ちょっとがっかり!? 流氷が少しだけ見れる湧別町の前浜展望台

【湧別町】1月下旬以降になるとオホーツク海では流氷観光シーズンとなる。オホーツク海沿岸には、展望台が随所に設置されていて、海岸からでは見られない眺望を提供してくれる。とはいっても、必ずしも全ての展望台が流氷観光に最適、というわけではどうもないようだ。その一例が、湧別町の前浜展望台である。

場所は、湧別町市街地の海岸沿い、湧別漁港に位置する。道道204号線をオホーツク海岸方面に進み、月あたりを右折。少し行ったところに三階建ての展望施設が見えてくる。建物は立派である。ちょうど三階の高さに展望台がある。


どうやら利用者は少ないようでありマニアックなスポットと言えるだろう。それもそのはず、この展望台は、周囲に遮るものがなく眺望は良いのだが、海岸からあまりに離れているのである。漁船が停泊する漁港の向こうにオホーツク海がわずかに見える程度なのである。なぜここに立地したのかは定かではない。


とはいえ、オホーツク海は見えるので、冬に流氷が全く見れないわけではない。展望台ならではの、沖合に流氷がある様子さえも見ることができるかもしれない。もちろん接岸していれば、一面流氷で覆われた”白い海”も見られる。特にオススメは夕陽の時刻。流氷とオホーツク海と夕陽というコラボレーションは必見である。さらには、漁港の漁船が出港する様子も間近で見ることができるはずである。隣接するオホーツク湧鮮館では新鮮な海産物もゲットできる。

あまりメジャーではないので観光ガイドに載ることすら少ないが、流氷が間近で見られるという表記がなされているものがあるので、注意が必要だ。付近を通ってちょっと時間が空いた時に行ってみるのはどうだろうか。