久々にお届けする「札幌市円山動物園×北海道ファンマガジン コラボ企画『ファンマガ的 円山動物園だより』」、今回は番外編です。
突然ですが、レッサーパンダと聞いて何を連想しますか? きっと多くの日本人が、かつて立つレッサーパンダとして一世を風靡した千葉市動物公園の風太くんのことを思い浮かべるのではないでしょうか。そんな風太くんが2018年7月8日に15歳の誕生日を迎え、つい最近ニュースなどに取り上げられて話題となりました。
風太くんに注目が集まる中、ぜひ円山動物園で暮らしているレッサーパンダたちのことも知ってほしい! というわけで、ちょっとマニアックな視点で解説していきます。
レッサーパンダの可愛いポイントいろいろ
円山動物園のレッサーパンダたちに出会い、虜になり、ついには写真集まで出版してしまった筆者。手に取った人から「可愛い!」「面白い!」と反応をいただき、少しはレッサーパンダの魅力を知ってもらうお手伝いができたかなと、うれしく思っています。しかし、写真集の限られたページ数では伝えきれなかった魅力が、まだまだあるのです。
▼歩いていると内股になる
レッサーパンダは、基本的に内股です。歩いている際に前から見ていると、もふもふの手足が内股になりながら交互に前に出てくる様子に、頬が緩みます。
▼おいしすぎてこんな顔に
食べている時には、大好物の竹の葉に夢中になりすぎて、こんな表情になってしまうことも。
▼飼育員さんも大変
レッサーパンダはリンゴも大好物。もっとリンゴを寄こせ~と言わんばかりに、飼育員さんに食らいつきます。
▼「まだ隠し持ってるんじゃないの?」
飼育員さんがいつもポケットにリンゴを入れていることを覚えているのでしょうか、すごい執念です。
▼尻尾を枕にして寝ることも
食べている時はオモシロ満載のレッサーパンダですが、寝姿はこんなにかわいいのです。
▼垂れレッサーパンダ
かと思いきや、木の枝で絶妙のバランスを保って寝ていることもよくあります。
▼長時間の毛づくろいが日課
舌や前脚を使って、上手に毛づくろいします。円山動物園では、雄のレッサーパンダの方が念入りに毛づくろいしているかも。
▼ヨガの新しいポーズ?
毛づくろいに夢中になりすぎて、おかしなポーズになっていることもしばしば。
▼怖いもの知らずのダイブ!
レッサーパンダは寒いところに住む動物です。雪が降ってテンションの上がったレッサーパンダが見られるのは、北海道の動物園ならでは。
▼ラッセル、ラッセル
ドカ雪の後は、レッサーパンダが雪の中を泳いでいるようにも見えます。
▼降りはじめた雪を見上げる
雪が降りはじめると、それに気づいたレッサーパンダが空を見上げることがあります。シンシンと降る雪に佇むレッサーパンダ、そこには詩的な空気が流れています。
風太くんの息子のエイタ、孫の円実も!
現在、円山動物園で飼育されているレッサーパンダは全部で5頭。ぜひ会いに行ってみたいという人のために、ここで5頭の見分け方を伝授しちゃいましょう。
▼ココ
円山動物園にいちばん最初にやって来たレッサーパンダが、雌のココです。美パンダと称され、うるうるとした黒目がちの瞳が特徴です。
▼お尻のラインにも注目
お尻から尻尾にかけてが尖ったような四角いラインなのも、見分けるポイントです。
▼セイタ
セイタはココのお婿さんとして、4女1男をもうけました。円山動物園のレッサーパンダの中ではいちばん体が小さく、仔パンダだと勘違いするお客さんも多いようです。
▼短い尻尾が特徴
分かりやすい見分けポイントは、何と言っても尻尾。赤ちゃんの頃にお母さんから齧られ、短くなった尻尾がセイタのトレードマークです。
▼ギン
ココとセイタの仔のうち、今も円山動物園で暮らしているのはギンだけです。目の上の白い毛の部分が多く、太眉のようにも困り顔のようにも見えます。
▼毛の色が少し薄め
全身の毛の色も、他のレッサーパンダに比べて少し薄め。食いしん坊なので、飼育員さんがリンゴを持ってきた時がいちばん分かりやすいかもしれません。リンゴに最も執着しているのが、きっとギンです。
▼エイタ
ギンのお婿さんとして千葉市動物公園からやって来た、あのスーパースター風太くんの息子エイタです。麻呂眉で、茶色と白と黒のコントラストがハッキリしています。
▼尻尾の先が下向きに
全身の毛の色が濃く、体は大きめです。尻尾の先が少し折れ曲がったように下向きになっているのも見分けるポイントです。
▼円実
ギンとエイタの仔、つまり風太くんの孫に当たるのが円実です。顔はお父さん似と言われます。時々、お笑いコンビのオードリーの若林正恭さんに似ていると言われることも。
▼オレンジ色に輝く毛
常にキュッと口を結び、賢そうな顔が何より特徴的な円実。太陽の光を浴びると、全身の毛がオレンジ色っぽく輝くのもチャームポイントです。
円山動物園のレッサーパンダたち、その魅力を少しはお伝えできたでしょうか。よく観察していると、レッサーパンダは個体ごとに異なる個性を持っているのだということが分かってきます。それぞれのキャラクターが見えてくれば、ますます面白くなってくるはず。ぜひ見分け方ポイントを予習して、円山動物園に足を運んでみてください。
①わくわくホリデーアジアゾーンの高山館にレッサーパンダはいます
こちらの記事もご覧ください!あの風太の息子にも会える!円山動物園の6頭のレッサーパンダたち
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