【札幌市】小さな頃からずっと身近に存在していたものはいくつかあるのだが、その中に雪印製品がある。メーカーを気にして買うタイプではない筆者なのだが、牛乳にバター、チーズ、ヨーグルトなど、今になっていろいろと考えてみると、とにかく雪印製品がいつも身近にあったことにあらためて気づいた。
なんで急にそんなことを思ったかというと、札幌駅から東に向けて自転車を走らせていたら、次の苗穂駅をこえたあたりで雪印メグミルクの工場を見つけたから。郊外でなくこんな場所にあるんだ……と帰って調べてみたら、この工場には「酪農と乳の歴史館」も併設されており、工場ともども見学ができるということであった。 前もって予約が必要だが、1人からでも見学ができるとのこと。さっそく申し込んでみた。
「酪農と乳の歴史館」で雪印の歴史を学ぶ
雪印メグミルク工場の正門から中に入るとすぐ左側に「酪農と乳の歴史館」がある。その裏側に受付があるので、まずはそこで受付をすませる。
▼門を入ったすぐ左側に酪農と乳の歴史館がある
▼酪農と乳の歴史館の奥にあるのが札幌工場だ
歴史館と工場の見学は、雪印メグミルクのスタッフが説明をしながら案内してくれる。歴史館の2階には雪印の工場で使われていた機器などが展示されていて、3階には会社の歴史などが展示されている。ただ、通常のコースでは2階を回って工場の方に行くので3階は回らない。前もって3階も見たいということを伝えておけば見せていただけるので、会社の歴史を見たいという人はぜひ。
▼歴史館の2階に展示されている機器。これは練乳を作るときに使う濃縮機だ
▼雪印メグミルク製品
▼前もって言っておけば3階も回ってくれる。雪印メグミルクの会社の歴史を知ることができる
勝源神社、そして工場見学
歴史館を見終えると設置されているのがカツゲン神社だ。2006年に発売50周年を迎えたカツゲン。それを記念して前年の2005年に設置されたのだそう。カツゲンを奉る神社で勝源神社と書く。カツゲン特集はこちら
▼勝源神社
勝源神社でお参りをしたら次はお待ちかね製造工程を見ることができる工場見学だ。廊下の窓から下にある工場を見ることができるようになっている。ここは報道、マスコミ関係でも写真撮影は御法度。なので廊下しか撮影許可が下りなかった、残念。
▼この先が工場だ
雪印メグミルクの酪農と乳の歴史館見学と工場見学は、会社の歴史を知ることができるだけでなく、製造過程などを見ることができる。自分の身近だと思える会社の歴史を、自分の育ってきた歴史と重ね合わせて見ることができるから興味深い。道内にいる人ばかりでなく、道外から来られる方も札幌観光のひとつとして見学してみるといいのでは。
▼雪印メグミルク 酪農と乳の歴史館・札幌工場
札幌市東区苗穂町6丁目1-1 [地図]
011-704-2329(前日までの完全予約制)
予約受付時間:月~金(祝日・年末年始を除く)9時~17時
雪印メグミルク公式ウェブサイト
酪農と乳の歴史館の公式ページ