雲の上に浮かぶ!? トマム「雲海テラス」に2つの展望スポットが誕生

「星野リゾート　トマム」（上川管内占冠村）の人気スポット「雲海テラス」に2つの展望スポットが誕生し、2017年9月12日より公開を開始しました。雲の上に浮かぶような夢の体験ができるとあって、早くも話題となっています。いったいどんな展望スポットなのでしょうか？

ダイナミックな雲海を楽しめる展望スポットが次々と

トマム山（山頂の標高1,239m）の標高1,088mに位置する雲海テラスは、スキー場のスタッフが日常的に見ていたダイナミックな雲海を多くの人に見てもらいたいという想いから、2006年に営業を開始。今では、年間10万人以上の来訪を記録する人気スポットに成長しました。

▼雲海テラスの展望スポットの位置関係

「雲海テラス」には既に、ゴンドラ山頂駅隣接の「港デッキ」（2006年～、2008年拡張）、山頂駅舎屋上の「灯台デッキ」（2013年～）、雲の形をしたデッキ「Cloud Walk（クラウドウォーク）」（2015年～）や船の舳先のように迫り出した「Sky Wedge（スカイウェッジ）」の4つの展望スポットがあります。

このうち「Sky Wedge（スカイウェッジ）」と「Cloud Walk（クラウドウォーク）」は、「とても幸せ（この上ない幸せ）」を意味する英語「I’m on cloud nine」にちなむ「Cloud9（クラウドナイン）計画」に基づき新設したスポット。「非日常の大自然に囲まれてこの上ない幸せを味わってほしい」という想いで、雲海鑑賞のための展望スポットを次々と生み出しています。

▼雲の形をしたデッキ「Cloud Walk（クラウドウォーク）」

▼船の舳先のような「Sky Wedge（スカイウェッジ）」

この「Cloud9（クラウドナイン）計画」の第3弾、第4弾となるのが、今回誕生した2つの展望スポット「Contour Bench（コンターベンチ）」と「Cloud Pool（クラウドプール）」です。

▼ベストポジションを探せる「Contour Bench（コンターベンチ）」

「Contour Bench（コンターベンチ）」は、標高1,100mに位置します。自然の地形をそのまま生かし、等高線をイメージしたベンチで、総延長117メートル、最大約200名が座れます。高いベンチ、右側のベンチなど、雲海の場所や動きに合わせてベストポジションを選べるのが、このスポットの楽しみです。

▼浮遊感を楽しめる「Cloud Pool（クラウドプール）」

「Cloud Pool（クラウドプール）」は、標高1,110mに位置する、最も高い場所にある展望スポットです。雲の形のデッキに網を張ったその姿は、まるで巨大ハンモックのよう。なんでも、雲の上に浮かぶような体験を演出したいという想いで計画したそうです。高さは約8m、縦横はそれぞれ約10m、一度に10名ほどが乗ることができます。標高が高いため、大雪山連峰から日高方面まで壮大な景色が楽しめるのも、このスポットの特長です。

すべての展望スポットをゆっくりまわれば、1時間ほど。さらに、トマム山山頂まで約40分（距離約600m・標高差約150m）の軽登山をすれば、デッキとは一味違った景色が楽しめるはずです。「星野リゾート　トマム」の「雲海テラス」スタッフは、「散策路を周遊して山の環境も楽しみつつ、違う角度・高さから雲海の奥深さを堪能してください」と話しています。

▼トマム山山頂までの軽登山もおすすめ

雲のふわふわに包まれる「雲スイートルーム」も誕生！

雲海テラスが人気の「星野リゾート　トマム」では2017年6月1日、ふわふわの雲をテーマにした「雲スイートルーム」まで作ってしまったというから驚きです。雲海を見る体験に加えて、雲海を感じられる滞在をしてほしいと、リゾナーレトマムに1室限定のスイートルームを考案したのです。

部屋に入ると、ベッドルームも真っ白でふかふかな雲、バスローブやタオルなどのアメニティも雲、照明や天井からつるされるものも雲と、細部に至るまで雲を表現。ジェットバスでは雲海をイメージした泡風呂も楽しめるんだとか。また、27階に位置しており、気象条件がそろえば部屋から雲海が眺められるといいます。

「雲スイートルーム」は5日前までに要予約、1日1組（2名まで）、1名あたり1泊朝食付き38,200円～。雲海テラスの営業が終わる10月16日のチェックアウトまでとなっています。雲海にこだわりたい方は、この部屋に宿泊して、早朝に雲海テラスを訪れてチェックアウトするのがおすすめですよ。

【こんな楽しみ方も】GAO（ガオ）アウトドアフィールドでカートに乗ってピクニック！

「星野リゾート　トマム」のゴルフ場は2016年をもって閉鎖となり、今年、北海道を感じられる魅力エリアに生まれ変わりました。

広大なフィールドは専用カートを借りて自由に走れますし、好きな場所でカートを停めてピクニック体験（トマムピクニック レギュラー）も可能。牛、馬、羊、山羊とも会えますし、運が良ければエゾシカ、キタキツネ、ウサギなどの野生動物に会えるかもしれません。友達同士で、カップルで、親子で、楽しんでみてください。

▼かつてのゴルフ場は動物たちのいるエリアに。カートで会いに行こう！

「カートドライブ」および「トマムピクニック レギュラー」は10月31日までの8:30から日没まで、GAOアウトドアセンターにて貸出。「カートドライブ」と「トマムピクニック レギュラー」の両方を利用し、トマムリゾート内の店舗（雲のしたカフェやフォーレスタモールなど）で購入したテイクアウトと合わせて利用することも可能です（料金等はお問い合わせください）。

▼写真は夏季限定の「モーモーカートで行く、ランチピクニック」。秋は、トマムリゾート内の店舗でテイクアウトし、「カートドライブ」＋「トマムピクニック レギュラー」を利用してこれと似た体験が可能

早朝の雲海に加えて日中の楽しみ方も提案してくれる「星野リゾート　トマム」。早い時間にチェックインした場合や、チェックアウト後にランチを楽しむ場合などに利用してみてくださいね。

※取材協力・一部写真提供：「星野リゾート　トマム」