手づくりタルトが美味しい!美瑛郊外のカフェ『Café Le Paradis』

【美瑛町】
丘のマチ・美瑛の郊外に2014年11月24日にオープンした『Café Le Paradis(カフェ・ル・パラディ)』。本場フランスで洋菓子を学んだ店主が細部までこだわって作ったタルトやパウンドケーキを提供するオシャレなカフェです。味はもちろん見た目にも美しくかわいい洋菓子は、特に女性の皆さんを虜にするはずです。

自然豊かで、あたたかみ感じるカフェ

パラダイスを意味するフランス語が店名の由来という同店は、店主の岡田えりかさんが『フランスのカフェで食べられるものを提供したい』とイメージし、土地探しからはじめて新築オープンした念願のカフェ。室蘭出身ですが、道内旅行をしていた時に訪れた美瑛町が気に入り、毎年のように美瑛に通い詰め、美瑛にカフェを作ることを決意したそう。

店舗は観光ルートからは離れた郊外ですが、白樺の木々に囲まれ、近くには川も流れる、自然豊かな場所に立地します。そのためか夏は美瑛市街より比較的涼しいそう。店内は木のぬくもりが感じられる温かい雰囲気で、長居したくなる空間。建物の壁には珪藻土を採用し、シックハウスにも気を遣った健康に優しい塗料を使っています。


フランス留学で身に着けた技術を生かした洋菓子

もともと菓子作りに興味があったわけではなかったという岡田さん。大人になってから菓子作りに目覚め、東京のレストランでデザートを担当したのち、フランス菓子の修業をするためフランス・パリに半年留学した経歴を持ちます。

お店で作り提供しているメニューは、「タルト」、「甜菜糖のパンペルデュ」、「バラのブラマンジェ」、焼菓子として「パウンドケーキ」を4種類、スペイン菓子「ポルボロン」。「ポルボロン」はあまり聞きなれないかもしれませんが、スペインのクッキーで、さくさくと口どけが良いのが特徴です。

さくさくな生地と柔らかなフルーツがぴったり合う「タルト」は、アーモンドクリームに相性抜群の洋ナシを薄くカットして乗せ焼いた「タルト・ポワール」がオススメ。洋ナシのほかにも、オレンジ、冬はリンゴ、夏はグレープフルーツなど、季節に応じたフルーツを使ってタルトを作っています。

もう一つ、焼菓子の「パウンドケーキ」もオススメ。「ドライフルーツのパウンドケーキ」や「ショコラとオレンジのパウンドケーキ」が一押しで、ほかに「ローズとフランボワーズのパウンドケーキ」「キャラメルと杏のパウンドケーキ」があります。

おうちでは食べられない美味しいものを

材料にはこだわりを持っており、牛乳は美瑛町産で、ほかにも北海道産を中心に、味の追求のためには必要に応じてスペイン産やフランス産も取り寄せます。洋菓子はどれも一つ一つ心を込めて丁寧に手作り。タルトの淵を少し削って見た目にも美しく仕上げるなど、ひと手間かけることを惜しまず、まさに妥協のない洋菓子を贅沢に楽しむことができます。

『おうちでは食べられない美味しいものを出せたらいいな』と岡田さん。意外にも地元の方々が訪れることが多いというものの、SNSを通じて札幌や旭川など道内各地からも訪れています。

素材や味にこだわり、芸術品のように美しくもかわいらしい洋菓子がいただける「カフェ・ル・パラディ」。自然に囲まれた静かな環境で日常を忘れ、ゆったりとした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

Café Le Paradis(カフェ・ル・パラディ)
上川郡美瑛町字常盤 [地図]
TEL:050-5532-7346
ウェブサイト
営業時間:11:00~18:00、水・木定休、ほか不定休有
※ランチも提供しています(数量限定のため予めご確認ください。5名以上の場合は前日まで要予約)