いよいよ近づいてきた夏本番。北海道では夏の期間が短いですが、だからこそめいっぱい楽しみたいものです。
もし夏の予定をまだ何も立てていないなら、中頓別町の「そうや自然学校」はいかがでしょう。雄大な自然の中、さまざまな体験を通して遊び、学ぶことができます。そしてなんと、夜は小学校の元校舎で寝泊まりできるというオマケ付き。子どもはもちろん、大人だってはしゃいじゃうこと間違いなし、です。(トップ写真は、スタッフで神奈川県出身の加藤志保美さんと、名寄市出身の北川直樹さん)
さまざまな自然体験の一部をご紹介
▼中頓別町のそうや自然学校
そうや自然学校は、その恵まれた立地を活かして、都会ではなかなか味わうことのできない自然体験を提供してくれる施設です。自然体験とひと言で言っても、その内容は季節などによってさまざま。どんなことができるのか、まずは簡単にご紹介していきましょう。
▼リバーカヌー(写真提供:そうや自然学校)
オホーツク海に注ぐ頓別川の、静かなせせらぎ。リバーカヌーでは、その中をゆったりと流れに乗って下っていきます。6月16日から10月上旬まで実施中です。(※2018年の予定)
▼砂金掘り(写真提供:そうや自然学校)
明治時代、ゴールドラッシュに湧いた中頓別町。砂金掘りでは、今でも砂金の採れる秘密の場所をガイドが案内してくれます。目指せ、一攫千金! 7月7日から9月下旬まで実施中です。(※2018年の予定)
▼スノーシュー体験(写真提供:そうや自然学校)
冬の自然体験も、夏とは違った楽しさがあります。スノーシューを履いて雪深い中を歩くアクティビティはいかがでしょう。ガイドに雪の世界で暮らす動物や冬の間の植物などについて教えてもらいながら、壮大な自然の中を歩いて行くのもいい体験です。
▼鍾乳洞内の氷の芸術
また、スノーシューで中頓別鍾乳洞へと向かうコースもあります。以前、北海道ファンマガジンでも取材させてもらいました。目的地の中頓別鍾乳洞は、冬の間、内部が巨大な氷柱や氷筍に覆われています。ライトアップされたその光景は、幻想的で溜め息が出ます。1~3月頃の実施予定です。
▼バードコール創作体験
そうや自然学校で年間を通して実施されているのが、バードコール創作体験です。5~11月はピンネシリ岳登山口付近にある学習林で、それ以外の積雪期は学校内でバードコールを作成します。
▼実際に作成するバードコールがこれ
バードコールができあがったら、ピンネシリ岳登山道を散策。積雪期は、スノーシューを履きます。
小学校の教室で就寝!?
自然体験は日帰りでも可能ですが、せっかくなら宿泊体験を選びたいところ。なにしろ宿泊するのは、小学校の元校舎だったというそうや自然学校内なのです。
▼大自然の中に建つそうや自然学校
内装もほとんど校舎時代のまま残されているので、本当に小学校に寝泊まりする気分が味わえます。
▼小学校だった頃の名残りの黒板が
全3部屋ある10人部屋の宿泊室は、黒板も残る元教室。写真の右側に布団が積まれているのが、むしろ違和感ありです。
▼実際に寝てみるとこんな感じ
家族で訪れても、友だち同士で訪れても、これはテンションが上がるはず。
▼広くてきれいな体育館
小学校だったのだから、もちろん体育館だってあります。バスケットボールもゴールもあるので、元気があり余っている人は、もうひと汗かいてみてはいかがでしょう。
▼スタッフの加藤さんが実演
また、施設ではテントや寝袋も貸し出してくれます。体育館でテント張りのレクチャーを受けて、ひとときのキャンプっぽい気分を味わってみることもできます。
▼調理室も使用可能
宿泊の際は、調理室も使用可能です。調理台、シンク、コンロが複数あって、なんだか家庭科の授業っぽい雰囲気が味わえそうです。
▼食堂兼談話室
作った料理は、食堂兼談話室に運んで食べましょう。最大40名ほどの利用が可能な場所なので、ここでイベントや会議、セミナーなどが行われることも。
▼近くにはピンネシリ温泉も
自炊が面倒くさいという人は、徒歩5分ほどの場所にあるピンネシリ温泉で食事をすることも可能です。
▼自然体験後の温泉は格別!
そうや自然学校には洗面、シャワー室もありますが、ピンネシリ温泉に入ってゆっくり疲れを取るのもいいかもしれません。
お楽しみが盛りだくさんのそうや自然学校。気になるアクティビティは見つかりましたか? 宿泊体験料は体験内容や人数などによって変わりますので、詳しいことは公式サイトなどで確認してください。ちなみに合宿体験料は驚くほどリーズナブルなので、要チェックですよ。笑顔の素敵なスタッフやガイドと共に、この夏の思い出を中頓別でつくってみてはいかがでしょうか。