本場の一番茶と北海道産がコラボ!札幌に抹茶カフェ「Shirayuki」誕生

2016年7月15日、札幌市中央区南1条西5丁目に抹茶カフェ「Shirayuki」がオープンした。本場京都をはじめとする産地の一番茶と北海道産の素材がコラボ。抹茶ラテを中心に、抹茶ジェラートや大福も楽しめる同店は、オープン間もないが既にビジネスパーソンなど幅広い世代の人たちに喜ばれている。

抹茶ラテからジェラート、大福まで

同店が提供する抹茶ラテは、お茶の産地をお好みで選ぶことができる。キリッとした余韻があり香重視の方におすすめの「京都宇治」、奥行きのある味わいで風味を楽しみたい方におすすめの「福岡八女」、しっかりとしたコクがありインパクト重視の方におすすめの「愛知西尾」と3種類がある。

ほかには、プレミアム玉露ラテ(京都京田辺)、グリーンティー、ほうじ茶ラテ(京都宇治)、グリーンティーレモンソーダ、そしてジェラートまである。ジェラートは抹茶ジェラートとほうじ茶ジェラート、そして北海道白雪ミルクジェラート。さらに、抹茶を粉末にしたものを使い小豆と生クリームを入れた大福、冬には人気が出そうなお茶漬けもある。

▼金沢産のもち米を使った最中でサンドした抹茶ジェラート。最初はスプーンでいただく

本場の抹茶やほうじ茶を、北海道産ミルクなど北海道産のものと組み合わせることでさらにおいしいものを提供している。お茶の本来の味が感じられるよう、そしてミルクが強くならないようバランス感覚は大切にしているという。お茶は少し甘みを加え、舌触りをできるだけよくするように心がけている。

一番茶にこだわる理由

同店がこだわるのは高品質な一番茶(新茶)。お茶本来の香りが豊かで渋みが少ない。当然そのぶん値が張るが、ラテで気楽に楽しんでもらいたいという思いで「Shirayuki」をオープンした。

プロデューサーの藤沢洋希さんは、もともと甘さの強い抹茶が好きではなかったと話す。しかし観光事業を手掛ける中で、半年前に京都の農家と知り合ったのがきっかけでお茶の本来のうまみに気付いた。お茶の農家では自ら畑仕事を手伝ったりして親交を深めながら、新茶の買い付けを行ったという。

そのような努力のかいあって、お茶のとれない北海道において、本場の抹茶やほうじ茶の一番茶が味わえる専門店「Shirayuki」が誕生した。「お茶が苦手な人はもちろん、好きな人にも楽しんでほしい」と藤沢さんは話す。

女性向けを想定したお店だったが、ふたを開けてみれば幅広い年代の人たちに利用されているという。特にサラリーマンにとっては気軽に立ち寄れるカフェと認識され利用が増えているそうだ。札幌に続き函館進出も決まっている「Shirayuki」。「白雪」という名のとおり、雪国北海道らしい抹茶の楽しみ方を提案してくれることだろう。

Shirayuki札幌愛生舘ビル
所在地:札幌市中央区南1条西5丁目 愛生舘ビル1階
営業時間:11:00~19:00
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