北海道では珍しい高架下公園が札幌に!北6条エルムの里公園で健康に

鉄道高架が数少ない北海道で、その高架下を活用した公園が札幌市中心部にあります。それが「北6条エルムの里公園」。フェンスと高架で囲まれたエリアを含む都会らしい公園で、運動器具が幾つも設置されているため健康になれる公園でした。

同公園は、JR北海道の函館本線・札幌駅と桑園駅の中間地点、札幌市北区北6条西8丁目に位置します。面積は2710m2。1991年に札幌市が管理する特殊公園として開設され、2012年に健康づくり公園として生まれ変わるべく全面改修しています。

鉄道高架下にある公園の特徴は、緑がないこと、天井があるため雨天でも利用可能なことです。ただ、このエリアはフェンスで囲われており、冬季閉鎖、開放時間は8:00~18:00までと、利用期間や時間に制限があるのが難点です。1990年代には路上生活者のテント村となっていた歴史もあり、夜間閉鎖の措置をとっています。

前述のとおり、フェンスで囲まれた敷地内には緑地がありません。全面がコンクリート舗装されています。青い地面の外周路(総延長190m)は、脚力・持久力・歩行能力を高めるためのウォーキングレーンとして活用できます。柱には次のように書かれています。

「あなたは一周(190m)を何分で歩けましたか? 1分35秒~1分54秒で歩けたあなたはとても元気です。2分23秒以上かかったあなたは楽しく運動を続けましょう」
「ウォーキングレーンの歩行だけでは運動強度があまり高くなりません。ウォーキングレーンの歩行に慣れてきたら、歩行の途中にウォークステップを入れましょう。歩行に変化がつき、脚力の力強さの向上にも役立ちます」

まずはこの時間を目指して外周ウォーキング、達成できたらウォーキングステップ・ジョギングに進むようにとのアドバイスが記されています。親切ですね。






西側にはウォーキングレーンに囲まれる形で遊具が幾つか設置されています。簡単な階段から、腹筋ベンチ、長座体前屈といった運動器具が設置されています。器具によっては年齢性別ごとの目安となる測定結果平均数値表が掲示されているところも。一つずつ遊具をクリアしていくと健康になった気分になれるかもしれません。

東側には片面のバスケットゴールがあります。フェンスで囲まれていてボールが遠くに飛んでいかないこと、高架下なので雨天でも楽しめること、北海道大学に近い公園ということもあり、北大生をはじめとする学生たちがよく利用しています。スケートボードの使用が禁止されていたりと制限が多いのですが、雨の日でも外に行って気軽に運動したい方にはうってつけの場所かもしれません。

ちなみに、高架下に隣接する遊歩道(札幌桑園停車場緑道線)も公園エリアで、あずまややつる棚(パーゴラ)が設置されています。

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