2016年4月より順次発売が開始され、巷で密かな話題を呼んでいる北海道ご当地みくじシリーズ「えぞみくじ」。北海道ファンマガジンでも、これまでに根室の金刀比羅神社、函館の湯倉神社、苫小牧の樽前山神社、帯広の帯廣神社のえぞみくじを紹介してきました。
今回は5つ目のえぞみくじをゲットすべく、美瑛にある美瑛神社を訪れました。何やら最近、女子に人気のスポットとなっているらしい美瑛神社。その秘密も探ってみましょう。
引く瞬間までもが楽しい美瑛のえぞみくじ
▼JR美瑛駅から車で約5分の美瑛神社
まずはえぞみくじのおさらいから。えぞみくじとは、道内で繋がりのある神職さんたちが、地元の名産や魅力あるものをモチーフにおみくじを作ろうと始めたものです。
たとえば、根室ならサンマをモチーフにした「福ざんまい」、函館はイカの「イカすおみくじ」、苫小牧はホッキ貝の「貝運一念発起」、帯広は鮭の「魔鮭福鱒」といった具合。それぞれのネーミングが微妙にダジャレになっているところも、なんとも脱力感漂う愛らしいおみくじなのです。さて、気になる美瑛神社のえぞみくじは?
▼美瑛神社のえぞみくじは何がモチーフ?
もうお分かりですね。美瑛神社のえぞみくじは、とうもろこしでした。「一粒万倍 富が諸々やって来る!? とうもろこしみくじ」と書かれてあり、既にダジャレ全開です。しかも、おみくじを引く方法が、また面白いんです。
▼リモコンで操作しているのは……
なんと、リモコンを使っておもちゃのフォークリフトでとうもろこしを収穫するという仕組み。これには脱力を通り越して、脱帽してしまいました。
▼遊び心満載のえぞみくじ
ちなみに気になるネーミングは、とうもろこしならぬ「富諸来し」(とみもろこし)。諸々の富が訪れるという、相変わらずのダジャレでありながらもなかなか縁起のいい名前です。えぞみくじを開けば北海道弁で記されているのも人気のポイントで、お土産に買っていく人も多いといいます。
パワースポットとしても有名な美瑛神社
▼すっきり整備された境内
美瑛神社は、天照皇大神を主神とし、伊邪奈岐神・伊邪奈美神と家都御子神・大国主神を配座しています。1897(明治30)年、木下四郎が郷里の和歌山県より御分霊を受け、楢の大木に仮の社殿を建てて祀ったのがはじまりでした。美瑛の町の発展と共に神社は移築を繰り返し、1995(平成7)年に現在地に移築されました。
▼まだ真新しい木造社殿
美瑛神社は「白ひげの滝」「青い池」と並んで美瑛三大パワースポットと称され、美瑛観光には欠かせない場所として訪れる観光客も多いようです。また一方では、美瑛のみならず「北海道神宮」「洞爺湖」と共に北海道三大パワースポットにも数えられており、某スピリチュアルカウンセラーが自著で取り上げたこともあるのだとか。そして、最近はうら若き女子たちがこぞって訪れているという美瑛神社。その秘密は、社殿の中央上部にあります。
▼いかにも縁結びにご利益がありそう
上の写真で、分かりましたか? 実はハートマークが施されているのです。こうしたハートマークは境内のあちこちに見られるそうで、よりたくさん見つけた人ほど恋愛成就に近づくとか何とか。真偽のほどは不明ですが、隠れハートを見つけたいと願う乙女心、なんともいじらしいではありませんか。
実は先に紹介したえぞみくじ「富諸来し」にも、ハートマークが隠されています。ぜひ美瑛神社を参拝して、フォークリフトを操作してえぞみくじを引いて、見つけてみてくださいね。
所在地:北海道上川郡美瑛町東町4丁目701番地23
電話:0166-92-1891