別海町のご当地グルメがこれ。別海ジャンボ牛乳と、別海ジャンボホタテバーガー。2008年7月26日に誕生しました。
まず別海ジャンボ牛乳が誕生
ご当地グルメといえば地場食材をふんだんに生かした料理なわけですが、別海町のご当地グルメも別海町産の食材を使っています。別海町といえば酪農地帯。日本一の生乳生産量を誇ります。牛乳を使ったものを考案して、牛乳消費拡大ができないかということで、ご当地グルメプロデューサー・ヒロ中田氏が別海町に招かれました。
その中で、2008年4月10日に冷やしたジョッキで500mlの牛乳を飲む新しい飲み方「別名:別海ジョッキ牛乳」が提案されました。牛乳は「べつかい乳業興社」の牛乳を使うこと、量も500mlで、冷やしたまたは凍らしたオリジナルジョッキグラスに入れることがルールです。
1.名称は「別海ジャンボ牛乳(別海ジョッキ牛乳)」とすること
2.べつかい乳業興社が作ったおいしい牛乳を使うこと
3.量は500mlとすること
4.冷やしたり凍らしたオリジナルジョッキグラスに入れて提供すること
そして別海ジャンボホタテバーガーを考案
それに加えて、別海ジャンボ牛乳にあうパン類メニューも作ろうということになり、地元有志によって商品開発が行われました。最有力になったのが、ジャンボ牛乳に対応する「ジャンボ~」の開発です。別海町の食材でジャンボといえば、野付湾産のジャンボホタテがありましたので、これを使ってバーガーにしようと決まりました。
しかし、ジャンボホタテの調理方法を巡っては難航しました。ホタテカツ?ホタテソテー?いろいろ案が出るも却下され、最終的にホタテ春巻きが採用されました。バーガーのパンは、野付湾で見られる珍しい現象「四角い太陽」に合わせて四角いパンを使うことになりました。
こうして3ヶ月間の商品開発期間を経て、別海ジャンボホタテバーガーが誕生しました。別海ジャンボホタテバーガーを注文すると、パンズ、ホタテ春巻き、タマネギマリネそれぞれの具材がばらばらになって皿に載せられて運ばれてきます。客は、パンを作って食べる楽しみを堪能できるというわけ。
別海ジャンボホタテバーガーのルール
1.正式名称は「別海ジャンボホタテバーガー」とすること
2.パンズは地元のパン屋「カフェ・オーク」のものとすること
3.パンズの原材料は北海道産小麦とべつかい乳業興社の牛乳、天然酵母などとし、形状は四角いものとする
4.2Lサイズ以上の野付産ジャンボホタテを使用する
5.ホタテは春巻きにすること
6.森永乳業別海工場産のモッツァレラチーズ、レタス、タマネギマリネを使うこと
7.ソースは3種類準備すること
8.具材はバラで提供すること
9.作り方は、下から、パンズ、ソース1、ホタテ春巻き、モッツァレラチーズ、レタス、ソース2、タマネギマリネ、ソース3、パンズとすること
10.バーガーを置くイラスト入りホタテ貝殻皿も用意すること
別海ジャンボ牛乳と別海ジャンボホタテバーガーをセットで楽しんでもらおうと、セットメニューで販売されています(各店単品では提供されていない)。セットでは、北海道産ジャガイモを使ったポテトフライをつける決まりがあります。セット価格は880円が目安です。
参加店は5店舗ほど。観光地としては野付半島ネイチャーセンター・レストラントドワラが利用しやすいでしょう。パンを作る時間もありますので、時間には余裕を持ってスケジュールを組むと良いでしょう。
全国的人気になった別海ジャンボホタテバーガー
道内のご当地グルメが集結するイベントで、別海ジャンボホタテバーガーが次々とトップに躍り出る等、その人気はとどまるところを知りません。「新・ご当地グルメグランプリ北海道」では2010年以来3連覇、ご当地バーガー日本一を決める「とっとりバーガーフェスタ」(鳥取県)では2011年から2連覇という快挙をもたらしています。