北海道も雪解けがはじまって、日ごとに暖かくなってきました。あと2ヶ月もすれば、桜の花が咲く春がやってきます。春が待ち遠しい季節、一足先に桜を楽しみませんか。
創業84年目の老舗日本茶専門卸売店「玉翠園」で、話題の札幌円山の桜だけで作る桜茶のアイスクリームがおいしいパフェを取材してきました。期間・数量ともに限定販売なので、この機会をお見逃しなく!!
上質のお茶が揃う理由
創業1933年(昭和8年)の日本茶専門卸売店「玉翠園」は、さっぽろテレビ塔より徒歩5分のところにあります。
暖簾(のれん)をくぐると、日本茶の香りが漂う店内、笑顔で出迎えてくれるのが玉木康雄さん(3代目、代表取締役)と、玉木幸夫さん(専務取締役)です。
▼向かって左が玉木康雄さん(代表取締役)、右が玉木幸夫さん(専務取締役)
茶畑の育たない北海道ですが、「玉翠園」には全国の茶園から上質のお茶が優先して届けられると言います。その理由は「茶畑がない分、産地とのしがらみもなく、茶商の目利きグレードの高い茶葉だけを取り扱うことができることと、先代より受け継いだ長期熟成の技術があるから」。
雪の降り積もる北海道の蔵で長期熟成すると、茶葉に負担をかけることなく、濃厚で旨味の多いお茶に仕上がるというのも意外な発見です。
豊平峡のリムトンネルで熟成させた「豊平峡水の守り人熟成ブレンド」など、地域活性化につながる商品開発にも力を入れている玉木康雄さん。「わたくしが商品開発に全力投球できるのは、弟(玉木幸夫さん)が優れた茶の目利きだからです」と胸を張ります。
人気の「雪萌えパフェデラックス」に桜茶のアイスクリームが付く!
上質の茶が数百種類と揃う「玉翠園」で、人気があるのは「雪萌えパフェデラックス」(470円)です。
牛乳は十勝よつば成分無調整牛乳、小麦粉や卵も北海道産のものを使用。十勝の粒あんに、同店の抹茶を練り込んだアイスクリーム、道産の玄米シリアルをトッピング、ワッフルコーンにも抹茶を使い手作りするというこだわりぶりです。砂糖は極限まで控えてんさい糖のみ、保存料や着色料、添加物も使っていません。「雪萌えパフェデラックス」は1日30個の限定販売です。
と、熱く語ってしまいましたが、今回、紹介したいのは「雪萌えパフェデラックス」に、円山の桜だけで作った桜茶のアイスクリーム(ソルベ風)が無料でトッピングされる期間・数量限定の逸品です。
▼「雪萌えパフェデラックス」
▼これに桜茶アイスクリームをプラスしたパフェ
桜は玉木社長の自宅(円山)の庭に咲く「八重桜」です。玉木社長(現在、55歳)が誕生したとき、先代が記念に植樹したものだとか。毎年、5月の開花シーズンに摘み、10ヵ月間塩漬けにしています。一口食べると、口の中に桜の香りがふんわりと広がります。
寸胴鍋にひとつ分しかできないため、3月21日~1週間ほどの期間限定商品で、なくなり次第販売は終了となります。「ご縁があれば?」いや「運が良ければ!?」味わえる極上のスイーツ、気になる価格は470円とリーズナブルです。店内で食べるとお茶のサービスも受けられるので、店内の椅子でくつろぎながら食べてみては?
▼デザートの後のお茶もおいしい
玉木商店玉翠園
所在地:札幌市中央区南1条東1丁目1番地 玉木ビル1階
営業時間:月~金曜 8時~18時、土曜8時~16時
定休:日曜・祝日
電話:011-231-1500
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