北海道産にこだわった「北乃カムイ納豆」誕生!室蘭新名物に

【室蘭市】内藤食品工業株式会社(室蘭市)は2014年11月1日、人気上昇中の北海道育成バーチャルアイドル「北乃カムイ」とコラボした北乃カムイ納豆を本格発売する。発売するのは、北海道産材料にこだわった、ねぎ味噌タレの納豆「北海道ねぎ味噌なっとう」で、それとともに、仕掛けを施した「痛箱(いたはこ)」も販売する。

北乃カムイラジオ番組で取り上げられ大反響を呼んだ納豆

新製品「北海道ねぎ味噌なっとう」は、内藤食品工業株式会社が創業60年記念プロジェクトの一環として開発した。同社広報課長・高橋幸恵さんによると、2013年6月に自社の評判をインターネット検索していた際に、室蘭とコラボしたいと話す北乃カムイの存在を知った。北乃カムイが一時活動休止したため、当時コラボは実現しなかったが、2014年初めに北乃カムイの活動再開を知り、声をかけてみたいとの気持ちが再び湧いてきたという。

そんな折、北乃カムイが担当するHBCラジオ番組内の美味しいものを紹介するコーナーで、リスナーからの投稿により同社の製品が取り上げられた。これが思わぬ大反響を呼び、北乃カムイとのコラボ実現へ本格的に動き出した。

北海道産大豆ユキホマレを100%使用した納豆、ほぼオール北海道で作った室蘭新名物

北海道産大豆を使う同社の納豆は、2010年の第15回全国納豆鑑評会で最優秀賞を受賞するなど、兼ねてからそのおいしさに定評がある。それもそのはず、納豆に対する情熱は強く、食感をよくするために、豆の薄皮や黒く固くなった豆を日々手作業で取り除いているのだ。「いいものを届けたい―」。その想いは、今回の新製品開発でも同じ。なるべく北海道産を使うよう心掛けたという。

開発にあたっては北乃カムイがトータルプロデュースを行い、素材選定や味の監修、デザイン・印刷・プロモーション・企画をほぼすべて北海道企業で行った。原材料としては、自然な甘みが特徴の北海道産小粒大豆「ユキホマレ」を100%使用し、北海道のねぎや味噌を使用した「ねぎ味噌タレ」を添付した。「ねばりが強く、ふっくらやさしい」味わいがセールスポイントで、少し混ぜただけでも強力な粘りがあることに驚くに違いない。

同社創業時からある商品のカラーを再現した赤いパッケージには、室蘭市のマスコット「くじらん」をはじめ、室蘭ならではの風景や名物などをあしらう。これには、室蘭の新名物として定着することで町おこしにつながればとの想いが込められている。

また、送付箱に世代を超えて遊べる仕掛けを施した「痛箱(いたはこ)」(商標登録申請中)も同時発売する。AR機能も搭載し、スマホアプリ「cocoar2」でパッケージの表面を読み込むと、北乃カムイと納豆のコラボ動画も楽しめる。この痛箱は、セット購入時には無料でついてくるが、痛箱だけを求めることも可能だ。

▼セットでついてくる痛箱には遊べる仕掛けがいっぱい。裏には北海道型の土俵でとんとんかみずもう、内側にはぬりえコーナーも。子供たちも楽しめるはず。

北海道が詰まった「北海道ねぎ味噌なっとう」は、6パック(計18個)痛箱付セットで3000円(消費税・送料込み)。2014年10月31日に室蘭市内の道の駅みたらで市民向けに先行発売した後、11月1日に本格販売を開始する。インターネットサイトで購入できるほか、今後は同社製品を取り扱う店舗でも購入できる見通し。なお、北乃カムイ納豆についてTwitterでつぶやく際は「#カムイ納豆」をつけることが推奨されている。