音威子府村で、鮭の形をした昔懐かしいみそパンが製造されています。でも本物の鮭は入っていないようです。「鮭みそパン」とは?
上川管内北部に位置する北海道一小さな村・音威子府。様々な特産品がある中で特に知られているのが「味噌」。日本最北の味噌製造業者が所在します。今回紹介するのは、その音威子府ならではの味噌を使った「鮭みそパン」です。鮭の形をした味噌入りパンなのですが、知ってますか?
商品名は「鮭の照やき」。外観は魚の形をしています。街を流れる天塩川に遡上する鮭をイメージした形のパンです。ただ単純に鮭を形にしたというのではなく、鮭が故郷の川に戻ってくるように、過疎地である音威子府に再び戻ってきて欲しいという願いを込められているそうです。
原材料は北海道産のものを使用し、小麦粉、砂糖、油脂、玉子、ふくらし粉、みそということで、しっかり味噌を生地に練り込んで焼きあげていることが分かります。そして、中に鮭が入っているわけではありません。添加物も入っていませんので、賞味期限も1週間と短めです。
パンというとふわふわ感を想像しがちですが、これはパンというよりお菓子に近い程良い硬さが特徴です。噛むと味噌の味が口の中で広がります。年配の方には昔懐かしい素朴な味わい。牛乳と一緒に食べるのがオススメです。なかなか美味しいので、大きめのパンでもすぐに食べきることができます。
大中小サイズあり、お好み合わせて……
さて、この「鮭みそパン」にはサイズが様々用意されています。まずは「大」ですが、これは全長約35cm×幅10cmのサイズなので、二人くらいで食べるなら手に取りやすいサイズかもしれません。1個500円です。「中」サイズは約20cm×9cmで、1個200円。一人なら手頃なサイズです。「小」は形が丸くなってしまいますが、サイズは約8cm、10個入って500円となっています。子供にぴったりサイズかもしれません。
「鮭みそパン」は、音威子府村で100年の歴史を持つ老舗菓子店「原菓子舗」が製造しています。一つ一つ手造りでサイズが多少変わりますが、そこはご愛嬌。店舗は国道40号線沿いにありますし、道の駅おといねっぷでも販売されています。音威子府を訪問する際は、話の種に是非ご購入を。