温かな灯りで滝川駅前が幻想的に!「紙袋ランターンフェスティバル」開催

滝川駅前で2014年2月22日(土)17:00~20:00、12回目となる「たきかわ紙袋ランターンフェスティバル」が開催された。駅周辺を一部歩行者天国とし、路上にきれいに並べられた紙袋は約1万4000個。紙袋ランターン内部にろうそくが灯され、夕暮れの滝川市内をオレンジ色に明るく照らした。

「たきかわ紙袋ランターンフェスティバル」は、2003年に第1回を開催以降、毎年開催。一夜限りだが、訪れる人は年々増加している。

会場は、例年通り滝川駅前広場および、滝川駅から続く駅前商店街「ベルロード」(鈴蘭通)を中心に、国道12号線をまたいで滝川市役所周辺まで続く道路沿い。メイン会場ともいえる駅前広場とベルロードの一部は通行止めとし、雪の覆う路上にランターンを並べた。また、付近の太郎吉蔵と願成寺・幼稚園とも結び周遊路とし、途上に飲食ブースを設けた。

▼点灯前の会場の設営の様子、点火



どこにでもある普通の紙袋を使ったランターンは、ワークショップで一つ一つ市民も制作。この参加型というところが、同イベントの魅力の一つ。文字やイラストが描かれた、色や模様も様々の紙袋が作られ、設営では規則正しくカーブを描くなどして並べられた。模様も、ハート形のもの、キャラクターのもの、企業名が入ったもの、「お花ちょうだい?」という文字が書かれたものまで、趣向に富むデザイン。

17:00頃の点灯式が近付くとライターが配られ、会場内のすべての紙袋のろうそくに点火された。訪れた人たちは紙袋ランターンの間を縫うように散策、口々に「きれい」と声をあげていた。メインロードから脇に入ったところを会場とする願成寺・幼稚園会場には子供たちの作った名前付きランターンも置かれ、子供たちの歓声も響いていた。

▼滝川駅前広場・ベルロード・願成寺・幼稚園会場の様子













今年は、同じ滝川市内の江部乙駅でも2月11日17:00~19:00の間、一足先にランターンフェスティバルが行われた。「えべおつ紙袋ランターンフェスティバル」と名付けられた同イベントでは、540個の紙袋製ランターンに灯りが灯され、このとき使われたランターンは22日のイベントでも活用された。また、砂川市の北菓楼砂川本店でも2月16日、いちご祭りに合わせて紙袋ランターンが展示されており、滝川の街中で始まったランターンフェスティバルは周辺地域に広まりを見せているようだ。

温かな灯りを灯して町に活気をもたらしてきた、全国的にも珍しい紙袋ランターンフェスティバル。来年以降どのような広まりを見せていくか楽しみだ。