内各地の観光地では特産品を練り込んだソフトクリームがいろいろと紹介されている。今回は、そういった観光地とはまったく関係なく(札幌自体が観光地なのだが)、札幌駅、大通駅、すすきの駅界隈で日常的に食べられるソフトクリームに注目してみた。札幌に住んでいる人、来る人は必ず利用するであろう駅「札幌」「大通」「すすきの」のおいしいソフトクリームポイントを知っておけば毎日がかなり楽しくなるはずだ。(店舗の紹介は五十音順)
本稿では前編として、5つのショップを紹介する。
(1)ISHIYA CAFE(イシヤカフェ)
誰もがみな食べたことのある、北海道を代表するお菓子「白い恋人」。その製造元であるイシヤのカフェで食べられるのが、その名も「白い恋人ソフトクリーム」だ。白い恋人に使われているホワイトチョコレートに北海道産の生乳を加えることによりコクがあるけどあっさりとした味わいが実現した。量も手頃なのでペロリと食べられる。ここISHIYA CAFEには食事系メニューもいろいろ揃っていて、食事をした後にデザートとして食べるという人も多いという。308円(税込)という値段もリーズナブルでありがたい。
電話:011-231-1487
営業時間:8:00~22:00
定休日:元旦
(2)カフェ・ノルテ・サッポロ
北海道オホーツクにあるノースプレインファームの生乳を使用している。きめの細かいふわっとした食感は口当たりがよく、濃厚なのにしつこくないから食べやすい。ボリュームがあるのでかなり食べ応えのあるソフトクリームだ。ワッフルコーンで300円はたいへんリーズナブル。ワッフルはプレーンとココアから選べる。販売しているカフェ・ノルテ・サッポロはJR札幌駅の構内にあるのだが、 みやげ物店、観光センターなどの奥にあるためけっこう分かりづらい。しかし、探してでも食べた方がよいソフトクリームである。
電話:011-213-5077
営業時間:8:30~20:00(ラストオーダー19:30)
定休日:なし
(3)KINOTOYA BAKE
札幌でケーキと言えば? ……と聞くと、かなりの確率で「きのとや」という答えが返ってくる洋菓子店「きのとや」。ここの「極上牛乳ソフト」のウリは、クリームが6巻き半という圧巻のサイズ。見た目だけでなく味ももちろんおいしい。生クリームの様な味わいの濃厚さ。口に入れてすぐに溶けるタイプではないのでしっかりと味わうことができる。舐めるというよりも食べるという感じなのだが、のどごしがツルっとしていて爽やかな口当たりなので、これだけボリュームがあっても完食できてしまうのだ。価格は388円(税込)だ。
電話:0120-24-6161
営業時間:10:00~20:00
定休日:なし
(4)北菓楼札幌本館
フランス菓子のパティシエが作るソフトクリームがテーマの北菓楼のソフトクリーム。北海道のソフトクリームは、牛乳そのものの味を生かしたものが多い中、お菓子のプロがしっかりと手を加えて作ったという味わい。おいしさを追求するとソフトクリームはここまでおいしくなるということが実感できるはず。はじめて手にするとその重たさに驚かされ、はじめて口にするとその濃厚さ滑らかさに満足すること間違いナシ。しっかりとした食べ応えで心ゆくまで堪能できるソフトクリームだ。価格は308円(税込)。
電話:0800-500-0318(フリーコール)
営業時間:10:00~19:00
定休日:なし
(5)クィーンズソフトクリームカフェ
赤井川村にある山中牧場のソフトクリームが販売されているお店。JR札幌駅と直結している札幌エスタの10階というバツグンの立地。原乳の風味が強く、絞りたての牛乳の様な味わいを楽しむことができる。かなり爽やかでさっぱりした感じのソフトクリームで、口に入れた瞬間しゅっと溶けていく。北海道のおいしいミルクを使ったソフトクリームを求めている、という方はいちど食べてみたらいいだろう。お隣にあるラーメン共和国でラーメンを食べた後のお口直しにも最適だ。値段もかなりリーズナブルな270円(税込)。
電話:011-213-2603
営業時間:11:00~22:00
定休日:なし