【伊達市】
伊達市は北海道の南西部に位置する、「北の湘南」と呼ばれるほど四季を通して温暖な気候に恵まれた街です。
また、武家文化の情緒がそこかしこに漂う街でもあります。そんな伊達市で、今ジワジワと人気急上昇中の和菓子があります。
それは「有珠善光寺・鰐口最中」という、直径が約10センチほどの大きな最中なんです。
有珠善光寺の鰐口とは?
撮影当日は本物を目にすることができませんでしたが、鰐口とはお寺の軒下などに掛けられている、円形になった扁平中空の金属製の音具で、参拝者が縄や布などで鳴らす道具。
善光寺の鰐口は寛永15年に松前藩の家老職、下総国宮内尉慶季が「蝦夷地住民の繁栄と松前藩の安泰」を祈願して奉納されたものです。
それをかたどって最中にしたのがこちらの「有珠善光寺・鰐口最中」。裏面には徳川家の紋、三葉葵の紋が描かれています。
歴史あるものをかたどったこの最中に、浪漫を感じずにはいられません。
わたしがこの最中を入手した場所は、伊達市の特産品が一同に集まる、道の駅・だて歴史の杜内にある「伊達市観光物産館」。製造しているのは日当製菓(ひあたりせいか)さんです。
NPO法人だて観光協会の加茂さんによると、この最中は年間約58,000個も販売されている人気の和菓子で、
入手するには道の駅・だて歴史の杜か、もしくは善光寺の門前市でのみの販売とのこと。
1つ当たりの重さが約80gで、最中の皮や包装を除いてあんこが約75gとした場合、年間約4.35tのあんこが皆様をご満足させている模様。
地元の方にも愛され、伊達市を訪れた方がお土産として購入していく、今ジワジワと人気急上昇中の和菓子なんです!
気になるお味は?
撮影もそこそこに、さっそく食べてみましょう。
まず手にもった瞬間に感じたのはずっしり感。そしてふんわりとした皮の感触。
少しもったいない気がしますが、割ってみました。みてください、「こ、これはッ!」と目を輝かせてしまうほど、餡がたっぷりと入っています。
これほどたっぷりの餡を見せられては、わたしの食いしん坊レーダーはすでにビンビンです!
まるでパブロフの犬にように涎を垂らしていた卑しいわたしは、条件反射で最中を噛りついていました(笑)。
その刹那、「うッ、旨いッ!!」と、思わず声を上げてしまうほどの、ほどよい餡の甘さと柔らかい最中の皮が口のなかで踊っています。
人間、旨いものを食べているときほど、幸せを感じずにはいられませんよね?
和菓子が好きでよく食べていますが、これまで食べた最中のなかで一番の美味しさです。
ドライブがてら伊達市へお越しの際は、年間約58,000個も販売されている人気の「有珠善光寺・鰐口最中」をお土産にいかがですか?
▼道の駅 だて歴史の杜「伊達市観光物産館」
所在地:伊達市松ヶ枝町34番地1
電話:0142-25-5567
FAX:0142-25-5587
e-mail
営業時間:9:00~18:00
休業日:12月31日~1月4日
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