【札幌市】 札幌市中央区の創成川イーストエリアに新たなパン屋「coron(コロン)」がオープンした。北海道の美味しさを詰め込んだ地産地消のパンを製造・販売するブーランジェリー(フランス語:パン屋)で、オープン当初から人気商品の売り切れが相次いでいる。
サッポロファクトリー近くに黒い外装で、内装もオシャレな雰囲気の店舗がオープンしたのは2012年11月15日。あの「cube garden」などのデザインを担当した妻倉慎司氏が内装を手掛け、東京を代表するブーランジェリー「シニフィアン・シニフィエ」の志賀勝栄シェフのもとで修業を積んだ高崎真哉氏がシェフを務め、こだわりのパンを作っている。オープン初日から美味しいパンを求めて次から次へと客が来店している状況だ。
注目は何と言ってもパンの素材。使用する小麦は、ハルユタカ、春よ恋、キタノカオリ、ゆめちからといった道産小麦100%を使っており、生地を低温で長時間発酵させることで小麦の美味しさを最大限引き出すことで芳醇で奥深い味わいを実現させた。特にお店のオススメは、レジ側に並ぶ、外側がカリッとして中身がもちもち・ふわふわのカンパーニュ各種。何種類かあるが、人気商品は昼ごろには売り切れてしまうというので、早めに訪れたい。
「カンパーニュ・ノア・レザン」(280円)は、カンパーニュの生地に、相性の良いクルミとレーズンを練り込んだ細長いパンだ。小麦の香ばしさと外が硬く中モチモチの生地に、レーズンの酸味とクルミの風味が口の中で素晴らしいハーモニーを奏でる。一人で一本食べても十分お腹一杯になるほど。
「カンパーニュ・フリュイ」(800円)は、大きいサイズのパンなので、カットして少しずつ、または数人でいただくのが良い。中身は前述のパン同様クルミとレーズンをたっぷり使用しており外側は本当に硬い。希望に合わせて1/2カット(半額)やスライス(270円)してくれたりするのが嬉しい。
そしてクリームパンなど一般的に親しまれているパンも販売する。「クリームパン」(130円)は、普通のクリームパンとは一味も二味も違う。道内でも有名な山中牧場牛乳を使ったコクのあるクリームを使っているのだ。大型の半球状のパンや棒のように細長いパンなど、普通のパン屋ではお目にかからないパンも各種取り揃えている。見ていて楽しく、味わって美味しい、北海道産素材にこだわったパンを是非お求めいただきたい。
▼Boulangerie coron (ブーランジェリー コロン)
所在地:札幌市中央区北2条東3丁目2-4 prod23 1F
TEL:011・221・5566
営業時間:9:00~18:30(火曜日と年末年始は定休)
公式サイト