「星野リゾート トマム」雲海テラスがリニューアル!景観も収容人数もアップ

上川管内占冠村トマムの「星野リゾート トマム」の名物、雲海テラスが2021年8月4日、リニューアルしました。オープン直後にメディア向けにオンラインツアーが開催され、その全貌が明らかになりました。(トップ画像提供:星野リゾート)

15周年を迎えた「雲海テラス」の歩み

雲海テラスから見る太平洋産雲海(提供:星野リゾート)

標高1,088メートルから絶景を眺めることができる雲海テラスは、2005年に営業開始しました。15年の歩みについて、雲海テラス誕生時から運営に携わっている雲海仙人、鈴木和仁さんはこう振り返ります。

「日常的にスタッフがゴンドラ整備の時に雲海を見ていたが、その素晴らしい雲海をお客さまに見ていただこうと始まった。2005年に初めて砂利の上でピクニックテーブルと椅子で営業を開始した(山のテラス)。2006年に本格的に雲海テラスとして営業開始し、2008年に港デッキが完成し、その後も様々な展望スポットができた」

雲海仙人、鈴木和仁さん (提供:星野リゾート)

当初は、ゴンドラ山頂駅に併設された展望デッキの一カ所のみでしたが、山全体を散策して様々な角度から景色を楽しんでほしいとの考えで、「Cloud9計画」をスタート。

9つの展望スポットのうち、「Cloud Walk(クラウドウォーク)」(2015年)「Sky Wedge(スカイウェッジ)」(2016年)「Contour Bench(コンターベンチ)」「Cloud Pool(クラウドプール)」(2017年)「Cloud Bed(クラウドベッド))」(2018年)「Cloud Bar(クラウドバー)」(2019年)の6つが2021年までに完成しました。

15年前の来場者数は約900人でしたが、現在は年間約7万人が訪れる人気スポットに成長しました。2020年には累計来場者が120万人を突破しています。

「雲海テラス」リニューアルのポイント

15周年の節目にリニューアルしたのは、ゴンドラ山頂駅に隣接する展望デッキ。展望デッキのリニューアルだけでなく、カフェも新たに設置されました。

雲海テラスマップ(提供:星野リゾート)

高さ12メートル・3階建ての展望デッキに

リニューアルした3階建ての展望デッキ

2021年8月4日にリニューアルされたのは、ゴンドラ山頂駅に隣接する展望デッキ。高さ約12メートル、3階建ての展望デッキになったので、今までよりも目線が高くなって雲海や山々の絶景が見やすくなりました。また、収容人数が5倍となり、約900人が絶景を眺められるのもポイントです。

空中にせり出すメイン展望デッキ(提供:星野リゾート)

1階にある空中にせり出すメイン展望デッキは、長さ約10メートルもせり出しており、地上から7メートルの高さ。まるで空に浮かんでいるかのような体験ができます。広さは320平方メートルで、従来の2倍ほどの広さになりました。

展望デッキ最上階(提供:星野リゾート)

2階は屋根のあるソファスペースで、絶景を目の前にゆっくりとくつろぐことができます。高さ12メートルの最上階からは遠くまで広がる雲海、日高山脈、正面に朝日が見えるなど、高さによって見え方が異なるので、お気に入りの場所を見つけるのがオススメです。

雲カフェで雲ソフトをいただこう

雲カフェのラインナップ(提供:星野リゾート)

今回のリニューアルに合わせて、メインデッキ直結の屋内カフェ「雲Cafe」が誕生しました。全面ガラス張りなので、屋内にいながら雲海や山々をゆっくり楽しめるのが特徴です。

カフェメニューの中でも一押しは「雲ソフト」。もくもくの雲をイメージして作られたソフトクリームです。このほか、「雲マカロン」(レモン味とバニラ味)、牛乳とバタフライピーティーの二層構造で青い空と白い雲海をイメージした「雲海オレ」、雲海のマシュマロを添えた「雲海コーヒー」、綿あめでふわふわな雲を表現した「雲海ソーダ」など、雲海にちなむメニューが充実しています。

リニューアル当日にはセレモニーを開催。セレモニー限定ノンアルコールドリンク「雲海スパークリング」がふるまわれました。

リニューアルオープンセレモニー(提供:星野リゾート)
セレモニー限定ノンアルコールドリンク「雲海スパークリング」 (提供:星野リゾート)

なお、宿泊施設には1部屋、雲スイートルームがあります。自然の中を歩きリフレッシュできる雲海パワーウォークのほか、夜から早朝まで貸し切りできる雲海テラスキャンプのサービスも提供しています。