日本離れした自然景観が楽しめる羊蹄山麓のニセコエリア。欧米人も多く移り住んでいる同地区には、西欧風の建物もあちらこちらで見掛けます。今回はそんなニセコエリアでウエスタンなスポット探し! カントリーやウエスタンなどアメリカンなものが大好きというシンガーソングライターRihwaさんと一緒に、ニセコエリアのウエスタンなグルメスポットとアクティビティを求めて旅します!
北海道札幌市出身のシンガーソングライター。2012年7月に『CHANGE』でトイズファクトリーからメジャーデビュー。公式サイト
羊蹄山バックにウエスタン気分で乗馬体験!「K2ステーブル」
まずやってきたのは、ウエスタン気分で乗馬を楽しめる体験施設「K2ステーブル」さん。2011年にオープンしました。「K2」とは、世界で二番目に標高の高い山の名前、そしてオーナーの手老さん夫婦2人のイニシャルがKであることにちなみます。また、馬の名前にもパイク、アイガー、アンナなど世界の山々の名前を付けています。
ウエスタン乗馬をうたっていることもあって、受付からもう既にウエスタンの雰囲気満載! さらに、ウエスタンの雰囲気を楽しめるようにと、カウボーイハットも貸し出してくれます。
「K2ステーブル」では、初心者から経験者まで、体験者の経験レベルに応じて適切なコースやルートを決めてくれます。乗馬経験のあるRihwaさんですが、今回はビギナー向けのコースを体験してみることにしました。まずはアリーナ(柵)の中で本格的なレッスンを受け、馬の操作方法を学びます。
レッスンを終えると柵の外に出て、背後にあるなだらかに広がる丘へ。羊蹄山やニセコの山々をバックに、見晴らしの良い丘の上で乗馬トレッキングができるんです! 人工物のあまりない郊外で馬に乗るので、都会の喧騒を忘れて大自然を満喫できるのがポイントですね。
▼「すっごい楽しいです! 突然跳ねたりするとドキドキしますね!」by Rihwa
今回指導してくれた手老圭さんは、先導しながら馬の習性や特徴についても話をしてくれます。「馬が虫嫌いだったなんて知らなかったです」とRihwaさん。乗馬体験とともに馬についての知識も増えたようです。まだ乗馬していたい! そんな名残惜しい気持ちにさせてくれる、あっという間の一時間でした。
直径12㎝の巨大バーガーに挑戦!「JoJo’s Cafe&Bar」
体を動かせばおなかがすきますよね。ということでランチの時間にやってきたのは、倶知安町ヒラフエリアにある「JoJo’s Cafe&Bar」さんです。1995年3月、オーストラリア出身のロス・フィンドレーさんがラフティングなどアクティビティ体験を中心とした「NACニセコアドベンチャーセンター」を開設。のちに、体育館を移設した建物の二階部分に、羊蹄山を望むオープンテラス付きのカフェをオープンさせました。
同店ではアメリカンサイズの大きいハンバーガーが人気ということで、Rihwaさんもチャレンジしてみることに。今回いただいたのは「JoJo’sオリジナルバーガー」(1,280円)。顔のサイズほどはありそうなビッグハンバーガーです! パティ、目玉焼き、スライスチェダーチーズ、リーフレタス、トマトを挟んだバーガーにポテトフライが添えられて出てきます。
同店マネージャーの加藤正人さんによると、このハンバーガーはオーナーのロスさんが故郷で食べていた一般的なハンバーガーのサイズをそのまま持ち込んだもので、カフェオープン当初からこのサイズで提供しています。パティ(160g)は北海道産牛肉を100%使っており、毎日手ごねしているそう。バンズも直径12㎝・120gもあるため特注しているといいます。
食べ方をお聞きすると、ナイフとフォークで切り分けながら食べるのが王道とのこと。でも、かぶりついて食べてみるのもよいですね! しっかり味のついたお肉は香ばしく、バンズの表面は少しパリッと、中はふわふわです。Rihwaさんは、「(留学していた)カナダでもこんなおいしいハンバーガーは食べたことがない! おいしい!」と絶賛。
ちなみに「メガバーガー」(1,800円)もあり、こちらはパティが1枚、ベーコン、ホウレンソウがプラスされてサンドされ、増量したポテトフライに加えてオニオンリングが添えられるというぜいたくな一品です。ハンバーガー以外にもパスタやピザなどのメニューも用意しています。
▼メガバーガーと通常サイズのハンバーガー
スキーシーズンの冬季は外国人が来客の7割を占めるという同店。海外の方にも喜ばれているそうです。ニセコに行った際は、羊蹄山を眺めながら巨大ハンバーガーをいただき、ゆったりしたひと時を過ごしてみるのはいかがでしょうか。
所在地:虻田郡倶知安町字山田179-53 NACニセコ店二階
TEL:0136-23-2220
営業時間:11:00~21:00
公式ウェブページ、 Facebookページ
ケーキのようにふわふわ!マフィン専門店「Mariposa」
食後にちょっと一息つきたいとやってきたのは、マフィンとスコーンの専門店「Mariposa(マリポサ)」さん。「JoJo’s Cafe&Bar」から徒歩圏内のヒラフエリアにあります。
店主の山本さんによると、店名の「Mariposa」は、アメリカ合衆国ヨセミテ国立公園にあるマリポサグローブが夫婦の思い出の場所であることや娘さんの名前にちなんで付けたといいます。お二人ともアメリカが大好きで、店舗のあるロッヂ風の建物は約40年前にご主人が建てたのだそう!
一方、奥さんは神奈川県でパン屋やケーキ屋をされていたそうで、2010年、その経験を生かしてマフィンやスコーンを製造販売することにしました。建物の一角を改装して販売・イートインスペースを設けており、店内は木のぬくもりを感じる素敵空間が広がっています。
手作りするマフィンやスコーンは約70種類あり、その中から日替わりで焼いています。スコーンはチョコが人気。一方、マフィンは甘いマフィンとお食事マフィンの二つがあり、外国人向けに二倍の分量で作ったLサイズも用意しています。
特徴は、ケーキ屋での経験を生かして手作りした、ふわふわケーキのようなマフィン。次の日になってもやわらかさを維持し、テイクアウトにも対応しました。また、できるだけ地元の食材を使うようにしており、キャラメルなども作れるものは自分で作るというこだわりようです。
今回Rihwaさんは、売り切れ必至という同店人気No1の「シュークリーム」、スコーンは「チョコレートスコーン」、マフィンはSサイズの「バナナキャラメルマフィン」、ドリンクは「ミックスフルーツジュース」をいただくことにしました。
「シュークリーム」はなんと、購入してから生地を温め、冷たいクリームを入れる販売スタイルです。温かい生地と冷たいカスタードクリームのハーモニーが絶妙です! スコーンは触っただけでさくさく感が伝わってきます。もちろん口の中でもさくさくです。バナナがたっぷり入ったマフィンは、カリカリふわふわな食感を楽しむことができます。
店主は気さくな方ですし、テイクアウトもできますので、気軽に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
今回はニセコエリアでウエスタンなスポットを探してみようということで、シンガーソングライターRihwaさんとともに「K2ステーブル」さんで乗馬体験をさせていただき、「JoJo’s Cafe&Bar」さんでビッグハンバーガー、「Mariposa」さんでふわっふわなマフィンとさくさくのスコーンをいただきました。みなさんもウエスタン気分を味わいにニセコ旅を企画してみませんか?
Rihwa「Hidey-Ho!」 FM NORTHWAVEで毎週日曜日18:00~19:00放送中! 2016年9月18日の放送回で今回の記事の取材裏話をお話しする予定です。ぜひチェックしてくださいね!
※この記事はシンガーソングライターRihwaと北海道ファンマガジンのコラボ企画で製作されました。