日本一寒い陸別町の「しばれフェスティバル」をアロハ姿で耐えられるのか

【陸別町】 日本一寒い町として知られる陸別町。その極寒の地を楽しむイベントが「しばれフェスティバル」だ。第33回を迎えた2014年は2月1・2日に開催された。その寒さを誇るイベントに、道外からユーチューバーらが訪れ、様々な挑戦に挑んだ。

「しばれフェスティバル」は、年間を通じて一番冷え込む2月の第一土日に開催される、陸別町を代表するイベント。連日マイナス20度を下回ることも多く、この寒さを逆に楽しんでしまおうと始まった。中でも、特製バルーンマンションで一晩を過ごす「人間耐寒テスト」は、毎年チャレンジャーも多い。

そんな「しばれフェスティバル」を誰もしないようなやり方で楽しもうと道外から挑戦した男がいる。人気ユーチューバーMEGWINさんだ。日本一寒い町のイベントをアロハ姿で楽しもうというのだが、果たして。

陸別町民に「死なないで下さいよ」と心配されるMEGWIN

彼がアロハ姿で向かったのは女満別空港。そこから車を走らせ陸別町へ。イベント会場はマイナス17度。車を降りれば、思わず「やべぇ~」「寒い」「痛い」と声をあげてしまうほどの寒さ。まさに「しばれる」がぴったりの日だ。

防寒着の人たちが集まるイベント会場をアロハ姿で歩くと、来場している地元の人たちから「アロハで参加するなんて。死なないで下さいよ」「大丈夫ですか、カイロいりますか?」と心配されるも「限界まで挑んでみたい」と耐え抜こうとするMEGWIN。「今日はまだ暖かいほうだ」という発言には驚きを隠せない様子だった。


ついにギブアップ?!

MEGWINはその後、子供たちに混じって雪の滑り台にもチャレンジ。滑りながら「寒い」「痛い」の連呼。ついに「ギブアップ!」発言、上着を求めた。しかし非情にも、与えられた上着もすべてアロハで、合計20枚のアロハで全身を覆った。それでも手足の末端は何も対処せず、当然ながら指先は何も感覚がない状態になった。

さすがに人間耐寒テストは「アロハじゃ無理」と結論、しっかり防寒しての挑戦となった。そして翌朝、マイナス20度以下の世界を体感したことを証明する認定証を手にした。


「大地は寒いが人は温かい」

今回参加したイベントでは、地元の人たちと交流も行い、北海道ではエアコンをあまり使わないことに衝撃を受けた様子。MEGWINは「大地は寒いが人は温かい」と話す。

今回の挑戦で分かったこと
・しばれフェスティバルで冷えたビールを飲むと「胃が寒い」
・雪の上でアロハ姿でビールを持つとビーチにいるように見える
・ハグをするのが一番の暖房方法
・みんなに死ぬことを心配される
・しばれると寒いどころか痛い
・人間耐寒テストはアロハ姿では耐えられない

今回、日本一寒い町・陸別町の「しばれフェスティバル」にアロハ姿で挑もうと思った理由についてMEGWINは「そこに極寒の地があるから」と回答。なお、「来年はぜひ海パンで参加したい」と話しており、しばれる地での無謀な挑戦は続けていく考えだ。(※MEGWIN以外のよい子は真似しないでください)

▼挑戦の様子は映像でチェック!